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公開番号2025019569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123241
出願日2023-07-28
発明の名称RNA制御組成物
出願人学校法人近畿大学,株式会社クオリティートライアル
代理人個人
主分類A61K 48/00 20060101AFI20250131BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】Regnase-1を用いたRNA制御組成物を提供する。
【解決手段】標的となるRNAに対するアンチセンス核酸部と、
Regnase-1をリクルートできるステムループ部を有するRNA制御組成物は、アンチセンス核酸部を標的とするRNAに結合するように設計し、Regnase-1をリクルートできるステムループ部を結合させた構造をしているので、標的とするRNAの結合箇所に結合すると、Regnase-1がリクルートされ、Regnase-1が標的RNAを切断することで、任意のRNAに対する制御組成物を提供することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
標的となるRNAに対するアンチセンス核酸部と、
Regnase-1をリクルートできるステムループ部を有するRNA制御組成物。
続きを表示(約 69 文字)【請求項2】
前記ステムループ部は前記アンチセンス核酸部より5’側に設けられている請求項1に記載されたRNA制御組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はIL-6等の炎症性関連mRNAの安定性制御に関与しているRegnase-1(レグネース-1)が結合するステムループ構造(SL)とmRNAに配列特異的に結合するアンチセンス核酸(ASO)を連結した化学修飾ASO-SLによるmRNAの翻訳領域および非翻訳領域の任意の配列に結合してそのmRNAを切断し、タンパク質への翻訳を阻害する物質に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
炎症性サイトカインの暴走であるサイトカインストームは、様々な疾患で問題となる。IL-6等の炎症性サイトカインはRNA分解酵素であるRegnase-1によって制御されているとされている。しかし、Regnase-1を標的とした自己免疫疾患制御法は従来開発されていなかった。
【0003】
この課題に鑑みて、特許文献1では、Regnase-1mRNAの3’非翻訳領域におけるステムループ構造を破壊することでRegnase-1を増加させることを見出したことで、炎症性サイトカインを制御する組成物が提案された。ここでは、Regnase-1mRNAの3’非翻訳領域におけるステムループ構造を破壊する物質として、特定の配列のヌクレオチドが示されている。
【0004】
この作用機序は、Regnase-1mRNAの3’非翻訳領域におけるステムループ構造を破壊することで、Regnase-1が自分自身を破壊することが無くなるため結果としてRegnase-1が増加するというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2019/182055号
【非特許文献】
【0006】
CAR-T細胞療法の基礎と今後の臨床展開、日本輸血細胞治療学会誌、第65巻第6号851-857
Targeting REGNASE-1 programs long-lived effector T cells for cancer therapy.Wei J,LongL[..] Chi H.Nayure.2019-12-11.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
Regnase-1mRNAのステムループ構造を破壊することで、自分自身の増加を促せるというのは、従来にない作用機序であり、将来的に炎症性サイトカインの制御の一躍を担うと考えられる。
【0008】
一方、Regnase-1を標的とする方法の出現によって、これまで課題とされていた以下の問題を解決できるのではないかと想到した。
【0009】
(1)CAR-T細胞療法薬の免疫疲弊
ゲノム編集技術により癌細胞への攻撃力を強化したT細胞を利用したCAR-T(Chimeric Antigen Receptors)細胞療法薬キムリア(登録商標)(ノバルティスファーマ、2019年3月26日厚生労働省承認)が初の細胞療法薬として再発又は難治性のCD19陽性B細胞性急性リンパ芽球性白血病および、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の治療に効果を発揮しており、さらに固形がんへの応用などが期待されている。
【0010】
しかし、CAR-Tでは時間経過とともにその効果が減弱する免疫疲弊が課題となっている(非特許文献1)。一方で、Regnase-1をノックアウトしたCD8陽性T細胞は疲弊することなく活性が持続することが報告されている(非特許文献2)。
(【0011】以降は省略されています)

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