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公開番号2025166075
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2025131685,2022501331
出願日2025-08-06,2020-07-08
発明の名称摩擦及び摩耗低減添加剤
出願人ペトロリアム ナショナル ブルハド (ペトロナス)
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C10M 139/00 20060101AFI20251028BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】潤滑油組成物に使用するための、該組成物の抗摩耗特性を改善し、該組成物における摩擦を低減する、改善された添加剤を提供する。
【解決手段】1又は2以上のイオン液体が提供され、1又は2以上のイオン液体は、1又は2以上のカチオンと、1又は2以上の第6族金属単核メタレートアニオンとを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
第四級ホスホニウムカチオン、第四級スルホニウムカチオン、少なくとも1つのアミド基を含む第四級アンモニウムカチオン、少なくとも1つのエステル基を含む第四級アンモニウムカチオン、少なくとも1つのエステル基を含む置換第四級イミダゾリウムカチオン、少なくとも1つのアミド基を含む置換第四級イミダゾリウムカチオン、アザアヌレニウム、アザチアゾリウム、ベンズイミダゾリウム、ベンゾフラニウム、ベンゾチオフェニウム、ベンゾトリアゾリウム、ボロリウム、シンノリニウム、ジアザビシクロデセニウム、ジアザビシクロノネニウム、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタニウム、ジアザビシクロ-ウンデセニウム、ジベンゾフラニウム、ジベンゾチオフェニウム、ジチアゾリウム、ジチアゾリウム、フラニウム、グアニジニウム、イミダゾリウム、インダゾリウム、インドリニウム、インドリウム、モルホリニウム、オキサボロリウム、オキサホスホリウム、オキサジニウム、オキサゾリウム、イソ-オキサゾリウム、オキサゾリニウム、ペンタゾリウム オキソチアゾリウム、ホスホリウム、ホスホニウム、フタラジニウム、ピペラジニウム、ピペリジニウム、ピラニウム、ピラジニウム、ピラゾリウム、ピリダジニウム、ピリジニウム、ピリミジニウム、ピロリジニウム、ピロリウム、キナゾリニウム、キノリニウム、イソキノリニウム、キノキサリニウム、キヌクリジニウム、セレンアゾリウム、スルホニウム、テトラゾリウム、チアジアゾリウム、イソ-チアジアゾリウム、チアジニウム、チアゾリウム、イソ-チアゾリウム、チオフェニウム、チウロニウム、トリアザデセニウム、トリアジニウム、トリアゾリウム、イソ-トリアゾリウム、及びウラニウム、並びにこれらの組合せから選択される1又は2以上のカチオンと、1又は2以上の第6族金属単核メタレートアニオンとを含む、イオン液体であって、前記1又は2以上の第6族金属単核メタレートアニオンが、少なくとも1つの金属硫黄結合を含む、前記イオン液体。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
1又は2以上の第6族金属単核メタレートアニオンがモリブデンを含む、請求項1に記載のイオン液体。
【請求項3】
1又は2以上の第6族金属単核メタレートアニオンが-2の電荷を有する、請求項1又は2に記載のイオン液体。
【請求項4】
1又は2以上の第6族金属単核メタレートアニオンの中心金属原子が、4つの原子に結合している、請求項1~3のいずれかに記載のイオン液体。
【請求項5】
1又は2以上の第6族金属単核メタレートアニオンが、前記アニオンの中心金属原子に配位した以下のリガンド:BH

、BF

、BCl

、BR

、ALMe

、SiF

、H、CR

、-CR=CR

、アルキニル、-COR、-C



、η-CH

CH=CH

、η-C



、CF

、C



、CH

CMe

、NR

、OR、-OOR、F、SiR

、-PR

、SR、Cl、GeR

、AsR

、SeR、Br、SnR

、I、CN、SCN、NCS、N

、OCN、NCO、OSO

R、ONO、ONO

、OClO

、OSiR

、Mn(CO)

、Fe(η-C



)(CO

)、Mo(η-C



)(CO)

、Au(PPh

)、HgCl、-SCH

CH

S-、オキサレート、o-キノン、-(S)

-、SO

、CO

、-(O)

-、金属環状化合物-(CH



-[式中、n=2、3、又は4である]、=CR

、=NR、=O、=S、=C=CR

、NH

、NR

【請求項6】
1又は2以上の第6族金属単核メタレートアニオンが、式:
JPEG
2025166075000043.jpg
92
170
[式中、M=Cr、Mo、W、又はSgであり、少なくとも1つのXがX=Sであり、他のXは独立して、O、S、Se、又はTeから選択され、各Rは独立して、アルキル若しくはC

-C
10
アルキル、アルケニル若しくはC

-C
10
アルケニル、アリール若しくはC

-C
10
アリール、アルキルアリール若しくはC

-C
10
アルキルアリール、又はアリールアルキル部分若しくはC

-C
10
アリールアルキル部分から選択され、前記アルキル、アルケニル、アリール、アルキルアリール、又はアリールアルキル部分は、C

-C

アルコキシ、C

-C

アルコキシアルコキシ、C

-C

シクロアルキル、-OH、-NH

、-SH、-CO

(C

-C

)アルキル、及び-OC(O)(C

-C

)アルキルから選択される1~3個の基によって置換されていてもよい]
のものである、請求項1~5のいずれかに記載のイオン液体。
【請求項7】
M=Moであり、他のXが独立して、O又はSから選択される、又は各X=Sである、請求項6に記載のイオン液体。
【請求項8】
1又は2以上のイオン液体が、式:
JPEG
2025166075000044.jpg
36
170
[式中、M=Moであり、各X=Sである]
を有する、請求項1~7のいずれかに記載のイオン液体。
【請求項9】
1又は2以上のカチオンが、以下の構造:
JPEG
2025166075000045.jpg
50
170
[式中、R

