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公開番号
2025152903
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055078
出願日
2024-03-28
発明の名称
潤滑油組成物
出願人
コスモ石油ルブリカンツ株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
C10M
169/04 20060101AFI20251002BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】せん断安定性に優れ、かつ、水混入後のエマルジョンの生成抑制に優れる潤滑油組成物の提供。
【解決手段】鉱物油系潤滑油及び合成油系潤滑油から選択される少なくとも1種の基油と、所定の重量平均分子量であるポリアルキルメタクリレート系の粘度指数向上剤と、式(1)で表されるジアルキルチオリン酸亜鉛X
1
と、式(2)で表されるジアルキルチオリン酸亜鉛X
2
と、酸性リン酸エステルアミン塩Yとを含有し、式(a):1.0≦P
X1
/P
X2
≦10.5を満たす潤滑油組成物。式(a)中、P
X1
、P
X2
は、各々潤滑油組成物の全質量に対するX
1
、X
2
のリン濃度換算での含有量を表す。
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R
1
~R
4
は、独立に、直鎖又は分岐鎖のC10~20の第1級アルキル基、R
5
~R
8
は、独立に、直鎖又は分岐鎖のC3~6の第1級若しくは第2級アルキル基を表す。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
鉱物油系潤滑油及び合成油系潤滑油から選択される少なくとも1種の基油と、
重量平均分子量が20,000~8,0000であるポリアルキルメタクリレート系の粘度指数向上剤と、
下記式(1)で表されるジアルキルチオリン酸亜鉛X
1
と、
下記式(2)で表されるジアルキルチオリン酸亜鉛X
2
と、
下記式(3)で表される酸性リン酸エステルアミン塩Yと、
を含有し、
下記式(a)で表される関係を満たす、潤滑油組成物。
JPEG
2025152903000012.jpg
27
90
式(1)中、R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
は、それぞれ独立に、直鎖又は分岐鎖の炭素数10~20の第1級アルキル基を表す。
JPEG
2025152903000013.jpg
27
90
式(2)中、R
5
、R
6
、R
7
及びR
8
は、それぞれ独立に、直鎖又は分岐鎖の炭素数3~6の第1級若しくは第2級アルキル基を表す。
JPEG
2025152903000014.jpg
27
90
式(3)中、R、R
5
及びR
6
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数3~30の炭化水素基を表し、R
5
及びR
6
のうち、少なくとも1つは炭化水素基を表す。
1.0≦P
X1
/P
X2
≦10.5 (a)
式(a)中、P
X1
は、潤滑油組成物の全質量に対する前記式(1)で表されるジアルキルチオリン酸亜鉛X
1
のリン濃度換算での含有量を表し、P
X2
は、潤滑油組成物の全質量に対する前記式(2)で表されるジアルキルチオリン酸亜鉛X
2
のリン濃度換算での含有量を表す。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記式(1)におけるR
1
、R
2
、R
3
及びR
4
は、それぞれ独立に、直鎖の炭素数10~12の第1級アルキル基である、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項3】
前記式(2)におけるR
5
、R
6
、R
7
及びR
8
は、それぞれ独立に、炭素数4又は炭素数5の第1級アルキル基である、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項4】
前記式(3)におけるR
9
及びR
10
は、それぞれ独立に、アルキル基、アリール基、アルケニル基、アルキルアリール基及びアリールアルキル基からなる群より選ばれた炭素数3~30の炭化水素基である、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項5】
前記ポリアルキルメタクリレート系の粘度指数向上剤が、下記式(la)で表される構成単位及び下記式(lb)で表される構成単位を有するポリアルキルメタクリレートを含む、請求項1に記載の潤滑油組成物。
JPEG
2025152903000015.jpg
54
91
式(la)及び式(lb)中、R
11
は水素原子又は炭素数1~24のアルキル基を表し、R
12
は水素原子又はメチル基を表し、R
13
はアミノ基で置換された炭素数1~24のアルキル基を表し、m及びnはそれぞれ独立に1以上の整数を表す。
【請求項6】
農業機械用潤滑油である、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の潤滑油組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、潤滑油組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
農業機械には、整地用作業機としてのトラクター、育成管理用作業機としての田植え機、収穫用作業機としてのバインダー又はコンバイン等があり、トラクターは最も広く用いられている。
【0003】
近年、トラクター等の農業機械の高出力化に伴い、ギヤ部等における負荷が増していることから、農業機械に適用する潤滑油組成物には、高いせん断安定性を有することが望まれている。このような要望を背景として、例えば、特許文献1には、鉱物油系基油及び合成油系基油からなる群より選択される少なくとも1種の基油と、特定の分子量を有するポリアルキルメタクリレート系の粘度指数向上剤と、を含有し、100℃における動粘度、超音波せん断安定性試験による100℃における動粘度低下率、及び-40℃におけるBrookfield粘度を、所定の範囲とする農業機械用潤滑油組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/210068号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のとおり、農業機械に適用する潤滑油組成物には、高いせん断安定性を有することが望まれている。他方、農業機械は、水田等の水と接しやすい環境で使用されることもあり、使用過程において潤滑油組成物中に水の混入がしばしば認められる。そのため、水混入環境下においても農業機械の機能が保持されることが求められる。特に、農業機械は水田での使用の際、又は機械の洗浄等によって、オイルタンクに水が混入し易い。水の混入により、潤滑油組成物中にエマルジョンが生成されると、フィルターの目詰まりが生じるため、潤滑油組成物には、水混入後のエマルジョンの生成抑制性に優れていることが望まれている。例えば、特許文献1が開示する農業機械用潤滑油組成物では、特定の分子量を有するポリアルキルメタクリレート系の粘度指数向上剤を含有させ、せん断安定性に優れた効果を達成しているが、水混入後のエマルジョンの生成抑制及びせん断安定性を両立させる観点からは、更なる改良が求められている。
【0006】
本開示の一実施形態が解決しようとする課題は、上記の事情に鑑みたものであり、せん断安定性に優れ、かつ、水混入後のエマルジョンの生成抑制性に優れる潤滑油組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示には、以下の態様が含まれる。
【0008】
<1> 鉱物油系潤滑油及び合成油系潤滑油から選択される少なくとも1種の基油と、
重量平均分子量が20,000~8,0000であるポリアルキルメタクリレート系の粘度指数向上剤と、
下記式(1)で表されるジアルキルチオリン酸亜鉛X
1
と、
下記式(2)で表されるジアルキルチオリン酸亜鉛X
2
と、
下記式(3)で表される酸性リン酸エステルアミン塩Yと、
を含有し、
下記式(a)で表される関係を満たす、潤滑油組成物。
【0009】
JPEG
2025152903000001.jpg
25
83
【0010】
式(1)中、R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
は、それぞれ独立に、直鎖又は分岐鎖の炭素数10~20の第1級アルキル基を表す。
(【0011】以降は省略されています)
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