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公開番号2025167454
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024072075
出願日2024-04-26
発明の名称データ収集装置、車両制御装置及びデータ収集システム
出願人Astemo株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類G06F 11/34 20060101AFI20251030BHJP(計算;計数)
要約【課題】記録する時系列データの仕様が変更されたときに、改修のためのリードタイムを短縮する。
【解決手段】データ収集装置51Aは、イベント検出部12と、イベント検出部12によってイベントの発生が検出された際に、イベントに関係する複数の種類の時系列データを特定する記録指示を送信する記録指示部13と、記録指示に従ってイベントに関係する複数の種類の時系列データを送信するデータ記録制御部14と、データ記録制御部14から送信された複数の種類の時系列データを記録する記録部30とを備える。データ記録制御部14は、複数の種類の時系列データごとに対応した複数のコンピュータプログラムにより複数の種類の時系列データを送信し、複数の種類の時系列データごとに対応した複数のコンピュータプログラムのそれぞれは、互いに独立して複数の種類の時系列データを送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
イベントの発生を検出するイベント検出部と、
前記イベント検出部によって前記イベントの発生が検出された際に、前記イベントに関係する複数の種類の時系列データを特定する記録指示を送信する記録指示部と、
前記記録指示部が送信した前記記録指示に従って、前記イベントに関係する複数の種類の前記時系列データを送信するデータ記録制御部と、
前記データ記録制御部から送信された前記イベントに関係する複数の種類の前記時系列データを記録する記録部と、
を備え、
前記データ記録制御部は、複数の種類の前記時系列データごとに対応した複数のコンピュータプログラムにより、複数の種類の前記時系列データを送信し、
複数の種類の前記時系列データごとに対応した複数の前記コンピュータプログラムのそれぞれは、互いに独立して複数の種類の前記時系列データを送信する、
ことを特徴とするデータ収集装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記イベント検出部は、前記イベントの発生を検出した際に、前記イベントと、前記イベントの発生が検出された際に記録する複数の種類の前記時系列データとを対応付けたイベント設定データを前記記録指示部に送信し、
前記記録指示部は、前記イベント検出部から送信された前記イベント設定データに基づいて、前記データ記録制御部に前記記録指示を送信することを特徴とする請求項1に記載のデータ収集装置。
【請求項3】
前記記録指示部は、前記イベントと、前記イベント検出部により前記イベントが検出された時刻と、前記イベントの発生が検出された際に記録する複数の種類の前記時系列データとを対応付けたイベントメタデータを生成することを特徴とする請求項2に記載のデータ収集装置。
【請求項4】
前記データ記録制御部から送信された複数の種類の前記時系列データと、前記記録指示部が生成した前記イベントメタデータとをそれぞれ別個に受信し、
受信した複数の種類の前記時系列データと前記イベントメタデータとに基づき、前記イベントと、前記イベント検出部により前記イベントが検出された時刻と、前記イベントの発生が検出された際に記録された複数の種類の前記時系列データとを対応付けた前記イベントごとの複数の種類の前記時系列データを生成するイベント単位データ生成部をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載のデータ収集装置。
【請求項5】
複数の種類の前記時系列データのうちの一部の前記時系列データに対応した前記コンピュータプログラムには、ISO26262規格で定義されたリスク分類システムであるASIL(Automotive Safety Integrity Level)が設定されており、
複数の種類の前記時系列データのうちの前記一部を除いた残部の前記時系列データに対応した前記コンピュータプログラムには、前記ASILが設定されていないことを特徴とする請求項1に記載のデータ収集装置。
【請求項6】
請求項1に記載のデータ収集装置を備える車両制御装置。
【請求項7】
請求項3に記載のデータ収集装置を複数備え、
請求項3に記載のデータ収集装置のうちの一つの前記記録指示部のみが、前記イベントメタデータを生成することを特徴とする車両制御装置。
【請求項8】
車両に搭載された請求項3に記載のデータ収集装置を備える車両制御装置と、
ネットワークを介して前記車両制御装置から複数の種類の前記時系列データを受信するサーバと、
を備え、
前記車両制御装置は、複数の種類の前記時系列データと前記イベントメタデータとをそれぞれ別個に前記サーバに送信し、
前記サーバは、
前記車両制御装置からそれぞれ別個に送信された複数の種類の前記時系列データと前記イベントメタデータとを受信し、
