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公開番号2025147655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024048010
出願日2024-03-25
発明の名称水切り装置、その設置方法、およびその設置方法に使用される位置決め治具とフック
出願人八千代エンジニヤリング株式会社,株式会社栗本鐵工所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E01D 19/08 20060101AFI20250930BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】コンクリート建造物の新設時に水切り装置を容易に設置できるようにする。
【解決手段】水切り装置1の構成として、コンクリート建造物2に埋設される部分に引掛り部11aを有する水切り部材11と、その引掛り部11aと係合する被係合部13を有するフック12とを備え、水切り部材11とフック12は、その引掛り部11aと被係合部13とが非直交状態で交差して係合することにより互いに固定されるものを採用し、コンクリート建造物2を新設する際に、水切り部材11の一部をコンクリート建造物2の表面から突出させ、水切り部材11の引掛り部11aとフック12の被係合部13とを係合させてコンクリート建造物2に埋設する状態でコンクリート3を打設することにより、その打設作業と同時に水切り装置1を容易に設置できるようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コンクリート建造物の表面部に設けられ、前記コンクリート建造物の表面に沿う水の流れを遮断する水切り装置において、
前記コンクリート建造物の表面から一部が突出する状態で設けられ、前記コンクリート建造物に埋設される部分に引掛り部を有する水切り部材と、前記コンクリート建造物に埋設され、前記水切り部材の引掛り部と係合する被係合部を有するフックとを備え、
前記水切り部材と前記フックは、前記引掛り部と前記被係合部とが非直交状態で交差して係合することにより互いに固定されるものであることを特徴とする水切り装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記水切り部材の引掛り部と前記フックの被係合部との係合は、前記被係合部に形成された係合溝に前記引掛り部を挿入した状態で前記フックを回動させて、前記係合溝の両縁部を前記引掛り部に当接させることによって行われることを特徴とする請求項1に記載の水切り装置。
【請求項3】
前記水切り部材は、前記コンクリート建造物の表面から突出する部分の根元部が前記水の流れと交差する方向に延びる板状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の水切り装置。
【請求項4】
前記フックに、前記引掛り部に前記被係合部が係合した状態で前記水切り部材を高さ方向に位置決めする位置決め部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の水切り装置。
【請求項5】
コンクリート建造物の表面部に設けられ、前記コンクリート建造物の表面に沿う水の流れを遮断する水切り装置において、
前記コンクリート建造物の表面から一部が突出する状態で設けられ、前記コンクリート建造物に埋設される部分に引掛り部を有する水切り部材を備え、
前記水切り部材は、前記コンクリート建造物の表面から突出する部分の根元部が前記水の流れと交差する方向に延びる板状に形成されていることを特徴とする水切り装置。
【請求項6】
前記コンクリート建造物に埋設され、前記水切り部材の引掛り部と係合する被係合部を有するフックをさらに備え、前記フックに、前記引掛り部に前記被係合部が係合した状態で前記水切り部材を高さ方向に位置決めする位置決め部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の水切り装置。
【請求項7】
請求項1乃至3又は5のいずれかに記載の水切り装置の設置方法において、
前記コンクリート建造物を新設する際に、コンクリート打設用の型枠を前記水切り部材の高さ方向中央部を挟むように配置し、前記水切り部材の引掛り部と前記型枠の間に位置決め治具を挿入して水切り部材を高さ方向に位置決めした後、コンクリートを打設することを特徴とする水切り装置の設置方法。
【請求項8】
請求項1乃至3のいずれかに記載の水切り装置の設置方法において、
前記コンクリート建造物を新設する際に、コンクリート打設用の型枠を前記水切り部材の高さ方向中央部を挟むように配置し、前記水切り部材の引掛り部と前記型枠の間に位置決め治具を挿入して水切り部材を高さ方向に位置決めした状態で、前記引掛り部と前記フックの被係合部を係合させた後、コンクリートを打設することを特徴とする水切り装置の設置方法。
【請求項9】
前記フックが前記位置決め治具として兼用されることを特徴とする請求項8に記載の水切り装置の設置方法。
【請求項10】
請求項7に記載の水切り装置の設置方法で使用される位置決め治具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート建造物の側面や下向き面をつたう水の流れを遮断する水切り装置と、その水切り装置の設置方法、およびその水切り装置の設置方法に使用される位置決め治具とフックに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
橋梁等のコンクリート建造物では、雨天時に雨水が側面から下向き面をつたって流れると、コンクリート表面に汚れが付着して美観が損なわれることがある。また、寒冷地に設置されているコンクリート建造物の場合、コンクリート表面に付着した水が凍結と融解を繰り返すことにより、表面層が劣化して剥落するおそれがある。また、コンクリート製の床版部を鋼製の橋脚部で支持している橋梁は、床版部から橋脚部につたわる雨水によって橋脚部が腐食するおそれがある。
【0003】
このため、上記のようなコンクリート建造物の側面や下向き面には、その面をつたう水の流れを遮断する水切り装置が設置されることがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
特許文献1に開示されている水切り装置は、橋梁のコンクリート製床版部の下向き面に雌ネジ部材を埋め込み、その雌ネジ部材にL字状の水切り部材を貫通する取付ボルトをねじ込むことにより、水切り部材を床版部の下向き面に取り付けるようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-13327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、既設の橋梁に取り付けるタイプの水切り装置は、上記特許文献1のもののように容易にかつ確実に施工できるものが多くあるが、橋梁新設時に取り付けるタイプの水切り装置には、そのようなものがあまりみられない。
【0007】
そこで、本発明は、コンクリート建造物の新設時に水切り装置を容易に設置できるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は、コンクリート建造物の表面部に設けられ、前記コンクリート建造物の表面に沿う水の流れを遮断する水切り装置において、前記コンクリート建造物の表面から一部が突出する状態で設けられ、前記コンクリート建造物に埋設される部分に引掛り部を有する水切り部材と、前記コンクリート建造物に埋設され、前記水切り部材の引掛り部と係合する被係合部を有するフックとを備え、前記水切り部材と前記フックは、前記引掛り部と前記被係合部とが非直交状態で交差して係合することにより互いに固定されるものである構成(構成1)を採用した。
【0009】
上記構成1の水切り装置は、コンクリート建造物の新設時に、水切り部材の一部がコンクリート建造物の表面から突出し、水切り部材の引掛り部がフックに固定された状態で埋設されるようにコンクリート打設を行うことにより、容易に設置することができる。
【0010】
上記構成1において、前記水切り部材の引掛り部と前記フックの被係合部との係合は、前記被係合部に形成された係合溝に前記引掛り部を挿入した状態で前記フックを回動させて、前記係合溝の両縁部を前記引掛り部に当接させることによって行われるようにすることが望ましい(構成2)。このようにすれば、水切り部材とフックを簡単に固定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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