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公開番号2025145116
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045138
出願日2024-03-21
発明の名称カテーテル
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類A61M 25/00 20060101AFI20250926BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】新規なルーメン構造を有するシャフトを備えたカテーテルを提供する。
【解決手段】第1ルーメン12と第2ルーメン16を有するシャフト11と、シャフト11よりも近位側に設けられたハブ31とを有するカテーテル1であって、第1ルーメン12は第1遠位開口13と第1近位開口14を有し、第1遠位開口13がシャフト11の遠位端に位置し、第1近位開口14側がハブ31に接続しており、第2ルーメン16は第2遠位開口17と第2近位開口18を有し、第2遠位開口17側が第1ルーメン12に接続し、第2近位開口18がハブ31よりも遠位側に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
近位側から遠位側へ長手方向に延在しており、第1ルーメンと第2ルーメンを有するシャフトと、
前記シャフトよりも近位側に設けられたハブとを有するカテーテルであって、
前記第1ルーメンは第1遠位開口と第1近位開口を有し、前記第1遠位開口が前記シャフトの遠位端に位置し、前記第1近位開口側が前記ハブに接続しており、
前記第2ルーメンは第2遠位開口と第2近位開口を有し、前記第2遠位開口側が前記第1ルーメンに接続し、前記第2近位開口が前記ハブよりも遠位側に位置するカテーテル。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記シャフトは第3ルーメンをさらに有し、
前記第3ルーメンは第3遠位開口と第3近位開口を有し、前記第3遠位開口側が前記第1ルーメンまたは前記第2ルーメンに接続し、前記第3近位開口側が前記ハブに接続している請求項1に記載のカテーテル。
【請求項3】
前記第1ルーメンと前記第2ルーメンはガイドワイヤが挿通されるものである請求項1に記載のカテーテル。
【請求項4】
前記第1ルーメンと前記第2ルーメンと前記第3ルーメンはガイドワイヤが挿通されるものである請求項2に記載のカテーテル。
【請求項5】
前記第3ルーメンの前記第1ルーメンまたは前記第2ルーメンとの接続部は、前記第2ルーメンの前記第1ルーメンとの接続部と、前記長手方向の異なる位置にある請求項2に記載のカテーテル。
【請求項6】
前記第2ルーメンの前記第1ルーメンとの接続部は、前記シャフトの遠位端から近位側に50mm以上400mm以下の範囲にある請求項1に記載のカテーテル。
【請求項7】
前記第2ルーメンの前記第2遠位開口から前記第2近位開口までの長さは10mm以上300mm以下である請求項1に記載のカテーテル。
【請求項8】
マイクロカテーテルである請求項1~7のいずれか一項に記載のカテーテル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はカテーテルに関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数のルーメンが形成されたシャフトを備えたカテーテルが知られている。例えば、特許文献1には、第1ルーメンと第2ルーメンとを有するカテーテルであって、第1ルーメンはカテーテルの基端から先端に至る通路を形成してカテーテルの先端で開口しており、カテーテルの先端から所定長さ部分は、テーパ状の段部を介して、第1ルーメンを含む筒部を残して縮径され、第2ルーメンは、カテーテルの基端から前記段部に至る通路を形成して前記段部で開口しているカテーテルが開示されている。特許文献2には、少なくとも3つの分離したルーメンを取り囲む外壁を有するカテーテル本体と、第1、第2、および第3ルーメンを備える前記少なくとも3つの分離したルーメンとを備え、第2および第3ルーメンの遠位開口部がほぼ同じ位置にカテーテルの長手方向に沿って隣接して配置され、第1ルーメンの遠位開口部が、第2および第3ルーメンの遠位開口部に対して遠位または近位にカテーテルの長手方向に沿って配置されたカテーテルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-034652号公報
