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公開番号2025149530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024050242
出願日2024-03-26
発明の名称画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G09G 5/37 20060101AFI20251001BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】画像をスクリーンに投影する際に、投影する画像のエッジが不鮮明になることを抑制する。
【解決手段】画像処理装置10は、ワーピングテーブル12を用いて、取得した画像信号に対して歪み補正を行う歪み補正部13と、歪み補正信号に対して、エッジを強調させる処理を行う強調処理部14と、歪み補正信号に対して、エッジを平滑化させる処理を行う平滑化処理部15と、エッジ平滑化信号と、エッジ強調信号及び歪み補正信号の少なくとも一方と、ワーピングテーブル12とに基づいて、画像信号のエッジの強調レベルを調整するレベル調整部16と、強調レベルが調整された画像信号を出力する画像出力部17と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像信号をスクリーンに投影する際に発生する歪みを補正するためのテーブル情報であるワーピングテーブルを用いて、取得した画像信号に対して歪み補正を行う歪み補正部と、
歪み補正された前記画像信号である歪み補正信号に対して、エッジを強調させる処理を行う強調処理部と、
前記歪み補正信号に対して、エッジを平滑化させる処理を行う平滑化処理部と、
エッジが平滑化処理された前記画像信号であるエッジ平滑化信号と、エッジが強調処理された前記画像信号であるエッジ強調信号及び前記歪み補正信号の少なくとも一方と、前記ワーピングテーブルとに基づいて、前記画像信号のエッジの強調レベルを調整するレベル調整部と、
強調レベルが調整された前記画像信号を出力する画像出力部と、
を備えた画像処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記強調処理部は、水平方向及び垂直方向にフィルタ係数を有するエッジ抽出フィルタ又は鮮鋭化フィルタを用いて、前記歪み補正信号のエッジを強調させる処理を行い、
前記平滑化処理部は、水平方向及び垂直方向にフィルタ係数を有するエッジ平滑化フィルタを用いて、前記歪み補正信号のエッジを平滑化させる処理を行う、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記エッジ抽出フィルタ又は前記鮮鋭化フィルタの前記フィルタ係数は、予め設定されたフィルタ係数であり、
前記エッジ平滑化フィルタの前記フィルタ係数は、予め設定されたフィルタ係数である、
請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記エッジ抽出フィルタ又は前記鮮鋭化フィルタの前記フィルタ係数、及び、前記エッジ平滑化フィルタの前記フィルタ係数を調整可能な係数調整部を更に備え、
前記エッジ抽出フィルタ又は前記鮮鋭化フィルタの前記フィルタ係数は、前記係数調整部により調整されたフィルタ係数であり、
前記エッジ平滑化フィルタの前記フィルタ係数は、前記係数調整部により調整されたフィルタ係数である、
請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記レベル調整部は、
前記ワーピングテーブルから歪み補正の前後における前記ワーピングテーブルの変化量を算出する変化量算出部と、
前記ワーピングテーブルの変化量に応じて、前記エッジ平滑化信号と、前記エッジ強調信号及び前記歪み補正信号の少なくとも一方と、を合成する割合を決定する信号合成部と、
を更に含む、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記変化量算出部による前記ワーピングテーブルの変化量の算出は、出力画素単位又は出力画像単位である、
請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
画像処理装置が、
画像信号をスクリーンに投影する際に発生する歪みを補正するためのテーブル情報であるワーピングテーブルを用いて、取得した画像信号に対して歪み補正を行い、
歪み補正された前記画像信号である歪み補正信号に対して、エッジを強調させる処理を行い、
前記歪み補正信号に対して、エッジを平滑化させる処理を行い、
エッジが平滑化処理された前記画像信号であるエッジ平滑化信号と、エッジが強調処理された前記画像信号であるエッジ強調信号及び前記歪み補正信号の少なくとも一方と、前記ワーピングテーブルとに基づいて、前記画像信号のエッジの強調レベルを調整し、