受信した複数の種類の前記時系列データと前記イベントメタデータとに基づき、前記イベントと、前記イベント検出部により前記イベントが検出された時刻と、前記イベントの発生が検出された際に記録された複数の種類の前記時系列データとを対応付けた前記イベントごとの複数の種類の前記時系列データを生成する、ことを特徴とするデータ収集システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、データ収集装置、車両制御装置及びデータ収集システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両の走行中に発生した特定事象(イベント)に関する時系列データをサーバに収集して、車両に搭載された電子制御装置のソフトウェアの不具合解消及び機能改善に活用するデータ収集システムが導入されている。そのようなシステムでは、時系列データを収集するイベントの発生条件(データの収集条件)及び収集対象の時系列データの内容を柔軟に変更して、目的に応じた時系列データを効率的に収集することが求められる。例えば、特許文献1では、サーバを介して各車両における時系列データの収集条件を変更可能とする手段が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-140657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のデータ収集システムでは、車両に備えられた車速センサ及びカメラ等の各々のセンサで得られた複数の時系列データを急減速及び急加速等のイベントごとにまとめて記録している。このような構成の場合、規格の変更等のために一つの時系列データの処理が改修されると、当該一つの時系列データの処理の改修が、イベントごとにまとめて記録している処理(またはコンピュータプログラム)全体に波及してしまい、改修が煩雑になるという課題がある。
【0005】
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、記録する個々の時系列データの仕様が変更されたときに、改修を容易にすることができるデータ収集装置、車両制御装置及びデータ収集システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るデータ収集装置は、イベントの発生を検出するイベント検出部と、イベント検出部によってイベントの発生が検出された際に、イベントに関係する複数の種類の時系列データを特定する記録指示を送信する記録指示部と、記録指示部が送信した記録指示に従って、イベントに関係する複数の種類の時系列データを送信するデータ記録制御部と、データ記録制御部から送信されたイベントに関係する複数の種類の時系列データを記録する記録部とを備える。データ記録制御部は、複数の種類の時系列データごとに対応した複数のコンピュータプログラムにより、複数の種類の時系列データを送信する。複数の種類の時系列データごとに対応した複数のコンピュータプログラムのそれぞれは、互いに独立して複数の種類の時系列データを送信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、記録する個々の時系列データの仕様が変更されたときに、改修を容易にすることができる。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の課題、構成および効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係るデータ収集システムを示すブロック図。
図1のイベント設定データ群の例を示す表。
図1の記録指示部が送信する記録指示及びイベントメタデータログ群の例を示す表。
図1のデータ要素単位データログ群の例を示す表。
図1のイベント単位データログ群の例を示す表。
図1のデータ収集装置及び車両制御装置の動作を示すフローチャート。
図1のサーバの動作を示すフローチャート。
図1のデータ収集システムの具体例を示すブロック図。
第2実施形態に係るデータ収集システムを示すブロック図。
第2実施形態に係るイベント設定データ群の例を示す表。
第3実施形態に係るデータ収集装置を示すブロック図。
第4実施形態に係るデータ収集システムを示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明に係るデータ収集装置、車両制御装置及びデータ収集システムについて説明する。
【0010】
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態のデータ収集システム1は、車両2とサーバ4とを備える。車両2には、データ収集装置51Aを有する車両制御装置3が搭載されている。なお、図1では、説明の便宜のため、代表的な車両2の一台だけが図示されているが、データ収集システム1は、複数の車両においてデータ収集装置51Aを有する車両制御装置3をそれぞれ備えていてもよい。データ収集システム1は、ネットワーク6を介して車両制御装置3のデータ収集装置51Aから複数の種類の時系列データであるデータ要素単位データログ群31を受信するサーバ4を備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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