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公開番号2025154502
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057545
出願日2024-03-29
発明の名称自動車用バンパー芯材
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B60R 19/22 20060101AFI20251002BHJP(車両一般)
要約【課題】新規な自動車用バンパー芯材を実現する。
【解決手段】バンパー芯材(1)は、密度が24.0Kg/m³～75.0Kg/m³、独立気泡率が70%以上のポリカーボネート系樹脂発泡成形体を含み、前記ポリカーボネート系樹脂発泡成形体は、-30℃における50%圧縮応力と80℃における50%圧縮応力との差の絶対値を、23℃における50%圧縮応力で除した値が0.6以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
密度が２４．０Ｋｇ／ｍ
３
～７５．０Ｋｇ／ｍ
３
、独立気泡率が７０％以上のポリカーボネート系樹脂発泡成形体を含み、
前記ポリカーボネート系樹脂発泡成形体は、－３０℃における５０％圧縮応力と８０℃における５０％圧縮応力との差の絶対値を、２３℃における５０％圧縮応力で除した値が０．６以下である、自動車用バンパー芯材。
続きを表示（約 390 文字）【請求項２】
前記ポリカーボネート系樹脂発泡成形体は、メルトフローレート（ＭＦＲ）が２．４ｇ／１０分～２０ｇ／１０分であるポリカーボネート系樹脂を基材樹脂として含む、請求項１に記載の自動車用バンパー芯材。
【請求項３】
前記ポリカーボネート系樹脂発泡成形体は、炭素数３～６の炭化水素の発泡剤を含む、請求項１に記載の自動車用バンパー芯材。
【請求項４】
前記発泡剤は、脂肪族炭化水素及び／又は脂環式炭化水素であり、かつ沸点が３０℃以上である、請求項３に記載の自動車用バンパー芯材。
【請求項５】
前記発泡剤が、シクロペンタンである、請求項３に記載の自動車用バンパー芯材。
【請求項６】
前記ポリカーボネート系樹脂発泡成形体は、他の発泡剤として、さらに塩化エチルを含む、請求項３に記載の自動車用バンパー芯材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、自動車用バンパー芯材に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
自動車安全のためにバンパー芯材等のエネルギー吸収部材は、本来、低温下、高温下で性能発現が必要とされる。一般的に、バンパー芯材等のエネルギー吸収部材の素材として、ポリプロピレン系樹脂発泡体（ＥＰＰ）、ポリスチレン系樹脂発泡体（ＥＰＳ）が使用されている。ポリプロピレン系樹脂発泡体は、－３０℃～＋８０℃における温度による強度変化が著しく、高温領域において強度が低下するという挙動を示すという問題がある。一方、ポリスチレン系樹脂発泡体は、耐熱性、耐割れ性の問題で使用が困難であるという問題がある。
【０００３】
上記問題を解決する技術として、例えば特許文献１のように、ポリカーボネート樹脂の発泡成形体からなる自動車用エネルギー吸収部材が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開平１１－２８７２７７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１の技術でも物性面で依然として改善の余地があり、新たな自動車用バンパー芯材の開発が求められている。
【０００６】
本発明の一態様は、新規な自動車用バンパー芯材を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様は、以下の通りである。
【０００８】
〔１〕密度が２４．０Ｋｇ／ｍ
３
～７５．０Ｋｇ／ｍ
３
、独立気泡率が７０％以上のポリカーボネート系樹脂発泡成形体を含み、前記ポリカーボネート系樹脂発泡成形体は、－３０℃における５０％圧縮応力と８０℃における５０％圧縮応力との差の絶対値を、２３℃における５０％圧縮応力で除した値が０．６以下である、自動車用バンパー芯材。
【０００９】
〔２〕前記ポリカーボネート系樹脂発泡成形体は、メルトフローレート（ＭＦＲ）が２．４ｇ／１０分～２０ｇ／１０分であるポリカーボネート系樹脂を基材樹脂として含む、〔１〕の自動車用バンパー芯材。
【００１０】
〔３〕前記ポリカーボネート系樹脂発泡成形体は、炭素数３～６の炭化水素の発泡剤を含む、〔１〕または〔２〕の自動車用バンパー芯材。
（【００１１】以降は省略されています）

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