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公開番号
2025152131
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053880
出願日
2024-03-28
発明の名称
フィルム状接着剤、及び光学用積層体の製造方法
出願人
リンテック株式会社
代理人
個人
主分類
C09J
7/30 20180101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】
光学用積層体を製造する際に好適に用いられるフィルム状接着剤、及び、このフィルム状接着剤を使用する光学用積層体の製造方法を提供する。
【解決手段】
環状エーテル基を有する化合物を含有する、活性エネルギー線硬化性のフィルム状接着剤であって、前記フィルム状接着剤は、硬化後に、50℃で1kPaのせん断応力を300秒加えたときのクリープ歪量が5%以下の硬化膜になるものであり、光学用の硬質部材と光学用の樹脂フィルムとを接合する際に用いられるフィルム状接着剤、及び、このフィルム状接着剤を使用する光学用積層体の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
環状エーテル基を有する化合物を含有する、活性エネルギー線硬化性のフィルム状接着剤であって、
前記フィルム状接着剤は、硬化後に、50℃で1kPaのせん断応力を300秒加えたときの歪量であるクリープ歪量が5%以下の硬化膜になるものであり、
光学用の硬質部材と光学用の樹脂フィルムとを接合する際に用いられるフィルム状接着剤。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記フィルム状接着剤は、硬化後にゲル分率が80%以上の硬化膜になるものである、請求項1に記載のフィルム状接着剤。
【請求項3】
前記光学用の硬質部材がガラス板である、請求項1に記載のフィルム状接着剤。
【請求項4】
前記光学用の樹脂フィルムがポリエステル系樹脂フィルムである、請求項1に記載のフィルム状接着剤。
【請求項5】
環状エーテル基を有する化合物を含有する、活性エネルギー線硬化性のフィルム状接着剤であって、硬化後に、50℃で1kPaのせん断応力を300秒加えたときの歪量であるクリープ歪量が5%以下の硬化膜になるフィルム状接着剤を用いて、光学用の硬質部材と光学用の樹脂フィルムとを貼り合わせる工程1と、
前記工程1の後、前記フィルム状接着剤に活性エネルギー線を照射して、前記フィルム状接着剤を硬化させる工程2と、
を有する、光学用積層体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルム状接着剤、及び光学用積層体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、表示デバイスや発光デバイス等の光学デバイスの製造工程において、各種部材を接着したり固定したりする際は、透明性の観点からアクリル系粘着シートが使用されることがあった。
例えば、特許文献1には、特定の(メタ)アクリル酸エステル重合体を含有する粘着性組成物を用いて形成された粘着剤層を有する粘着シートが記載されている。特許文献1には、その粘着シートが表示体(ディスプレイ)への使用に好適であることも記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-172536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、ガラス板/硬化後粘着剤層/ポリカーボネート樹脂板、の層構造を有する積層体が記載されている。
しかしながら、本発明者らの検討によると、このような硬質部材(ガラス板)と樹脂フィルムとに挟まれた接着剤層や粘着剤層を有する積層体においては、接着剤や粘着剤が形状変化し易いものである場合、周囲の温度が変化して樹脂フィルムが膨張したり収縮したりすると、積層体を透過する光の光路が変化し、表示像にブレやムラが発生するおそれがあることが分かった。
したがって、光学用積層体を製造する際に好適に用いられる接着剤や粘着剤が求められていた。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、光学用積層体を製造する際に好適に用いられるフィルム状接着剤、及び、このフィルム状接着剤を使用する光学用積層体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは上記課題を解決すべく、フィルム状接着剤について鋭意検討した。
その結果、環状エーテル基を有する化合物を含有する、活性エネルギー線硬化性のフィルム状接着剤は、活性エネルギー線照射後に形状保持性に優れる硬化膜になる傾向があることが分かり、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、下記〔1〕~〔4〕のフィルム状接着剤、及び〔5〕の光学用積層体の製造方法が提供される。
【0007】
〔1〕環状エーテル基を有する化合物を含有する、活性エネルギー線硬化性のフィルム状接着剤であって、前記フィルム状接着剤は、硬化後に、50℃で1kPaのせん断応力を300秒加えたときの歪量であるクリープ歪量が5%以下の硬化膜になるものであり、光学用の硬質部材と光学用の樹脂フィルムとを接合する際に用いられるフィルム状接着剤。
〔2〕前記フィルム状接着剤は、硬化後にゲル分率が80%以上の硬化膜になるものである、〔1〕に記載のフィルム状接着剤。
〔3〕前記光学用の硬質部材がガラス板である、〔1〕に記載のフィルム状接着剤。
〔4〕前記光学用の樹脂フィルムがポリエステル系樹脂フィルムである、〔1〕又は〔2〕に記載のフィルム状接着剤。
〔5〕環状エーテル基を有する化合物を含有する、活性エネルギー線硬化性のフィルム状接着剤であって、硬化後に、50℃で1kPaのせん断応力を300秒加えたときの歪量であるクリープ歪量が5%以下の硬化膜になるフィルム状接着剤を用いて、光学用の硬質部材と光学用の樹脂フィルムとを貼り合わせる工程1と、前記工程1の後、前記フィルム状接着剤に活性エネルギー線を照射して、前記フィルム状接着剤を硬化させる工程2と、を有する、光学用積層体の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、光学用積層体を製造する際に好適に用いられるフィルム状接着剤、及び、このフィルム状接着剤を使用する光学用積層体の製造方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明において、好ましい数値範囲(例えば、含有量等の範囲)について、段階的に記載された下限値及び上限値は、それぞれ独立して組み合わせることができる。例えば、「好ましくは10~90、より好ましくは30~60」という記載から、「好ましい下限値(10)」と「より好ましい上限値(60)」とを組み合わせて、「10~60」とすることもできる。
【0010】
以下、本発明を、1)フィルム状接着剤、及び、2)光学用積層体の製造方法、に項分けして詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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