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公開番号2024155002
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069324
出願日2023-04-20
発明の名称バイオセンサ電極用皮膜、バイオセンサ電極及び汗成分センサ用電極
出願人第一工業製薬株式会社,国立大学法人山形大学
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類A61B 5/00 20060101AFI20241024BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】応答性に優れるバイオセンサ電極を形成することができるバイオセンサ電極用皮膜及び該皮膜を含むバイオセンサ電極並びに汗成分センサ用電極を提供する。
【解決手段】本発明のバイオセンサ電極用皮は、バイオセンサの電極に用いられる皮膜であって、沸点が100℃以上である多価アルコールと、カルボキシメチルセルロース塩と、電解質とを含む。本発明のバイオセンサ電極用皮膜は、応答性に優れるバイオセンサ電極を形成することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
バイオセンサの電極に用いられる皮膜であって、
沸点が100℃以上である多価アルコールと、
カルボキシメチルセルロース塩と、
電解質と
を含む、バイオセンサ電極用皮膜。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記多価アルコールが、グリセリン、ブチレングリコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル及びポリエチレングリコールからなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載のバイオセンサ電極用皮膜。
【請求項3】
前記カルボキシメチルセルロース塩は、エーテル化度が0.5~1.0である、請求項1に記載のバイオセンサ電極用皮膜。
【請求項4】
前記電解質は、リン酸塩化合物を含む、請求項1に記載のバイオセンサ電極用皮膜。
【請求項5】
含水率が50質量%以下である、請求項1に記載のバイオセンサ電極用皮膜。
【請求項6】
架橋剤を含まない、請求項1に記載のバイオセンサ電極用皮膜。
【請求項7】
前記バイオセンサ電極が汗成分を検出するための電極である、請求項1に記載のバイオセンサ電極用皮膜。
【請求項8】
前記バイオセンサ電極が汗中のグルコース及び/又は乳酸を検出するための電極である、請求項1に記載のバイオセンサ電極用皮膜。
【請求項9】
請求項1~6のいずれか1項に記載のバイオセンサ電極用皮膜を備える、バイオセンサ電極。
【請求項10】
請求項7又は8に記載のバイオセンサ電極用皮膜を備える、汗成分センサ用電極。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バイオセンサ電極用皮膜、バイオセンサ電極及び汗成分センサ用電極に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、例えば健康診断において、血液に代わる非侵襲な体液サンプルとして汗成分が注目されている。汗は、その90%近くが水であり夾雑物が少なく、体表に出た汗は比較的容易に、非侵襲的に採取可能である。また、近年の網羅的解析技術の進歩により、汗成分と疾患の関連性が示唆されつつある。この観点から、汗の成分を高精度に検出することが可能なセンサ等の装置の構築が重要となる。
【0003】
例えば、特許文献1には、被験者の皮膚から汗を抽出するための塩含有水溶液を含む多孔質体(例えば、アガロースゲル)から形成され、被験者の皮膚が当接されることにより汗を順次抽出する汗抽出部と、汗反応体と、作用電極と、参照電極とを備える汗成分センサが提案されている。斯かるセンサにより、汗の成分を高精度に検出することを実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-115103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、汗の成分を検出するセンサをはじめとして各種のバイオセンサには応答性を更に向上させることが強く求められており、この点において、従来のバイオセンサの応答性には改善の余地が残されているものであった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、応答性に優れるバイオセンサ電極を形成することができるバイオセンサ電極用皮膜及び該皮膜を含むバイオセンサ電極並びに汗成分センサ用電極を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の多価アルコール、カルボキシメチルセルロース塩及び電解質を利用することにより上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、例えば、以下の項に記載の主題を包含する。
項1
バイオセンサの電極に用いられる皮膜であって、
沸点が100℃以上である多価アルコールと、
カルボキシメチルセルロース塩と、
電解質と
を含む、バイオセンサ電極用皮膜。
項2
前記多価アルコールが、グリセリン、ブチレングリコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル及びポリエチレングリコールからなる群より選ばれる少なくとも1種である、項1に記載のバイオセンサ電極用皮膜。
項3
前記カルボキシメチルセルロース塩は、エーテル化度が0.5~1.0である、項1又は2に記載のバイオセンサ電極用皮膜。
項4
前記電解質は、リン酸塩化合物を含む、項1~3のいずれか1項に記載のバイオセンサ電極用皮膜。
項5
含水率が50質量%以下である、項1~4のいずれか1項に記載のバイオセンサ電極用皮膜。
項6
架橋剤を含まない、項1~5のいずれか1項に記載のバイオセンサ電極用皮膜。
項7
前記バイオセンサ電極が汗成分を検出するための電極である、項1~6のいずれか1項に記載のバイオセンサ電極用皮膜。
項8
前記バイオセンサ電極が汗中のグルコース及び/又は乳酸を検出するための電極である、項1~6のいずれか1項に記載のバイオセンサ電極用皮膜。
項9
項1~8のいずれか1項に記載のバイオセンサ電極用皮膜を備える、バイオセンサ電極。
項10
項7又は8に記載のバイオセンサ電極用皮膜を備える、汗成分センサ用電極。
【発明の効果】
【0009】
本発明のバイオセンサ電極用皮膜は、応答性に優れるバイオセンサ電極を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
(a)は、バイオセンサ電極の平面図であって、電極側面を示す概略図、(b)は、概略断面図である。
(a)は、バイオセンサ電極用皮膜が設けられたバイオセンサ電極の平面図であって、電極側の表面を示す概略図、(b)は、概略断面図である。
試験例1で行ったクロノアンペロメトリ測定における電流値の変化を示すグラフである。
試験例2で行ったクロノアンペロメトリ測定における電流値の変化を示すグラフである。
参考試験例1で行ったクロノアンペロメトリ測定における電流値の変化を示すグラフである。
試験例3-1、3-2、3-3及び3-4の測定における電流変化を示す結果である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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