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公開番号
2025147449
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024047703
出願日
2024-03-25
発明の名称
半導体装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H10D
84/85 20250101AFI20250930BHJP()
要約
【課題】負電位の作用を受けずにダイオードを動作させる半導体装置等の提供。
【解決手段】半導体装置1は、グランド電位が供給されるP型基板10と、第1PN接合型ダイオードD1と、第1P型ウェル31と、第1N型ウェルと21と、回路素子用N型ウェル40と、を含む。第1P型ウェル31は、第1PN接合型ダイオードD1が設けられ、第1PN接合型ダイオードD1のカソードが配線層を介して接続される。第1N型ウェル21は、P型基板10に設けられ、かつ、第1P型ウェル31が設けられ、第1定電位が供給される。回路素子用N型ウェル40は、P型基板10に設けられ、グランド電位より低い負電位が供給される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
グランド電位が供給されるP型基板と、
第1PN接合型ダイオードと、
前記第1PN接合型ダイオードが設けられ、前記第1PN接合型ダイオードのカソードが配線層を介して接続される第1P型ウェルと、
前記P型基板に設けられ、かつ、前記第1P型ウェルが設けられ、第1定電位が供給される第1N型ウェルと、
前記P型基板に設けられ、前記グランド電位より低い負電位が供給される回路素子用N型ウェルと、
を含むことを特徴とする半導体装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された半導体装置において、
前記第1定電位は、
前記第1PN接合型ダイオードの前記カソードの電位である第1カソード電位以上の電位であることを特徴とする半導体装置。
【請求項3】
請求項1に記載された半導体装置において、
前記回路素子用N型ウェルは、
N型DMOSトランジスターのドレイン領域が設けられるN型ウェルであることを特徴とする半導体装置。
【請求項4】
請求項3に記載された半導体装置において、
前記負電位は、
前記N型DMOSトランジスターのドレインに接続されるインダクターのディケイ電流によって設定される電位であることを特徴とする半導体装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載された半導体装置において、
前記第1PN接合型ダイオードは、
温度センサー回路に用いられるダイオードであることを特徴とする半導体装置。
【請求項6】
請求項5に記載された半導体装置において、
前記温度センサー回路は、
第1ノードとグランドノードとの間に設けられる前記第1PN接合型ダイオードと、
第1ノードに電流を供給する電流源と、
第1ノードが第1端子に接続され、第2端子に閾値電圧が入力されるコンパレーターと、
を含むことを特徴とする半導体装置。
【請求項7】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載された半導体装置において、
前記第1PN接合型ダイオードは、
基準電圧生成回路に用いられるダイオードであることを特徴とする半導体装置。
【請求項8】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載された半導体装置において、
前記第1PN接合型ダイオードは、
前記第1P型ウェルに設けられるダイオード用N型ウェルと、
前記ダイオード用N型ウェルに設けられ、前記カソードに対応するN型領域と、
前記ダイオード用N型ウェルに設けられ、アノードに対応するP型領域と、
を含むことを特徴とする半導体装置。
【請求項9】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載された半導体装置において、
前記第1PN接合型ダイオードに直列接続される第2PN接合型ダイオードと、
前記第2PN接合型ダイオードが設けられ、前記第2PN接合型ダイオードの前記カソードが前記配線層を介して接続される第2P型ウェルと、
を含み、
前記第1N型ウェルには、前記第1PN接合型ダイオードが設けられた前記第1P型ウェル、及び前記第2PN接合型ダイオードが設けられた前記第2P型ウェルが設けられ、
