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公開番号
2025146259
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024046934
出願日
2024-03-22
発明の名称
潜像形成体
出願人
独立行政法人 国立印刷局
代理人
主分類
B41M
3/14 20060101AFI20250926BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】偽造防止効果を高めることができる潜像形成体を提供する。
【解決手段】基材の少なくとも一部に印刷模様を備え、印刷模様は、基画像が少なくとも分割又は圧縮された潜像要素が、一定のピッチで複数配列されて成る潜像要素群と、潜像要素と隣接して配置されたカモフラージュ要素とを有し、潜像要素とカモフラージュ要素は、可視光下において同じ色であり、潜像要素とカモフラージュ要素の少なくとも一方は、特定の環境下で視認可能となる機能性材料から成り、特定の環境下において、潜像要素に対応するフィルタによって、潜像画像が視認されることを特徴とする潜像形成体。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
基材の少なくとも一部に印刷模様を備え、
前記印刷模様は、
基画像が少なくとも分割又は圧縮された潜像要素が、一定のピッチで複数配列されて成る潜像要素群と、
前記潜像要素と隣接して配置されたカモフラージュ要素とを有し、
前記潜像要素群によって潜像画像が形成され、
前記潜像要素と前記カモフラージュ要素は、可視光下において同じ色であり、
前記潜像要素と前記カモフラージュ要素の少なくとも一方は、特定の環境下で視認可能となる機能性材料から成り、
前記特定の環境下において、前記潜像要素と同じ又は異なるピッチのフィルタによって、前記潜像画像が視認されることを特徴とする潜像形成体。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記カモフラージュ要素は、前記潜像要素と同一の形状の白抜き部を有し、
前記印刷模様は、前記白抜き部に前記潜像要素が嵌り合って形成されたことを特徴とする請求項1に記載の潜像形成体。
【請求項3】
前記潜像要素と同じ又は異なるピッチのフィルタが、前記印刷模様に重なって形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の潜像形成体。
【請求項4】
前記潜像要素は、
i)前記基画像が圧縮されて形成される場合、
前記カモフラージュ要素は、前記カモフラージュ要素の基画像となるカモフラージュ基画像が圧縮されたカモフラージュ圧縮要素が、前記潜像要素と同じ一定のピッチで複数配列されて成り、又は
ii)前記基画像が分割及び圧縮されて形成される場合、
前記カモフラージュ要素は、前記カモフラージュ要素の基画像となるカモフラージュ基画像が分割及び圧縮されたカモフラージュ圧縮要素が、前記潜像要素と同じ一定のピッチで複数配列されて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の潜像形成体。
【請求項5】
前記潜像要素と同じ又は異なるピッチのフィルタが、前記印刷模様に重なって形成されたことを特徴とする請求項4に記載の潜像形成体。
【請求項6】
基材の少なくとも一部に印刷模様を備え、
前記印刷模様は、
可視光下において視認可能なカモフラージュ要素の上に、基画像が少なくとも分割又は圧縮された潜像要素が、一定のピッチで複数配列されて成る潜像要素群が重なって成り、
前記潜像要素は、特定の環境下のみで視認可能となる機能性材料から成り、
前記特定の環境下において、前記潜像要素と同じ又は異なるピッチのフィルタによって、潜像画像が視認されることを特徴とする潜像形成体。
【請求項7】
前記潜像要素と同じ又は異なるピッチのフィルタが、前記印刷模様に重なって形成されたことを特徴とする請求項6に記載の潜像形成体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、銀行券、パスポート、有価証券、身分証明書、カード、通行券等の偽造防止効果を必要とするセキュリティ印刷物の分野において、偽造や改ざんを防止するための潜像形成体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年のスキャナ、プリンタ、コピー機等のデジタル機器の進展等により、セキュリティ印刷物の精巧な複製物の作製や改ざんを容易に実施することが可能となっている。そのため、前述したような偽造や改ざんを防止するため、スキャナ、プリンタ、コピー機等では再現不可能な様々な偽造防止技術が必要とされている。
【0003】
銀行券、パスポート、有価証券等のセキュリティ印刷物は、複数枚印刷して多く流通するものである。すなわち1つの券面全てが同じ模様を印刷している場合が多い。また、それらの印刷物が固有であることを明確にするため、個々の券面には文字、数字、記号等から成る可変情報(例えば、記番号)が付与されているのが一般的である。
【0004】
セキュリティ印刷物に対する不正な複製や改ざんに対する技術としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、基画像が圧縮された潜像要素が、一定のピッチで複数形成されて成る印刷模様を形成することが記載されている。そして、印刷模様が付与されたセキュリティ製品に対して、印刷模様に対応したフィルタを重ね合わせると潜像画像が視認可能となる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2006-516337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、可視光下において、印刷模様の画線構成を確認することができていた。そのため、特許文献1に記載された技術では、印刷模様が容易に複製されて、偽造防止効果が低下する、という問題を有していた。
【0007】
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、偽造防止効果を高めることができる潜像形成体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、潜像形成体は、基材の少なくとも一部に印刷模様を備え、印刷模様は、基画像が少なくとも分割又は圧縮された潜像要素が、一定のピッチで複数配列されて成る潜像要素群と、潜像要素と隣接して配置されたカモフラージュ要素とを有し、潜像要素群によって潜像画像が形成され、潜像要素とカモフラージュ要素は、可視光下において同じ色であり、潜像要素とカモフラージュ要素の少なくとも一方は、特定の環境下で視認可能となる機能性材料から成り、特定の環境下において、潜像要素に対応するフィルタによって、潜像画像が視認されることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の潜像形成体は、カモフラージュ要素が、潜像要素と同一の形状の白抜き部を有し、印刷模様は、白抜き部に潜像要素が嵌り合って形成されたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の潜像形成体は、潜像要素が、i)基画像が圧縮されて形成される場合、カモフラージュ要素は、カモフラージュ要素の基画像となるカモフラージュ基画像が圧縮されたカモフラージュ圧縮要素が、潜像要素と同じ一定のピッチで複数配列されて成り、又はii)基画像が分割及び圧縮されて形成される場合、カモフラージュ要素は、カモフラージュ要素の基画像となるカモフラージュ基画像が分割及び圧縮されたカモフラージュ圧縮要素が、潜像要素と同じ一定のピッチで複数配列されて成ることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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