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公開番号
2025165768
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-05
出願番号
2024070065
出願日
2024-04-23
発明の名称
熱分解油、エラストマー、ゴム製品、及び樹脂製品
出願人
株式会社ブリヂストン
,
ENEOS株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C10G
1/10 20060101AFI20251028BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】化成品の原料として利用し易い熱分解油を提供する。
【解決手段】使用済みタイヤ類を含む廃材を熱分解して得た熱分解油であって、生成後3時間以内で、40℃で測定した密度が0.82g/cm
3
以上0.89g/cm
3
未満で、且つヨウ素価が180gI
2
/100g以上であることを特徴とする、熱分解油である。該熱分解油は、90%留出温度が400℃以下であることが好ましく、10%留出温度が100℃以上であることが好ましく、GC×GC-MSで測定したオレフィン分が10体積%以上であることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
使用済みタイヤ類を含む廃材を熱分解して得た熱分解油であって、
生成後3時間以内で、40℃で測定した密度が0.82g/cm
3
以上0.89g/cm
3
未満で、且つヨウ素価が180gI
2
/100g以上であることを特徴とする、熱分解油。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記ヨウ素価が200gI
2
/100g以上である、請求項1に記載の熱分解油。
【請求項3】
生成後3日間放置後、40℃で測定した密度が0.84~0.97g/cm
3
である、請求項1に記載の熱分解油。
【請求項4】
90%留出温度が400℃以下である、請求項1に記載の熱分解油。
【請求項5】
10%留出温度が100℃以上である、請求項1に記載の熱分解油。
【請求項6】
GC×GC-MSで測定したオレフィン分が10体積%以上である、請求項1に記載の熱分解油。
【請求項7】
GC×GC-MSで測定したオレフィン分が30体積%以上である、請求項1に記載の熱分解油。
【請求項8】
請求項1に記載の熱分解油を原料の一部又は全部とすることを特徴とする、エラストマー。
【請求項9】
前記エラストマーが樹脂、合成ゴムからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項8に記載のエラストマー。
【請求項10】
請求項8に記載のエラストマーを原料の一部又は全部とすることを特徴とする、ゴム製品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱分解油、エラストマー、ゴム製品、及び樹脂製品に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今、使用済みタイヤ類を始めとする使用済みゴム製品については、地球環境の保護の見地から、リサイクルが推し進められている。かかるリサイクルの手法としては、使用済みゴム製品を熱分解して、オイル(熱分解油)、カーボンブラック(炭化物)等の熱分解生成物を回収する技術が挙げられる。例えば、下記特許文献1には、熱分解処理により、廃棄タイヤまたは類似の重合体材料からカーボン及び炭化水素混合物を回収する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2002-523552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1等に記載のように、使用済みタイヤ類を熱分解する方法については、従来から様々な検討がなされてきたが、熱分解で回収したオイル(熱分解油)中の成分については、検討がなされてこなかった。
一方、使用済みタイヤ類を熱分解して、化成品の原料として再利用するためには、回収する熱分解油は、特定の性質を有することが好ましい。
【0005】
そこで、本発明は、化成品の原料として利用し易い熱分解油を提供することを課題とする。
また、本発明は、かかる熱分解油を用いる、エラストマー、ゴム製品、及び樹脂製品を提供することを更なる課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本発明の熱分解油、エラストマー、ゴム製品、及び樹脂製品の要旨構成は、以下の通りである。
【0007】
[1] 使用済みタイヤ類を含む廃材を熱分解して得た熱分解油であって、
生成後3時間以内で、40℃で測定した密度が0.82g/cm
3
以上0.89g/cm
3
未満で、且つヨウ素価が180gI
2
/100g以上であることを特徴とする、熱分解油。
上記[1]に記載の本発明の熱分解油は、軽質で、非芳香族性の炭素-炭素二重結合を有する化合物の含有量が多いため、化成品の原料として利用し易い。
【0008】
[2] 前記ヨウ素価が200gI
2
/100g以上である、[1]に記載の熱分解油。
上記[2]に記載の熱分解油は、化成品の原料として更に利用しい。
【0009】
[3] 生成後3日間放置後、40℃で測定した密度が0.84~0.97g/cm
3
である、[1]又は[2]に記載の熱分解油。
上記[3]に記載の熱分解油は、化成品の原料として更に利用しい。
【0010】
[4] 90%留出温度が400℃以下である、[1]~[3]のいずれか一つに記載の熱分解油。
上記[4]に記載の熱分解油は、化成品の原料として更に利用し易い。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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