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公開番号2025153853
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024056521
出願日2024-03-29
発明の名称光活性化粘着剤組成物、粘着シート、ロール体、及び粘着シートの使用方法
出願人リンテック株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類C09J 201/00 20060101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】成形体とした際に、光照射前後における粘着物性の制御に優れる光活性化粘着剤組成物、これを用いた粘着シート、ロール体、及び粘着シートの使用方法を提供すること。
【解決手段】(A)アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、及びゴム系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂と、(B)特定構造を有するアゾベンゼン誘導体と、を含有する、光活性化粘着剤組成物を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
(A)アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、及びゴム系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂と、
(B)式(1)で表されるアゾベンゼン誘導体と、を含有する、
光活性化粘着剤組成物。
JPEG
2025153853000010.jpg
56
169
(式中、R

~R
10
は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1~20の炭化水素基、ハロゲン原子、アミノ基、アセチル基、ニトロ基、又は、非分岐若しくは分岐である炭素数8~20のアルコキシ基を表す。ただし、R

~R
10
の少なくとも1つは、非分岐又は分岐である炭素数8~20のアルコキシ基である。)
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記(B)アゾベンゼン誘導体は、1-フェニル-2-[4-(テトラデシロキシ)フェニル]ジアゼンである、
請求項1に記載の光活性化粘着剤組成物。
【請求項3】
前記(A)樹脂の含有量に対する、前記(B)アゾベンゼン誘導体の含有量の質量比が、0.02~1である、
請求項1又は2に記載の光活性化粘着剤組成物。
【請求項4】
請求項1に記載の光活性化粘着剤組成物を含む光活性化粘着剤層を備える、
粘着シート。
【請求項5】
非剥離性の基材の片面又は両面の少なくとも一部に光活性化粘着剤層を備え、
前記光活性化粘着剤層の表面に剥離ライナーを備えない、
ライナーレスである、
請求項4に記載の粘着シート。
【請求項6】
紫外線照射前の粘着力A1に対する、紫外線照射後の粘着力A2の比(A2/A1)が、10以上である、
請求項4又は5に記載の粘着シート。
【請求項7】
請求項4又は5に記載の粘着シートが巻芯に捲回された、ロール体。
【請求項8】
請求項4又は5に記載の粘着シートの前記光活性化粘着剤層の表面の少なくとも一部に、紫外線を照射して、前記光活性化粘着剤層の粘着性を発現又は向上させる工程と、
前記紫外線が照射された前記光活性化粘着剤層を、被着体の表面に貼付する工程と、
を含む、粘着シートの使用方法。
【請求項9】
請求項4又は5に記載の粘着シートの前記光活性化粘着剤層の表面の少なくとも一部を被着体に接触させる工程と、
前記粘着シートの前記被着体との接触面と反対側の表面の少なくとも一部、及び/又は、前記被着体における前記粘着シートとの接触面と反対側の表面の少なくとも一部に、紫外線を照射して、前記光活性化粘着剤層の前記接触面の少なくとも一部の粘着性を発現又は向上させることにより、前記粘着シートを前記被着体に貼付する工程と、を含む、粘着シートの使用方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光活性化粘着剤組成物、粘着シート、ロール体、及び粘着シートの使用方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
光照射により化合物が可逆的に流動化-非流動化する現象を利用し、光の照射により可逆的な接着脱着を行うことができる接着剤が提案されている。これらの材料は脱着後の被着体のリユース又はリサイクルに寄与するため、環境配慮型材料として注目されている。
【0003】
このような技術に関連するものとして、例えば、特許文献1には、光応答性部位としてアゾベンゼン誘導体が導入された液晶性を有する糖アルコール誘導体を主成分とする光応答性接着剤が開示されている。また、例えば、特許文献2には、アゾベンゼン部位を含む高分子液晶化合物からなる部位と、光透過性で、光応答性のないガラス転移点及び融点が室温以下の柔軟な高分子部位を分けて、それぞれからなるブロック共重合高分子を用いた光応答性接着剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2013/168712号
国際公開第2017/119412号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
光応答性粘着シートには、廃棄物削減の観点から、粘着剤層を保護する部材(剥離ライナー)を必要としないライナーレス構成や、貼付位置合わせを行う際のリワーク性能の付与等が期待されている。一方で、使用時には強固に被着体へ接着する粘着性の発現が要望されている。しかしながら、従来技術においては、光照射前後における粘着物性の制御が難しいといった問題がある。
【0006】
本発明は、かかる事情に鑑みなされたものであり、成形体とした際に、光照射前後における粘着物性の制御に優れる光活性化粘着剤組成物、これを用いた粘着シート、ロール体、及び粘着シートの使用方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上述した目的を達成するために鋭意検討した結果、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、及びゴム系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂と、特定のアゾベンゼン誘導体と、を含有する光活性化粘着剤組成物とすることに知見を得て、本発明を完成させるに至った。
【0008】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
【0009】
(1)
(A)アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、及びゴム系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂と、(B)式(1)で表されるアゾベンゼン誘導体と、を含有する、光活性化粘着剤組成物である。
【0010】
JPEG
2025153853000002.jpg
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169
(【0011】以降は省略されています)

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