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公開番号2025166548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-06
出願番号2024070646
出願日2024-04-24
発明の名称防虫服
出願人個人
代理人個人
主分類A41D 13/00 20060101AFI20251029BHJP(衣類)
要約【課題】使用者の動きをほとんど妨げることがなく、コンパクト収納が可能で持ち運びも容易な防虫服を提供する。
【解決手段】防虫服2は、薄くて軽い柔軟性のメッシュ生地8で使用者Pの輪郭に対して余裕の寸法で形成されたファスナー10付きの上メッシュ服12と、メッシュ生地8で使用者Pの輪郭に対して余裕の寸法で形成されたズボン型の下メッシュ服14と、帽子15と、メッシュ生地8で顔を覆う筒状に形成され、上端が帽子15に一体に固定された顔ガード16と、を備えた3分割構成で、顔ガード16の目に対応する部分は透明部材24で形成されている。使用後は帽子15内に丸めて押し込み、帽子15をハンドバッグ状に折り畳んで留め具で留めることにより、ハンドバッグと同等の感覚で携帯して持ち運ぶことができる。持ち運び時には防虫服2の帽子15以外は外部からは見えない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
柔軟性のメッシュ生地で衣服又は皮膚表面との間に隙間を形成する余裕の寸法で上半身の輪郭に沿う形状に形成され、前面側がファスナーで開閉可能な上メッシュ服と、
頭部に装着される頭部保護体と、
前記メッシュ生地で顔を覆う筒状に形成され、上端が前記頭部保護体に一体に固定された顔ガードと、
を備え、
前記上メッシュ服の手首と胴部に対応する部分は弾性を有する紐状部材で密接するように構成され、前記顔ガードの目に対応する部分は透明部材で構成され、使用後は前記上メッシュ服と前記顔ガードとを丸めて前記頭部保護体内に収容可能であることを特徴とする防虫服。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記顔ガードは、前記頭部保護体を装着したときに下側が前記上メッシュ服の上部に重なる長さを有していることを特徴とする請求項1に記載の防虫服。
【請求項3】
前記頭部保護体が柔軟性を有する帽子であり、該帽子はハンドバッグ状に折り畳んで留める留め具を備え、前記上メッシュ服及び前記顔ガードを丸めて前記帽子内に収容した状態で前記留め具で留めることにより前記帽子内に前記上メッシュ服及び前記顔ガードが抜け止めされた状態となることを特徴とする請求項2に記載の防虫服。
【請求項4】
前記メッシュ生地で衣服又は皮膚表面との間に隙間を形成する余裕の寸法で下半身の輪郭に沿う形状に形成されたズボン型の下メッシュ服を有し、該下メッシュ服の足首及び胴部に対応する部分は弾性を有する紐状部材で密接するように構成され、前記上メッシュ服及び前記顔ガードと共に前記下メッシュ服を丸めて前記帽子内に収容可能であることを特徴とする請求項3に記載の防虫服。
【請求項5】
前記上メッシュ服の首に対応する部分にフックに吊り下げるための吊り下げ紐が設けられ、前記吊り下げ紐は前記留め具で固定された前記帽子をフックに吊り下げる場合の吊り下げ紐を兼ねることを特徴とする請求項3又は4に記載の防虫服。
【請求項6】
前記頭部保護体がヘルメットであることを特徴とする請求項1に記載の防虫服。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蚊やマダニ、蜂、ヒル、毛虫等から身を守るための防虫服に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
草木の多い道や竹藪、雑木林等では単に通り過ぎるだけでも蚊やマダニ、蜂、ヒル、毛虫等の害虫の被害に合い易く、そのようなエリアで草刈りや伐採等の作業をする場合には被害に合う確率は高くなる。この種の害虫から身を守るために従来から種々の提案がなされている。
【0003】
例えば特許文献1には、網目状の生地で形成された前開き構成の防虫服と、同じく網目状の生地で形成されて単に被るだけの円筒形状の頭部防護ネットが開示されている。この防虫服は体の表面と網目状の生地との間に蜂の針が届かない空間を形成することを特徴としており、ピアノ線等の保形部材で一定の服形状を維持するように構成されている。しかしながら、保形性を有しているが故に嵩張りやすく、保管管理上の問題や持ち運びにくさを否めない。また、着ぐるみ様の着心地となるので、使用者の動きやすさ(機動性)が妨げられることを避けられない。
【0004】
特許文献2には、ネット生地を2重にし、生地間に複数のプラスチック製のスペーサ(空間形成部材)を介在させてつなぎ服仕様に作成した防虫服が開示されている。股下より首部までをファスナーで開閉できるようにし、顔の目に対応する部分には透明なビニール片が固定されている。手首や足首部分には隙間が生じないようにゴム紐が設けられている。スペーサの高さは2cm程度となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-323629号公報
特開2005―82955号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2に記載の防虫服は、全身を覆う一体構成である程度の柔軟性を有するため、特許文献1に記載のものよりも嵩張りにくく機動性も高い。しかしながら、厚みが2cmの生地と同等の容積を有するため、コンパクトに折り畳んでその状態を維持することは困難であり、また、いわゆる着膨れと同等の状態となるため、動きやすさの観点からの満足性は期待できない。特許文献1、2のいずれも蜂や蚊の針が体に届かない構成に主眼を置いており、しかもその効果が体の表面全体に亘って発揮される構成となっているために動きづらさを避けられない、と言える。換言すれば、ススメバチ等の最大の脅威にも対応し得る構成となっているため、そのような脅威が低い、あるいは無いエリアにおいては動きにくさ等のデメリットが顕著となる。
【0007】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用者の動きをほとんど妨げることがなく、コンパクト収納が可能で持ち運びも容易な簡易タイプの防虫服を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の防虫服(2)は、柔軟性のメッシュ生地(8)で衣服(4)又は皮膚表面との間に隙間(g1)を形成する余裕の寸法で上半身の輪郭に沿う形状に形成され、前面側がファスナー(10)で開閉可能な上メッシュ服(12)と、頭部に装着される頭部保護体(15)と、メッシュ生地(8)で顔を覆う筒状に形成され、上端が頭部保護体(15)に一体に固定された顔ガード(16)と、を備え、上メッシュ服(12)の手首と胴部に対応する部分は弾性を有する紐状部材(18、28)で密接するように構成され、顔ガード(16)の目に対応する部分は透明部材(24)で構成され、使用後は上メッシュ服(12)と顔ガード(16)とを丸めて頭部保護体(15)内に収容可能であることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る防虫服によれば、普段の服着用と同等の感覚、手間で着用できるので着用が容易であり、使用者の動きも殆ど妨げない。着用時の重量感も殆ど感じず、使用後はコンパクトに丸めて保管、持ち運びが可能となる。
【0010】
また、上記の防虫服(2)では、顔ガード(16)は、頭部保護体(15)を装着したときに下側が上メッシュ服(12)の上部に重なる長さを有している構成としてもよい。これによれば、虫の侵入を高精度に防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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