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公開番号
2025150717
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024051754
出願日
2024-03-27
発明の名称
焼結鉱の製造方法
出願人
日本製鉄株式会社
代理人
個人
,
個人
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個人
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個人
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個人
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個人
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個人
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個人
主分類
C22B
1/20 20060101AFI20251002BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約
【課題】焼結鉱の生産性を維持または改善しつつ、焼結鉱のRDIを改善することができる、焼結鉱の製造方法を提供する。
【解決手段】高燃焼性炭材を焼結用炭材の一部として使用する焼結鉱の製造方法であって、前記焼結用炭材は、粒度が2.8mm以上である粒子:25質量%以上、粒度が5mm以上である粒子:15質量%以下、粒度が0.6mm未満:40質量%以下である粒度分布を有する高燃焼性炭材を20~60質量%で含み、前記焼結用炭材の残部は、粒度が1mm未満である粒子:40質量%以上である粒度分布を有する低燃焼性炭材であり、前記焼結用炭材を焼結原料に配合して配合原料Aとし、前記配合原料のうち、粗粒をパレット17の底部側に偏析させる偏析装入装14を用いて装入することを特徴とする、焼結鉱の製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
高燃焼性炭材を焼結用炭材の一部として使用する焼結鉱の製造方法であって、
前記焼結用炭材は、粒度が2.8mm以上である粒子:25質量%以上、粒度が5mm以上である粒子:15質量%以下、粒度が0.6mm未満:40質量%以下である粒度分布を有する高燃焼性炭材を20~60質量%で含み、前記焼結用炭材の残部は、粒度が1mm未満である粒子:40質量%以上である粒度分布を有する低燃焼性炭材であり、
前記焼結用炭材を焼結原料に配合して配合原料とし、前記配合原料のうち、粗粒をパレットの底部側に偏析させる偏析装入装置を用いて装入することを特徴とする、焼結鉱の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、焼結鉱の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
焼結鉱の製造方法は概略以下の通りである。まず、焼結原料と焼結用炭材とを配合して配合原料とし、配合原料をベルトコンベアでホッパーに輸送する。ここで、焼結原料は、主原料である鉄鉱石、焼結反応及び成分調整のために必要な副原料(石灰石等)、雑原料(製鉄ダスト等)、及び返鉱等で構成される。焼結用炭材は熱源として使用されるものであり、例えば製鉄用コークスや無煙炭等である。
【0003】
ホッパーに貯留された配合原料は、ドラムフィーダー及びシュートを通じてパレット上に装入される。これにより、パレット上に原料充填層が形成される。ついで、原料充填層の表面が点火炉で点火される。ついで、原料充填層が下方に吸引されることで原料充填層が焼成され、焼成完了後に焼結鉱としてパレットから排出される(排鉱される)。
【0004】
このような焼結鉱の製造方法において、焼結鉱の生産性を向上させるためには、歩留まり向上と、焼成速度の向上が必要となる。
【0005】
焼結鉱の生産性を向上させるために、焼結用炭材の燃焼性改善が試みられている。具体的には、高燃焼性炭材の使用が検討されている。
【0006】
ここで、高燃焼性炭材とは、以下に説明する燃焼開始温度測定法を用いて燃焼開始温度を測定したときに、燃焼開始温度が550℃以下の炭材を指す。高燃焼性炭材として、植物由来の炭材の一部、歴世炭・亜歴世炭の乾留物(石炭チャーの一部)の一部、等が例示される。なお、従来一般に使用される製鉄用コークスや無煙炭は低燃焼性炭材に分類される場合が多い。低燃焼性炭材とは、上記した測定法で燃焼開始温度が550℃より高い炭材を指す。
【0007】
ここで、燃焼開始温度測定方法について説明する。熱天秤(リガク社製/Thermo Plus Evo2 TG-DTA8120/H-IR スマートローダ)に測定試料10mgを設置し、空気を200mL/min流通させた状態で、100℃/minの昇温速度にて加熱を行う。そして、その重量減少を測定し、その結果得られた反応時間tと反応率X(X=各時間における重量減少量/試料の初期重量)のデータから各反応率における反応速度dX/dtを算出する。そして、dX/dt=0.00015を超えた時点での温度を測定し、当該温度を燃焼開始温度とする(ただし、250℃以下の温度における重量減少は、炭材中含有水分の除去である可能性があるため、除外する)。
【0008】
高燃焼性炭材利用により、焼成速度向上効果および未燃C低減による歩留まり改善効果が得られる、とされている。
【0009】
例えば特許文献1では、高燃焼性炭材であるヤシ核殻炭を粗粒として使用する。ヤシ核殻炭を粗粒として使用することで原料充填層全体の焼成速度が速くなりすぎないように調整し、歩留まり改善を達成する。
【0010】
特許文献2でも、高燃焼性炭材であるヤシ核殻炭を粗粒として使用する。ただし、特許文献2では、ヤシ核殻炭を粗粒として使用するとともに、粉コークスをヤシ核殻炭よりも細粒で使用することで上層の焼成速度を遅く、下層の焼成速度は速くなるように調整し、結果として歩留まり改善を達成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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