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公開番号2024148985
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062596
出願日2023-04-07
発明の名称カプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法
出願人学校法人藤田学園
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類A61B 1/00 20060101AFI20241010BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】胃内壁を良好に撮影することができるカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法を提供する。
【解決手段】カプセル内視鏡1による胃内壁の撮影方法であって、カプセル内視鏡1は、第1カメラ11と、第1カメラ11を内蔵して密封したカプセル10とを備えており、内服した腸管洗浄剤Rを胃内腔Sに満たした状態において、嚥下されたカプセル内視鏡1を胃内腔Sの腸管洗浄剤Rに浮かべて撮影する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
カプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法であって、
前記カプセル内視鏡は、第1撮像部と、前記第1撮像部を内蔵して密封したカプセルとを備えており、
内服した前記液体を前記胃内腔に満たした状態において、嚥下された前記カプセル内視鏡を前記胃内腔の前記液体に浮かべて撮影するカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記カプセル内視鏡は、前記液体に浮かべた際に前記第1撮像部の撮影方向が重力方向の下方を向く重心位置になっている請求項1に記載のカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法。
【請求項3】
前記カプセル内視鏡は、前記カプセルに内蔵され、前記第1撮像部の撮影方向の逆方向を撮影する第2撮像部を備えている請求項1及び2のいずれか一項に記載のカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法。
【請求項4】
前記液体の比重を変化させることによって、前記液体内の前記カプセル内視鏡の沈み具合を変化させる請求項1及び2のいずれか一項に記載のカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法。
【請求項5】
前記カプセル内視鏡は、体外の磁気誘導装置によって誘導され、前記胃内腔の前記液体中を移動する請求項1及び2のいずれか一項に記載のカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、従来のカプセル内視鏡を開示している。このカプセル内視鏡は、カプセルの両端に1つずつ異なった方向に向けられたカメラを有している。このカプセル内視鏡の少なくとも一方のカメラは、撮影範囲を変化させるために、カメラの中央位置を中心にして側方に傾動するか、中央位置を中心にして回転運動する。このカプセル内視鏡は、カプセル内視鏡の直径よりも大きい直径を有する内部器官である胃内腔において、よろめきながら移動しても、カメラの撮影範囲を変化させることによって、内壁構造を識別することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-344655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のカプセル内視鏡は、胃内腔を移動する際、どのような移動姿勢をとるかは不明である。このため、このカプセル内視鏡は、胃内腔において、撮影方向が不安定であるため、胃内壁を良好に撮影できないおそれがある。
【0005】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、胃内壁を良好に撮影することができるカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法であって、前記カプセル内視鏡は、第1撮像部と、前記第1撮像部を内蔵して密封したカプセルとを備えており、内服した前記液体を前記胃内腔に満たした状態において、嚥下された前記カプセル内視鏡を前記胃内腔の前記液体に浮かべて撮影する。
【0007】
このカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法において、胃内腔を満たした液体にカプセル内視鏡を浮かべることによって、胃内腔におけるカプセル内視鏡の移動姿勢を安定させることができる。このため、このカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法は、カプセル内視鏡の第1撮像部の撮影方向が安定し、胃内壁を良好に撮影することができる。ここで言う「液体を胃内腔に満たした状態」とは、胃内腔が完全に液体に満たしている状態に限らず、胃内腔が液体にほぼ満たされている状態を含む。ここで言う「カプセル内視鏡を胃内腔の液体に浮かべ(る)」とは、カプセル内視鏡の一部が胃内壁に接触した状態で液体中に存在する状態も含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の胃内壁の撮影方法に利用するカプセル内視鏡を示す概略図である。
実施例1の胃内壁の撮影方法において、カプセル内視鏡よりも比重の大きい液体中をカプセル内視鏡が移動するイメージ図であって、(A)は被験者が背臥位の体位であり、(B)は被験者が四つ這い、及び腹臥位のいずれかの体位である。
実施例1の胃内壁の撮影において、カプセル内視鏡とほぼ等しい比重の液体中をカプセル内視鏡が移動するイメージ図であって、(A)は被験者が背臥位の体位であり、(B)は被験者が四つ這い、及び腹臥位のいずれかの体位である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
胃内壁の撮影方法に利用するカプセル内視鏡は、前記液体に浮かべた際に前記第1撮像部の撮影方向が重力方向の下方を向く重心位置になり得る。この場合、胃内腔を満たした液体にカプセル内視鏡を浮かべることによって、カプセル内視鏡の第1撮像部の撮影方向は、重力方向の下方に特定される。つまり、このカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法において、カプセル内視鏡の第1撮像部は、カプセル内視鏡よりも下方に位置する胃内壁を撮影することができる。このため、このカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法は、被検者の体位を背臥位、四つ這い、腹臥位、左右側臥位、及び座位等に変更して撮影することによって、胃内壁を良好に撮影することができる。
【0010】
胃内壁の撮影方法に利用するカプセル内視鏡は、前記カプセルに内蔵され、前記第1撮像部の撮影方向の逆方向を撮影する第2撮像部を備え得る。この場合、胃内腔に満たされた液体にカプセル内視鏡を浮かべると、カプセル内視鏡の第2撮像部の撮影方向は、重力方向の上方に特定される。つまり、このカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法において、カプセル内視鏡の第2撮像部は、カプセル内視鏡よりも上方に位置する胃内壁を撮影することができる。このため、このカプセル内視鏡による胃内壁の撮影方法において、カプセル内視鏡は、胃内腔に満たされた液体に浮かんだ位置よりも下方及び上方の胃内壁を撮影することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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