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公開番号
2025153714
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056328
出願日
2024-03-29
発明の名称
熱転写シートの洗浄方法およびリサイクル原料の製造方法
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B29B
17/02 20060101AFI20251002BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】良好な洗浄性と、良好な低起泡性と、を両立した熱転写シートの洗浄方法を提供する。
【解決手段】熱転写シートの破砕片を準備する準備工程と、複数の破砕片を、中性の水系洗浄液を用いて洗浄処理する洗浄処理工程と、を有し、熱転写シートの厚さは、3.5μm以上、12μm以下であり、水系洗浄液は、少なくとも界面活性剤を含む洗浄剤と、水と、を含有し、破砕片の質量の合計に対する水の質量が、160倍以上であり、破砕片の質量の合計に対する洗浄剤の質量が、1倍以上、85倍以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
熱転写シートの洗浄方法であって、
前記熱転写シートの洗浄方法は、前記熱転写シートの破砕片を準備する準備工程と、複数の前記破砕片を、中性の水系洗浄液を用いて洗浄処理する洗浄処理工程と、を有し、
前記熱転写シートの厚さは、3.5μm以上、12μm以下であり、
前記水系洗浄液は、少なくとも界面活性剤を含む洗浄剤と、水と、を含有し、
前記破砕片の質量の合計に対する前記水の質量が、160倍以上であり、
前記破砕片の質量の合計に対する前記洗浄剤の質量が、1倍以上、85倍以下である、熱転写シートの洗浄方法。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記破砕片の質量の合計に対する前記水の質量が、600倍以下である、請求項1に記載の熱転写シートの洗浄方法。
【請求項3】
前記水系洗浄液における前記洗浄剤の濃度が、0.2質量%以上、15.0質量%以下である、請求項1に記載の熱転写シートの洗浄方法。
【請求項4】
前記水系洗浄液は、前記洗浄剤として消泡剤を含有する、請求項1に記載の熱転写シートの洗浄方法。
【請求項5】
前記水系洗浄液は、前記洗浄剤として消泡剤を含有しない、請求項1に記載の熱転写シートの洗浄方法。
【請求項6】
前記水系洗浄液は、前記界面活性剤として、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤の少なくとも一種を含有する、請求項1に記載の熱転写シートの洗浄方法。
【請求項7】
前記熱転写シートは、基材層と、色材層および保護層の少なくとも一方と、を有する、請求項1に記載の熱転写シートの洗浄方法。
【請求項8】
前記基材層の厚さが、5.0μm未満である、請求項7に記載の熱転写シートの洗浄方法。
【請求項9】
請求項1から請求項8までのいずれかの請求項に記載の熱転写シートの洗浄方法を用いて、熱転写シートを洗浄する洗浄工程を有する、リサイクル原料の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、熱転写シートの洗浄方法およびリサイクル原料の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
環境問題への取り組みの一つとして、資源の再利用が挙げられる。例えば、特許文献1には、少なくともプラスチック基材層および印刷層を備える積層体を、脱離液に浸漬させ、印刷層を所定のサイズとなるように脱離させ、プラスチック基材を回収する工程を含む、積層体の分離回収方法が開示されている。また、特許文献2には、プラスチック片を脱墨する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7168814号
特許第7368036号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、使用済みの熱転写シートを、資源として再利用する場合、リサイクル先が制限されないように、熱転写シートを洗浄処理する洗浄処理工程が必要となる。洗浄処理工程では、通常、熱転写シートの破砕片に洗浄液を加えて、破砕片に含まれる色材を脱色したり、破砕片の汚れを落としたりする。熱転写シートの破砕片は、薄く、かつ、コシが少ないため、破砕片同士が凝集しやすい。そのため、例えば、厚い樹脂シート等の洗浄対象と比較して、良好な洗浄性が得られにくい。
【0005】
本願発明者等は、洗浄液に界面活性剤を添加することで、破砕片同士の凝集を抑制することを知見した。しかしながら、洗浄液に界面活性剤を添加すると、洗浄処理の際に、洗浄液に泡が発生しやすくなる。洗浄液に泡が発生すると、例えば、タンクからオーバーフローが生じやすくなり、オーバーフローが生じると作業効率が低下する。そのため、洗浄処理の際に、良好な低起泡性(泡立が少ないこと)が求められる。一方、良好な低起泡性を得ようとすると、良好な洗浄性が得られない場合がある。
【0006】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、良好な洗浄性と、良好な低起泡性と、を両立した熱転写シートの洗浄方法を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示においては、熱転写シートの洗浄方法であって、上記熱転写シートの洗浄方法は、上記熱転写シートの破砕片を準備する準備工程と、複数の上記破砕片を、中性の水系洗浄液を用いて洗浄処理する洗浄処理工程と、を有し、上記熱転写シートの厚さは、3.5μm以上、12μm以下であり、上記水系洗浄液は、少なくとも界面活性剤を含む洗浄剤と、水と、を含有し、上記破砕片の質量の合計に対する上記水の質量が、160倍以上であり、上記破砕片の質量の合計に対する上記洗浄剤の質量が、1倍以上、85倍以下である、熱転写シートの洗浄方法を提供する。
【0008】
本開示においては、上述した熱転写シートの洗浄方法を用いて、熱転写シートを洗浄する洗浄工程を有する、リサイクル原料の製造方法を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示においては、良好な洗浄性と、良好な低起泡性と、を両立した熱転写シートの洗浄方法を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示における熱転写シートの洗浄方法を例示するフロー図である。
本開示における熱転写シートを例示する概略断面図である。
本開示における破砕片を例示する概略平面図である。
本開示における熱転写シートを例示する概略断面図である。
本開示における熱転写シートを例示する概略断面図である。
本開示における熱転写シートを例示する概略断面図である。
本開示における破砕片を例示する概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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