、R

、R

、及びR

は独立して、C

-C
30
直鎖若しくは分岐状アルキル基及びアルケニル基;C

-C

シクロアルキル基;C

-C
30
アリールアルキル基;C

-C
30
アルキルアリール基;アリール基から選択され、又はR

、R

、R

、及びR

のいずれか2つが組み合わさって、アルキレン鎖-(CH



-[式中、qは3~6である]を形成し、前記直鎖若しくは分岐鎖アルキル基及びアルケニル基、シクロアルキル基、アリールアルキル基、アルキルアリール基;アリール基、又はアルキレン鎖のいずれか1又は2以上は、C

-C

アルコキシ、C

-C

アルコキシアルコキシ、C

-C

シクロアルキル、-OH、-NH

、-SH、-CO

(C

-C

)アルキル、及び-OC(O)(C

-C

)アルキルから選択される1~3個の基によって置換されていてもよい]
から選択される1又は2以上のカチオンを含む、請求項1~8のいずれかに記載のイオン液体。
【請求項10】


、R

、R

、及びR

が、C

-C
30
直鎖若しくは分岐状アルキル基及びアルケニル基、又はC

-C
30
直鎖又は分岐状アルキル基である、請求項9に記載のイオン液体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、潤滑剤における摩擦及び摩耗を低減するための添加剤に関する。特に、本発明は、新規な塩、並びに摩擦及び摩耗を低減するための潤滑油組成物におけるその使用に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
潤滑剤組成物は一般に、潤滑的粘度の基油とともに、摩擦及び摩耗の低減、粘度指数の向上、洗浄力、並びに酸化及び腐食への耐性などの特性を与えるための1又は2以上の添加剤を含む。潤滑剤基油は、ベースストックと呼ばれる、1又は2以上の供給源の潤滑油を含みうる。典型的には、潤滑剤は、約90重量%の基油と、10重量%前後の添加剤とを含有する。潤滑剤のベースストックは、原油に由来しうる。このようなベースストックは、鉱油として知られる。自動車エンジン用潤滑剤において有用なこのような潤滑剤ベースストックは、原油の精製から高沸点画分として、又は合成経路を介して得ることができ、API standard 1509, "ENGINE OIL LICENSING AND CERTIFICATIONSYSTEM", April 2007
version 16th edition Appendix Eによれば、グループI、II、III、IV、及びVベース
ストックとして分類される。潤滑剤ベースストックは、合成炭化水素(それ自体石油に由来しうる)を使用して、合成によって得ることもできる。このようなベースストックは、合成ベースストックとして知られ、ポリアルファオレフィン(PAO,polyalpha-olefin)、合成エステル、ポリアルキレングリコール(PAG,polyalkyleneglycol)、リン
酸エステル、アルキル化ナフタレン(AN,alkylated naphthalene)、ケイ酸エステル
、イオン流体、及び多重アルキル化シクロペンタン(MAC,multiply alkylatedcyclopentane)が挙げられる。
【0003】
潤滑油組成物は、多様な用途を有する。該組成物の主要な用途は、モータービークルにおける内燃機関の可動部品、並びに火花点火機関及び圧縮点火機関などの動力装置を潤滑することにある。潤滑油組成物は一般に、潤滑油が機能を果たすことを支援するための多様な添加剤を含む。摩擦低減添加剤は一般に、システムの可動部品同士の間の摩擦を低減するために、潤滑油組成物に含まれる。抗摩耗添加剤も典型的には、可動部品の表面における摩耗を低減するために含まれる。市販の摩擦低減添加剤の例は、式:
【0004】
JPEG
2025166075000001.jpg
52
154
【0005】
を有する、MoDTCとして知られる化合物である。
【0006】
潤滑油組成物に使用される市販の抗摩耗添加剤の例は、ジアルキル亜鉛、及び以下の式:
【0007】
JPEG
2025166075000002.jpg
36
107
【0008】
を有する、亜鉛ジアリールジチオホスフェート(ZDDP,zinc dialkyland diaryl dithiophosphate)として知られる化合物である。
【0009】
様々な塩も、摩擦低減及び抗摩耗特性を潤滑油組成物に提供するために、組成物に使用されることが公知である。国際公開第2008/075016号パンフレットは、潤滑油組成物に使用して、抗摩耗及び摩擦低減特性を提供するための様々な塩を開示している。塩は、4つのヒドロカルビル基を有する、第四級アンモニウム及び第四級ホスホニウムカチオンを含む。塩は、式[R



P(O)O]

のアニオン、カルボン酸アニオン、及び様々なスルホコハク酸エステルアニオンを含む。
【0010】
摩擦低減及び抗摩耗添加剤として潤滑油組成物に使用するためのさらなる塩は、米国特許出願公開第2017/0240838号明細書及び米国特許出願公開第2017/0240837号明細書に開示されており、以下の式:
(【0011】以降は省略されています)

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