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公開番号2025140987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040667
出願日2024-03-15
発明の名称シートガスケット
出願人株式会社バルカー
代理人個人
主分類B29C 61/06 20060101AFI20250919BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】良好な剛性を有し、低い締付圧でのシール性に優れており、耐薬品性が要求される分野で好適に使用することができるシートガスケットを提供する。
【解決手段】フッ素樹脂からなるシートガスケットを製造する方法であって、一軸延伸または二軸延伸されているフッ素樹脂シートを250℃~当該フッ素樹脂シートに使用されているフッ素樹脂の融点よりも低い温度に加熱して10~35%の収縮率となるまで当該フッ素樹脂シートを収縮させた後、冷却することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フッ素樹脂からなるシートガスケットを製造する方法であって、一軸延伸または二軸延伸されているフッ素樹脂シートを250℃~当該フッ素樹脂シートに使用されているフッ素樹脂の融点よりも低い温度に加熱して10~35%の収縮率となるまで当該フッ素樹脂シートを収縮させた後、冷却することを特徴とするシートガスケットの製造方法。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
一軸延伸または二軸延伸されているフッ素樹脂シートの延伸倍率が2倍以上である請求項1に記載のシートガスケットの製造方法。
【請求項3】
シートガスケットの密度が0.65~1.0g/cm
3
である請求項1または2に記載のシートガスケットの製造方法。
【請求項4】
フッ素樹脂からなるシートガスケットであって、0.65~1.0g/cm
3
の密度を有することを特徴とするシートガスケット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートガスケットに関する。さらに詳しくは、本発明は、例えば、耐薬品性が要求され、シートガスケットを締め付けるときの締付圧が低いことが望まれる分野で好適に使用することができるシートガスケットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
シートガスケットとして、複数の分割体から構成されるシートガスケットであって、互いに組付けられる前記分割体の一方の端部と他方の端部との間に予め段部を形成し、これら段部同士を重ね合わせていく場合に、前記分割体の全体の厚さをt、前記一方の端部と他方の端部とを組付け後の接合端部の全体の厚さをTとしたとき、1.05t≦T≦1.5tの範囲に設定されていることを特徴とするシートガスケットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
前記シートガスケットは、特に大口径からなるシートガスケットを複数の分割体から構成する場合に、接続される端部同士間に確実にシール性を発揮させることができ、接着剤を使用しないで前記シートガスケットを作製したとき、接着剤による接着不良、収縮などに起因する漏洩を防止することができるという効果を奏するとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-16843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者は、シートガスケットを耐薬品性が要求され、シートガスケットを締め付けるときの締付圧が低いことが望まれる分野で使用するべく、耐薬品性に優れているフッ素樹脂に着目し、フッ素樹脂からなるシートガスケットをシール材として使用することを試みたが、当該シートガスケットは、機械的強度および剛性に劣ることから、前記シール材に適しているとはいえないことが判明した。
【0006】
そこで、本発明者は、フッ素樹脂からなるシートガスケットの性能を改善するために当該シートガスケットを二軸延伸させたところ、二軸延伸させたシートガスケットは、剛性が十分でないのみならず、シール性に劣ることことが判明した。
【0007】
本発明は、前述の状況に鑑みてなされたものであり、良好な剛性を有し、低い締付圧でのシール性に優れており、耐薬品性が要求される分野で好適に使用することができるシートガスケットを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
(1)フッ素樹脂からなるシートガスケットを製造する方法であって、一軸延伸または二軸延伸されているフッ素樹脂シートを250℃~当該フッ素樹脂シートに使用されているフッ素樹脂の融点よりも低い温度に加熱して10~35%の収縮率となるまで当該フッ素樹脂シートを収縮させた後、冷却することを特徴とするシートガスケットの製造方法、
(2)一軸延伸または二軸延伸されているフッ素樹脂シートの延伸倍率が2倍以上である前記(1)に記載のシートガスケットの製造方法、
(3)シートガスケットの密度が0.65~1.0g/cm
3
である前記(1)または(2)に記載のシートガスケットの製造方法、および
(4)フッ素樹脂からなるシートガスケットであって、0.65~1.0g/cm
3
の密度を有することを特徴とするシートガスケット
に関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、良好な剛性を有し、シール性に優れており、食品、薬品などの耐薬品性が要求され、締付圧が低いことが望まれる分野で好適に使用することができるシートガスケットが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1で得られたシートガスケット用シートの走査電子顕微鏡写真である。
実施例2で得られたシートガスケット用シートの走査電子顕微鏡写真である。
比較例1で得られたシートガスケット用シートの走査電子顕微鏡写真である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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