前記第1N型ウェルに供給される前記第1定電位は、前記第1PN接合型ダイオードの前記カソードの電位である第1カソード電位以上の電位であり、かつ、前記第2PN接合型ダイオードの前記カソードの電位である第2カソード電位以上の電位であることを特徴とする半導体装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置等に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、半導体基板上にP型領域、N型領域を形成することによりダイオード、トランジスターとして機能させる半導体装置が知られている。特許文献1には、負電位が発生したときにMOSトランジスターのラッチアップ現象の発生を防止するために、電源電位が印加されたNウェル、接地されたPウェル等でダイオードの周囲を囲う手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-055844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の手法は、ICチップの設計の自由度の低下を抑制しつつ、ラッチアップ現象を防止することまでは考慮されていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、グランド電位が供給されるP型基板と、第1PN接合型ダイオードと、前記第1PN接合型ダイオードが設けられ、前記第1PN接合型ダイオードのカソードが配線層を介して接続される第1P型ウェルと、前記P型基板に設けられ、前記第1P型ウェルが設けられ、第1定電位が供給される第1N型ウェルと、前記P型基板に設けられ、前記グランド電位より低い負電位が供給される回路素子用N型ウェルと、を含む半導体装置に関係する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態の半導体装置の例を説明する基板断面図。
第1PN接合型ダイオードをより詳細に説明する図。
本実施形態の作用の例を説明する図。
本実施形態の効果の例を説明する図。
温度センサー回路の例を説明する図。
所定電圧と閾値電圧の温度依存性を説明する図。
本実施形態の半導体装置の別の例を説明する基板断面図。
本実施形態の半導体装置の別の例を説明する基板断面図。
本実施形態の半導体装置に係るHブリッジ回路の例を説明する図。
Hブリッジ回路のチョッピング動作の例を説明する図。
Hブリッジ回路のチョッピング動作の別の例を説明する図。
デッドタイムに生じる電流経路を説明する図。
比較例における温度センサー回路の動作を説明する図。
基準電圧生成回路の例を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
【0008】
図1は、本実施形態の半導体装置1の基板の断面を概念的に例示した図である。本実施形態の半導体装置1に係る基板とは、ボロン等の不純物を含むシリコン基板であるP型基板10であり、各種素子を形成するための下地基板としての役割を果たし、P型領域10-Pを介してグランドと接続される。つまり、本実施形態の半導体装置1において、P型基板10にはグランド電位が供給される。また、図1は、説明の便宜上、いわゆるフロントエンドプロセスが終了した時点の断面図を主に示しており、いわゆるバックエンドプロセスで形成される配線層、絶縁層等の図示を適宜省略している。後述する図7、図8、図10、図11、図12についても同様である。
【0009】
P型基板10の上には第1N型ウェル21と回路素子用N型ウェル40とが形成される。なおウェルとは、不純物が注入された領域であって、回路素子または他のウェルの下に設けられた領域をいう。本実施形態のウェルは例えばイオン注入法等によってN型不純物またはP型不純物を注入し、所定の条件下で熱拡散する、いわゆる埋め込み拡散層により実現されるものであってもよいし、気相成長法によって形成される、いわゆるエピタキシャル層により実現されるものであってもよい。
【0010】
図1において、回路素子用N型ウェル40には、素子として機能するように、P型領域とN型領域が形成される。例えば図1に示す例では、回路素子用N型ウェル40にN型領域40-Nと所定P型ウェル50が形成され、所定P型ウェル50にはP型領域50-PとN型領域50-Nが形成される。P型領域50-Pは所定P型ウェル50の電位を取るために設けられる。N型領域50-Nは、グランド電位と同電位になるように設定される。そしてA1に示すゲートに正極性の電位を印加することによって、所定P型ウェル50にN型チャネルが形成され、N型領域50-NとN型領域40-Nとの間にゲート電位に応じたレベルの電流が流れる。これにより、図1の回路素子用N型ウェル40には、N型領域50-Nをソース、N型領域40-NをドレインとするN型のMOSトランジスターとして機能する素子が形成される。なお、後述するように、回路素子用N型ウェル40に形成されるトランジスターとして、より具体的にはDMOS(Double-diffused Metal-Oxide-Semiconductor)等を挙げているが、周知な手法を幅広く採用できるため、より具体的な構造の図示を省略している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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