特開2008-504897号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、従来様々なルーメン構造を有するシャフトを備えたカテーテルが知られており、本発明の目的は、新規なルーメン構造を有するシャフトを備えたカテーテルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決することができた本発明のカテーテルは下記の通りである。
[1] 近位側から遠位側へ長手方向に延在しており、第1ルーメンと第2ルーメンを有するシャフトと、
前記シャフトよりも近位側に設けられたハブとを有するカテーテルであって、
前記第1ルーメンは第1遠位開口と第1近位開口を有し、前記第1遠位開口が前記シャフトの遠位端に位置し、前記第1近位開口側が前記ハブに接続しており、
前記第2ルーメンは第2遠位開口と第2近位開口を有し、前記第2遠位開口側が前記第1ルーメンに接続し、前記第2近位開口が前記ハブよりも遠位側に位置するカテーテル。
[2] 前記シャフトは第3ルーメンをさらに有し、前記第3ルーメンは第3遠位開口と第3近位開口を有し、前記第3遠位開口側が前記第1ルーメンまたは前記第2ルーメンに接続し、前記第3近位開口側が前記ハブに接続している[1]に記載のカテーテル。
[3] 前記第1ルーメンと前記第2ルーメンはガイドワイヤが挿通されるものである[1]に記載のカテーテル。
[4] 前記第1ルーメンと前記第2ルーメンと前記第3ルーメンはガイドワイヤが挿通されるものである[2]に記載のカテーテル。
[5] 前記第3ルーメンの前記第1ルーメンまたは前記第2ルーメンとの接続部は、前記第2ルーメンの前記第1ルーメンとの接続部と、前記長手方向の異なる位置にある[2]または[4]に記載のカテーテル。
[6] 前記第2ルーメンの前記第1ルーメンとの接続部は、前記シャフトの遠位端から近位側に50mm以上400mm以下の範囲にある[1]~[5]のいずれかに記載のカテーテル。
[7] 前記第2ルーメンの前記第2遠位開口から前記第2近位開口までの長さは10mm以上300mm以下である[1]~[6]のいずれかに記載のカテーテル。
[8] マイクロカテーテルである[1]~[7]のいずれかに記載のカテーテル。
【発明の効果】
【0006】
本発明のカテーテルは、第1ルーメンと第2ルーメンを有するシャフトを備え、第1ルーメンと第2ルーメンは、第2ルーメンの遠位側が第1ルーメンに接続した構造を有している。そのため、例えば第1ルーメンと第2ルーメンのそれぞれにガイドワイヤを挿通してシャフトの遠位端から延出させるガイドワイヤを適宜選択することにより、カテーテルを体内管腔のより奥まで挿入することを可能にするなど、新規なカテーテルの使用方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係るカテーテルの一例を表し、カテーテルの側面図を表す。
本発明の実施の形態に係るカテーテルの他の一例を表し、カテーテルの側面図を表す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、下記実施の形態に基づき本発明のカテーテルを具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施の形態によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。なお、各図面において、便宜上、ハッチングや部材符号等を省略する場合もあるが、かかる場合、明細書や他の図面を参照するものとする。また、図面における種々部材の寸法は、本発明の特徴の理解に資することを優先しているため、実際の寸法とは異なる場合がある。
【0009】
図1および図2を参照して、本発明の実施の形態に係るカテーテルについて説明する。図1および図2には、本発明のカテーテルの構成例が示されており、図1は本発明の第1実施形態に係るカテーテルの側面図を表し、図2は本発明の第2実施形態に係るカテーテルの側面図を表す。
【0010】
カテーテル1は、長手方向に延在するシャフト11と、シャフト11よりも近位側に設けられたハブ31を有する。カテーテル1において、長手方向は、シャフト11の延在方向に基づき定められる。カテーテル1は、長手方向に対する一方側と他方側として、近位側と遠位側を有する。近位側とは、カテーテル1の使用者、つまり術者の手元側の方向を指し、遠位側とは近位側の反対方向、すなわち処置対象側の方向を指す。シャフト11は、長手方向に対する直交方向として、径方向を有する。図1および図2では、図の右側が近位側に相当し、図の左側が遠位側に相当する。
(【0011】以降は省略されています)

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