強調レベルが調整された前記画像信号を出力する、
処理を行う画像処理方法。
【請求項8】
画像信号をスクリーンに投影する際に発生する歪みを補正するためのテーブル情報であるワーピングテーブルを用いて、取得した画像信号に対して歪み補正を行い、
歪み補正された前記画像信号である歪み補正信号に対して、エッジを強調させる処理を行い、
前記歪み補正信号に対して、エッジを平滑化させる処理を行い、
エッジが平滑化処理された前記画像信号であるエッジ平滑化信号と、エッジが強調処理された前記画像信号であるエッジ強調信号及び前記歪み補正信号の少なくとも一方と、前記ワーピングテーブルとに基づいて、前記画像信号のエッジの強調レベルを調整し、
強調レベルが調整された前記画像信号を出力する、
処理をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
スクリーンに画像を照射し、乗員に視認させる技術の一つとしてHUD(Head Up Display:ヘッドアップディスプレイ)が知られている。HUDでは、表示器から照射した画像(光)をスクリーンに合わせて歪ませた鏡(拡大ミラー)に反射させ、表示を行う。また、スクリーン(ウインドシールド)の歪みの補正は、鏡(拡大ミラー)だけでは対応できないため、画像生成時にも画像を歪ませる機能が求められる。
【0003】
HUDでは、拡大ミラーに反射させるとき、あるいは、画像補正を行うときに、画像のエッジがぼやけてしまうことがある。HUDでは画像が一般的なディスプレイよりもぼやけてしまうため、エッジがぼやけるとメリハリのないぼやけた画像になってしまう。そのため、エッジを強調させる処理を行う場合がある。
【0004】
エッジを強調させる処理に関し、例えば、特許文献1には、画像信号を文字領域とその他の領域とに分離し、各領域についてエッジ平滑化処理とエッジ強調処理とを文字の有無で切り替える画像処理装置が記載されている。
【0005】
また、図11に示すように、従来のHUDに用いられる画像処理装置は、制御部、ワーピングテーブル、歪み補正部、強調処理部、及び画像出力部を備えている。ワーピングテーブルは、制御部によりスクリーンに合わせて予め生成される。歪み補正部は、取得した画像信号に対して、ワーピングテーブルを用いて歪み補正を行う。強調処理部は、歪み補正後の画像信号に対して、エッジ強調処理を行う。画像出力部は、エッジ強調処理後の画像信号をスクリーンに投影して表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-262079号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述の図11に示す従来技術では、図12に示すように、歪み補正後の画像をスクリーンに投影する際に、投影する画像が光学的に拡大されてしまう。このため、投影する画像に、にじみ、つぶれ等が発生し、画像のエッジが不鮮明になる場合がある。
【0008】
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、画像をスクリーンに投影する際に、投影する画像のエッジが不鮮明になることを抑制することができる画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、画像信号をスクリーンに投影する際に発生する歪みを補正するためのテーブル情報であるワーピングテーブルを用いて、取得した画像信号に対して歪み補正を行う歪み補正部と、歪み補正された前記画像信号である歪み補正信号に対して、エッジを強調させる処理を行う強調処理部と、前記歪み補正信号に対して、エッジを平滑化させる処理を行う平滑化処理部と、エッジが平滑化処理された前記画像信号であるエッジ平滑化信号と、エッジが強調処理された前記画像信号であるエッジ強調信号及び前記歪み補正信号の少なくとも一方と、前記ワーピングテーブルとに基づいて、前記画像信号のエッジの強調レベルを調整するレベル調整部と、強調レベルが調整された前記画像信号を出力する画像出力部と、を備える。
【0010】
本発明に係る画像処理方法は、画像処理装置が、画像信号をスクリーンに投影する際に発生する歪みを補正するためのテーブル情報であるワーピングテーブルを用いて、取得した画像信号に対して歪み補正を行い、歪み補正された前記画像信号である歪み補正信号に対して、エッジを強調させる処理を行い、前記歪み補正信号に対して、エッジを平滑化させる処理を行い、エッジが平滑化処理された前記画像信号であるエッジ平滑化信号と、エッジが強調処理された前記画像信号であるエッジ強調信号及び前記歪み補正信号の少なくとも一方と、前記ワーピングテーブルとに基づいて、前記画像信号のエッジの強調レベルを調整し、強調レベルが調整された前記画像信号を出力する、処理を行う。
(【0011】以降は省略されています)

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