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公開番号
2025151637
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053172
出願日
2024-03-28
発明の名称
砥材及びその製造方法
出願人
ノリタケ株式会社
代理人
弁理士法人ぱてな
主分類
B24D
3/00 20060101AFI20251002BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】砥粒による加工性への影響が小さく、砥粒が限定されることなく、十分にアンカー効果を期待できる砥材を提供する。また、この砥材の製造方法を含む砥石の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の砥材は、砥粒と、砥粒の表面に付着した付着材を備えている。付着材は砥粒の表面に網目状の凸部を形成している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
砥粒と、前記砥粒の表面に付着した付着材とを備え、
前記付着材は前記表面に網目状の凸部を形成していることを特徴とする砥材。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記付着材は長尺状に延びるファイバからなり、前記凸部は前記ファイバが交差して形成されている請求項1記載の砥材。
【請求項3】
前記ファイバが交差する複数の交点のうち、少なくとも一部の前記交点において、前記ファイバが結合している請求項2記載の砥材。
【請求項4】
前記凸部は、径が前記砥粒の粒径の1/10以下である請求項2又は3記載の砥材。
【請求項5】
前記凸部は、径が1nm~5μmである請求項4記載の砥材。
【請求項6】
前記凸部は、長さが50nm以上である請求項4記載の砥材。
【請求項7】
前記凸部は、長さ/径のアスペクト比が20以上である請求項4記載の砥材。
【請求項8】
前記凸部は、前記砥粒の単位BET表面積当たりの付着量が0.001~0.4g/m
2
である請求項1又は2記載の砥材。
【請求項9】
前記砥粒は超砥粒であり、
前記ファイバは、金属及び半金属の少なくとも一方の酸化物若しくは水酸化物又はこれらの混合物である請求項2又は3記載の砥材。
【請求項10】
前記ファイバは、アルミナ及びベーマイトの少なくとも一方である請求項9記載の砥材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、砥材と、砥材の製造方法とに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
砥粒と、砥粒を保持するボンドとを含む砥石等の工具において、加工性能を左右する要因の一つは、ボンドが砥粒を保持する力、つまり砥粒保持力である。特に、砥粒がダイヤモンド製である場合には、ボンドと砥粒との濡れが悪いため、砥粒保持力が低い。
【0003】
砥粒保持力の向上のため、砥粒の表面に凹凸を付与することが行われている。例えば、非特許文献1として、砥粒と、砥粒の表面にコーティングされた金属層とからなる砥材が市販されている。また、特許文献1には、砥粒と、砥粒の表面に付着した酸化物微粒子層とからなる砥材が開示されている。これらの砥材は、金属層や酸化物微粒子層が凹凸を確保し、ボンドに対してアンカー効果を増すことができる。
【0004】
また、特許文献2のように、砥粒の表面をカップリング処理して砥材とし、カップリング剤によってボンドからの砥粒の脱落を抑制することも提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5458459号公報
特開2021-84975号公報
【非特許文献】
【0006】
https://www.global-diamond.co.jp/product/diamond.html#a03
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、金属層や酸化物微粒層を有する砥材は、凹凸を生じさせるための金属層や酸化物微粒子層が丸みを帯びているため、必ずしもアンカー効果が十分でない懸念がある。また、これらの砥材は、金属層や酸化物微粒子層が砥粒の表面のほぼ全体を覆っているため、砥粒による加工性への影響が大きい懸念もある。一方、砥粒の表面をカップリング処理した砥材は、アンカー効果を期待できず、砥粒保持力に懸念があるとともに、カップリング剤を反応させることができる砥粒が限定されてしまう。
【0008】
本発明は、上記従来の実用に鑑みてなされたものであって、砥粒による加工性への影響が小さく、砥粒が限定されることなく、十分にアンカー効果を期待できる砥材を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の砥材は、砥粒と、前記砥粒の表面に付着した付着材とを備え、
前記付着材は前記表面に網目状の凸部を形成していることを特徴とする。
【0010】
本発明の砥材は、砥粒の表面に付着した付着材を備え、付着材が網目状の凸部を砥粒の表面に形成しているため、より高いアンカー効果を期待できる。特に、この砥材は、凸部が網目状をなしているため、砥粒の表面に三次元的な凸部が形成され、様々な方向からの荷重に対し、アンカー効果により砥粒保持力が向上する。また、この砥材は、凸部が網目によって砥粒を部分的に覆っているに過ぎないため、砥粒による加工性への影響はほとんどない。この砥材によってビトリファイドボンド砥石、レジボンド砥石、メタルボンド砥石等の砥石が得られる。この砥石は、砥粒保持性が高いため、高い加工性能を発揮することができる。また、これらの砥石を用いた工具も得られる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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