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公開番号
2025148244
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2025011850
出願日
2025-01-28
発明の名称
アミノ酸定量用試験紙
出願人
東洋濾紙株式会社
,
味の素株式会社
代理人
弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
主分類
G01N
33/52 20060101AFI20250930BHJP(測定;試験)
要約
【課題】呈色の保存安定性が優れたアミノ酸定量用試験紙を提供する。
【解決手段】本発明の試験紙は、被検試料中のアミノ酸の濃度を比色法により定量するための試験紙であって、液体浸透性の担体を含み、前記担体に、前記アミノ酸の脱水素反応を触媒する脱水素酵素、補酵素、電子メディエーター、還元系発色試薬、および安定化剤が担持されていることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
被検試料中におけるアミノ酸の濃度を比色法により定量するための試験紙であって、
液体浸透性の担体を含み、前記担体に、前記アミノ酸の脱水素反応を触媒する脱水素酵素、補酵素、電子メディエーター、還元系発色試薬、および安定化剤が担持されていることを特徴とする試験紙。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記安定化剤は、多糖類である請求項1記載の試験紙。
【請求項3】
前記多糖類は、スクロースおよびトレハロースから選択される請求項2記載の試験紙。
【請求項4】
前記安定化剤の担持量は、11000~110000g/m
3
である請求項1記載の試験紙。
【請求項5】
前記脱水素酵素は、L-アラニンデヒドロゲナーゼ、L-ロイシンデヒドロゲナーゼ、L-トレオニンデヒドロゲナーゼ、またはL-リジンデヒドロゲナーゼである請求項1記載の試験紙。
【請求項6】
前記L-アラニンデヒドロゲナーゼの担持量は、5300~49000kU/m
3
である請求項5記載の試験紙。
【請求項7】
前記L-ロイシンデヒドロゲナーゼの担持量は、3300~33000kU/m
3
である請求項5記載の試験紙。
【請求項8】
前記L-トレオニンデヒドロゲナーゼの担持量は、4000~40000kU/m
3
である請求項5記載の試験紙。
【請求項9】
前記L-リジンデヒドロゲナーゼの担持量は、133~1330kU/m
3
である請求項5記載の試験紙。
【請求項10】
前記補酵素は、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドである請求項1記載の試験紙。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アミノ酸定量用試験紙に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
脱水素酵素反応を用いて呈色によりアミノ酸を定量する方法は、溶液法として知られている(例えば、特許文献1参照)。また、イノシン酸定量用試験紙として、脱水素酵素反応を用いた試験紙が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平08-242889号公報
特開平01-256397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
既存の方法で作製されたアミノ酸定量用試験紙は、呈色の保存安定性が低いため、長期間にわたって安定した呈色を維持できるアミノ酸定量用試験紙が求められていた。
そこで本発明は、呈色の保存安定性が優れたアミノ酸定量用試験紙を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の目的を達成するため、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、脱水素酵素反応を用いた試験紙における担体に、安定化剤を担持させることによって、呈色の保存安定性が優れた試験紙が得られることを見出した。
【0006】
すなわち、本発明は、被検試料中のアミノの酸濃度を比色法により定量するための試験紙であって、液体浸透性の担体を含み、前記担体に、前記アミノ酸の脱水素反応を触媒する脱水素酵素、補酵素、電子メディエーター、還元系発色試薬、および安定化剤が担持されていることを特徴とする試験紙である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、呈色の保存安定性が優れたアミノ酸定量用試験紙を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の試験紙は、被検試料中のアミノ酸の濃度を比色法により定量するために用いられる。被検試料としては、アミノ酸を含有すると疑われる試料である限り特に限定されず、例えば、生体由来試料(尿、血液、唾液、涙、汗、細胞間質液など)、食飲料品(食品、飲料、野菜、果物、加工食品、料理、精肉など)、調味料、培地、排水、河川水、地下水、海水、土壌、および肥料などが挙げられる。被検試料中のアミノ酸は、1mM未満の低濃度であっても、1mM以上の高濃度であってもよい。アミノ酸としては、アラニン(Ala)、分枝鎖アミノ酸(BCAA)、トレオニン(Thr)、およびリジン(Lys)等が挙げられる。なお、被検試料中には、アスコルビン酸(AsA)が含まれていてもよい。
【0009】
本発明のアミノ酸定量用試験紙においては、脱水素酵素、補酵素、電子メディエーターおよび還元系発色試薬とともに、安定化剤が液体浸透性の担体に担持されている。液体浸透性の担体としては、セルロース、ガラス繊維等からなる濾紙や多孔質膜等を用いることができる。担体の形状や大きさは特に限定されず、任意の形状で任意の大きさとすることができ、例えば、5mm×5mm×1mmの小片状のセルロース繊維製濾紙が挙げられる。
【0010】
脱水素酵素は、測定対象となるアミノ酸の脱水素反応を触媒するものであり、アミノ酸の種類に応じて選択することができる。測定対象がアラニンの場合にはL-アラニンデヒドロゲナーゼを用いる。L-アラニンデヒドロゲナーゼの担持量は、5300~49000kU/m
3
が好ましく、11000~21000kU/m
3
がより好ましい。測定対象がBCAAの一種であるロイシンの場合には、脱水素酵素としてL-ロイシンデヒドロゲナーゼを用いる。L-ロイシンデヒドロゲナーゼの担持量は、3300~33000kU/m
3
が好ましく、6700~13000kU/m
3
がより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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