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公開番号
2025150268
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024051073
出願日
2024-03-27
発明の名称
記録方法及び記録装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20251002BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】画質(埋まり・ピンホール、濃淡ムラ)が良好で、目詰まりを生じにくい記録方法を提供する。
【解決手段】凝集剤を含有する処理液を記録媒体に付着させる処理液付着工程と、インク組成物をインクジェットヘッドから吐出して記録媒体に付着させるインク付着工程と、処理液付着工程及びインク付着工程を行なった記録媒体を、加熱機構に搬送する搬送工程と、搬送工程により搬送された記録媒体を、加熱機構で加熱する加熱工程と、を有し、インク組成物は色材を含有する水系のインク組成物であり、インク付着工程は、記録媒体支持部に支持される記録媒体に対して行い、記録媒体支持部は、記録媒体支持部に支持される記録媒体を伝導式で加熱するための装置を有さず、加熱機構は、記録媒体支持部に支持される記録媒体の前記インク組成物の付着が可能な領域から前記インクジェットヘッドと反対側の延直方向に延びる空間に位置する部分を有し、記録媒体支持部に支持されインク付着工程を受ける記録媒体の表面温度が27℃以上38℃以下である、記録方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
凝集剤を含有する処理液を記録媒体に付着させる処理液付着工程と、
インク組成物をインクジェットヘッドから吐出して記録媒体に付着させるインク付着工程と、
前記処理液付着工程及び前記インク付着工程を行なった記録媒体を、加熱機構に搬送する搬送工程と、
前記搬送工程により搬送された記録媒体を、前記加熱機構で加熱する加熱工程と、
を有し、
前記インク組成物は色材を含有する水系のインク組成物であり、
前記インク付着工程は、記録媒体支持部に支持される記録媒体に対して行い、
前記記録媒体支持部は、該記録媒体支持部に支持される記録媒体を伝導式で加熱するための装置を有さず、
前記加熱機構は、前記記録媒体支持部に支持される記録媒体の前記インク組成物の付着が可能な領域から前記インクジェットヘッドと反対側の延直方向に延びる空間に位置する部分を有し、
前記記録媒体支持部に支持され前記インク付着工程を受ける記録媒体の表面温度が27℃以上38℃以下である、記録方法。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記記録媒体支持部に位置しインク付着が行なわれる記録媒体と、前記加熱機構で加熱工程が行なわれる記録媒体の最短の距離が200mm以上700mm以下である、記録方法。
【請求項3】
請求項1において、
前記インク付着工程において、送風工程が行われる、記録方法。
【請求項4】
請求項2において、
前記送風工程における風速が、2m/s以上15m/s以下である、記録方法。
【請求項5】
請求項1において、
前記記録媒体支持部に支持され停止している状態の記録媒体に対して、前記インク付着工程が行われる、記録方法。
【請求項6】
請求項1において、
前記インク付着工程におけるパス数は、6以下である、記録方法。
【請求項7】
請求項1において、
前記凝集剤が多価金属塩から選択される、記録方法。
【請求項8】
請求項1において、
前記インク組成物は、ギ酸カルシウム水溶液と質量比(インク組成物:該水溶液)が10:1で混合した時の増粘比が5倍以上である、記録方法。
【請求項9】
請求項1において、
前記インク組成物は、非白色色材を含有する非白色インクと、白色色材を含有する白色インクと、を含む、記録方法。
【請求項10】
請求項1において、
前記加熱機構により前記記録媒体が加熱を受ける時間が、3秒以上25秒以下である、
記録方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録方法及び記録装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置のインクジェットヘッドのノズルから微小なインク滴を吐出させて、記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録方法が知られており、例えば、サイン印刷、ラベル印刷、包装印刷などでの使用も検討されている。
【0003】
特許文献1には、乾燥工程を用いる印刷機が開示されている。同文献に記載の印刷機では、記録媒体に付着したインクを乾燥させる1次乾燥と、その後に行う2次乾燥を行っている。2次乾燥は加熱温度が高く、記録媒体を搬送させ、搬送方向の下流側で行われる。一方、1次乾燥は、同文献に記載の印刷機では、プラテン付近で行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-056832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、記録媒体を加熱する場合に、記録ヘッドのノズルの目詰まりが発生することがあった。一方、記録媒体を加熱しないと、インクの早期の乾燥が難しく、画質が不十分となることがあった。また、記録媒体の加熱を行う場合に、記録装置の簡略化や省スペース化等ができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る記録方法の一態様は、
凝集剤を含有する処理液を記録媒体に付着させる処理液付着工程と、
インク組成物をインクジェットヘッドから吐出して記録媒体に付着させるインク付着工程と、
前記処理液付着工程及び前記インク付着工程を行なった記録媒体を、加熱機構に搬送する搬送工程と、
前記搬送工程により搬送された記録媒体を、前記加熱機構で加熱する加熱工程と、
を有し、
前記インク組成物は色材を含有する水系のインク組成物であり、
前記インク付着工程は、記録媒体支持部に支持される記録媒体に対して行い、
前記記録媒体支持部は、該記録媒体支持部に支持される記録媒体を伝導式で加熱するための装置を有さず、
前記加熱機構は、前記記録媒体支持部に支持される記録媒体の前記インク組成物の付着が可能な領域から前記インクジェットヘッドと反対側の延直方向に延びる空間に位置する部分を有し、
前記記録媒体支持部に支持され前記インク付着工程を受ける記録媒体の表面温度が27℃以上38℃以下である。
【0007】
本発明に係る記録装置の一態様は、
上述の記録方法を行う記録装置であって、
前記処理液と、
前記インク組成物と、
前記処理液付着工程を行なう処理液付着機構と、
前記インクジェットヘッドと、
前記搬送工程を行なう搬送機構と、
前記加熱機構と、
前記記録媒体支持部と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
シリアル式の記録装置の一例を模式的に示す正面図。
インクジェットヘッドの構成例を部分的に示す底面図。
シリアル式の記録装置の他の一例を模式的に示す正面図。
シリアル式の記録装置の他の一例を模式的に示す正面図。
シリアル式の記録装置の他の一例を模式的に示す斜視図。
実施例及び比較例で用いた組成物の配合等を示す表(表1)。
実施例の条件及び評価結果を示す表(表2)。
実施例の条件及び評価結果を示す表(表3)。
実施例及び比較例の条件及び評価結果を示す表(表4)。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本発明の実施形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本発明の例を説明するものである。本発明は以下の実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形形態も含む。なお、以下で説明される構成の全てが本発明の必須の構成であるとは限らない。
【0010】
1.記録方法
本実施形態に係る記録方法は、凝集剤を含有する処理液を記録媒体に付着させる処理液付着工程と、インク組成物をインクジェットヘッドから吐出して記録媒体に付着させるインク付着工程と、処理液付着工程及びインク付着工程を行なった記録媒体を、加熱機構に搬送する搬送工程と、搬送工程により搬送された記録媒体を、加熱機構で加熱する加熱工程と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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