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公開番号
2025151538
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053028
出願日
2024-03-28
発明の名称
作業機械の制御システム、作業機械、作業機械の遠隔操作システム、及び作業機械の制御方法
出願人
株式会社小松製作所
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
E02F
9/22 20060101AFI20251002BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】作業機械の劣化を抑制すること。
【解決手段】作業機械の制御システムは、コントローラを備える。コントローラは、作業機械の進行方向を切り換えるために操作される操作装置からの操作信号を取得する操作信号取得部と、作業機械が角度閾値以上の傾斜角度の坂道を下っている状態で操作信号が取得された動作条件を満足するか否かを判定する条件判定部と、動作条件を満足すると判定された場合、進行方向を切り換える前後進切換指令の出力を禁止する走行制御部と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
コントローラを備え、
前記コントローラは、
作業機械の進行方向を切り換えるために操作される操作装置からの操作信号を取得する操作信号取得部と、
前記作業機械が角度閾値以上の傾斜角度の坂道を下っている状態で前記操作信号が取得された動作条件を満足するか否かを判定する条件判定部と、
前記動作条件を満足すると判定された場合、前記進行方向を切り換える前後進切換指令の出力を禁止する走行制御部と、を有する、
作業機械の制御システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記走行制御部は、前記動作条件を満足すると判定された場合、前記作業機械の走行速度を低下させるブレーキ指令を出力した後、前記進行方向を切り換える前後進切換指令を出力する、
請求項1に記載の作業機械の制御システム。
【請求項3】
前記動作条件は、前記作業機械が第1速度閾値以上の走行速度で前記坂道を下っていることを含む、
請求項2に記載の作業機械の制御システム。
【請求項4】
前記走行制御部は、前記ブレーキ指令により前記作業機械の走行速度が前記第1速度閾値よりも小さい第2速度閾値以下に低下した後、前記前後進切換指令を出力する、
請求項3に記載の作業機械の制御システム。
【請求項5】
前記作業機械は、前記作業機械の車体に第1回動軸を中心に回動可能に連結されるブーム及び前記ブームに第2回動軸を中心に回動可能に連結されるバケットを含む作業機と、前輪及び後輪と、を有し、
前記作業機械が直進状態で走行しているときの前記前輪の回転軸と前記後輪の回転軸とを結ぶラインを規定ラインとした場合、
前記動作条件は、前記第1回動軸及び前記第2回動軸のそれぞれが前記規定ラインよりも地面から離隔した位置に配置され、前記第2回動軸が前記第1回動軸よりも前記規定ラインに近い位置に配置され、前記バケットの底面が前方に向かって前記規定ラインから離れるように傾斜し、前記バケットが地面から離れている所定姿勢であることを含む、
請求項1に記載の作業機械の制御システム。
【請求項6】
前記コントローラは、
前記作業機械の車体の傾斜角度を示す傾斜データに基づいて、第1速度閾値を変更する閾値設定部を有する、
請求項3に記載の作業機械の制御システム。
【請求項7】
前記コントローラは、
前記作業機械の車体の傾斜角度を示す傾斜データに基づいて、第2速度閾値を変更する閾値設定部を有する、
請求項4に記載の作業機械の制御システム。
【請求項8】
前記コントローラは、
前記作業機械が有する作業機の積荷状態を検出する積荷センサの検出データに基づいて、第1速度閾値を変更する閾値設定部を有する、
請求項3に記載の作業機械の制御システム。
【請求項9】
前記積荷センサは、前記作業機の重量を検出する重量センサを含む、
請求項8に記載の作業機械の制御システム。
【請求項10】
前記閾値設定部は、前記積荷センサの検出データに基づいて、前記作業機が積荷状態であるか空荷状態であるかを判定し、前記積荷状態であるときの第1速度閾値を前記空荷状態であるときの第1速度閾値よりも小さくする、
請求項8に記載の作業機械の制御システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械の制御システム、作業機械、作業機械の遠隔操作システム、及び作業機械の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
作業機械に係る技術分野において、特許文献1に開示されているような、ホイールローダの遠隔操作システムが知られている。特許文献1において、ホイールローダは、カメラ及びアンテナを有する。ホイールローダのオンボードコントローラは、アンテナを介してオフボードコントローラからのリモート信号を受信する。オフボードコントローラは、カメラからのカメラ画像を受信してディスプレイに表示させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
欧州特許出願公開第3926107号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作業機械は、オペレータにより操作される操作装置からの操作信号に基づいて動作する。例えば作業機械が坂道を下っている状態で、急激に坂道を上るように操作装置が操作されると、作業機械に負荷が掛かり、作業機械が劣化する可能性がある。
【0005】
本開示は、作業機械の劣化を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従えば、コントローラを備える作業機械の制御システムが提供される。コントローラは、作業機械の進行方向を切り換えるために操作される操作装置からの操作信号を取得する操作信号取得部と、作業機械が角度閾値以上の傾斜角度の坂道を下っている状態で操作信号が取得された動作条件を満足するか否かを判定する条件判定部と、動作条件を満足すると判定された場合、進行方向を切り換える前後進切換指令の出力を禁止する走行制御部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、作業機械の劣化が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る作業機械の遠隔操作システムを示す図である。
図2は、実施形態に係る作業機械及び操作装置を示す構成図である。
図3は、実施形態に係る車載コントローラを示すハードウエア構成図である。
図4は、実施形態に係る作業機械の動作を説明する図である。
図5は、実施形態に係る作業機械の動作を説明する図である。
図6は、実施形態に係る作業機械の制御システムを示す機能ブロック図である。
図7は、実施形態に係る作業機械の制御方法を示すフローチャートである。
図8は、実施形態に係る作業機械の制御方法を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
[遠隔操作システム]
図1は、実施形態に係る作業機械1の遠隔操作システム200を示す図である。遠隔操作システム200は、作業現場201に存在する作業機械1を遠隔操作する。遠隔操作システム200の少なくとも一部は、作業機械1の外部に設けられた遠隔操作室202に配置される。遠隔操作システム200は、操作装置7と、表示装置8と、遠隔コントローラ9とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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