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公開番号2025096814
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023212752
出願日2023-12-18
発明の名称ミカン属植物の栽培方法
出願人学校法人近畿大学
代理人個人,個人,個人
主分類A01G 17/00 20060101AFI20250623BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】より高品質なミカン属植物の果実を効率的に栽培できる方法を提供することを目的とする。
【解決手段】ミカン属植物に、肥料として醤油粕を3~15kg/本与えることを特徴とする栽培方法からなる。また、果実成熟期にのみ醤油粕を与えることからなる。当該方法によりより高品質のミカン属植物の果実が得られるだけでなく、当該方法により得られたミカン属植物の果実を、公知の手段にて加工して食品化することで、従来よりも風味に優れた、高付加価値のある商品生産を行うことが可能になる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ミカン属植物の果実成熟期にのみ、醤油粕を与えることを特徴とする栽培方法。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
ミカン属植物がウンシュウミカンであることを特徴とする請求項1に記載の栽培方法。
【請求項3】
与える醤油粕が3~15kg/本であることを特徴とする請求項2に記載の栽培方法。
【請求項4】
ミカン属植物に、肥料として醤油粕を3~15kg/本与えることを特徴とする栽培方法
【請求項5】
ミカン属植物がウンシュウミカンであることを特徴とする請求項4に記載の栽培方法。
【請求項6】
果実成熟期にのみ醤油粕を与えることを特徴とする請求項5に記載の栽培方法。
【請求項7】
ウンシュウミカン樹に、醤油粕を9月~11月の時期のみに与えることを特徴とする栽培方法。
【請求項8】
与える醤油粕が3~15kg/本であることを特徴とする請求項5に記載の栽培方法。
【請求項9】
請求項1~8の栽培方法により栽培された植物の果実に、加工を施すことを特徴とする、加工食品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、栽培方法に関する。より詳細には、ミカン属植物の栽培方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ミカン属は、ミカン科の属である。学名はCitrusであり、その果実が広く食用に供され、国内で広く栽培されている。特に、我が国では一般的に「ミカン」と呼ばれるウンシュウミカンの生産が盛んであり、収穫量は147,800tにもなる。ウンシュウミカンは、国産の果物として人気があり、輸出もされている。しかしながら、1980年代と比べ、日本のウンシュウミカンの国内消費量も輸出量は減少しており、より魅力的なミカン属植物の果実の提供が望まれる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、本発明は、より高品質のミカン属植物の果実を効率的に栽培できる方法を提供することを目的とする。
【0004】
上記目的を達成するため、本発明はミカン属植物の果実成熟期、又は9~11月にのみ、醤油粕を与えることを特徴とする栽培方法からなる。また、与える醤油粕が3~15kg/本であることが好適である。
【0005】
さらに、本発明は、ミカン属植物に、肥料として醤油粕を3~15kg/本与えることを特徴とする栽培方法からなる。また、果実成熟期にのみ醤油粕を与えることが好適である。
【0006】
ミカンの先行研究では、溝切栽培やフィルムマルチ栽培による水分制御により1~2度糖度が上昇した報告(高辻、1991年)や、海洋深層水の施用により糖度(Brix)が8.33から2倍希釈では8.73、10倍希釈では9.01に上昇した報告が存在する。
【0007】
また、窒素施用量が増加するにともない果汁成分において糖度、全窒素、アミノ態窒素量が増加し、かつ遊離アミノ酸においてアルギニン、アスパラギン酸、セリン区分、プロリンおよびアラニンが増加し全遊離アミノ酸の70~90%を占めたと報告されている。
【0008】
一方、日本の代表的な調味料である醤油は、和歌山県湯浅町を発祥の地とし、現在でも全国で産業が盛んである。2021年には全国で約70万klの醤油が生産されている。そして、醤油製造時の副産物(もろみを絞る際に生じる副産物)として、醤油粕が生じる。醤油粕は醤油の原料重量あたり2~3割量排出され、比較的多量となる。醤油粕の成分組成は粗タンパク質37.7%、可溶無窒素物21.4%、粗繊維14.8%、灰分14.2%、粗脂質11.9%等と報告されている。タンパク質を多く含むという点で、醤油粕は飼料や肥料に適しているとも考えられるが、塩分濃度が高いという特徴を有するため、脱塩処理などの追加の工程が必要となる。このため、醤油粕を利用した混合肥料も存在するが、醤油粕の配合量はごく少量であり、土壌が高塩濃度にならないよう調整されている。さらに、安価に他の肥料を入手できる現状では、採算性があわないため利用が限られている。
【0009】
そこで本発明者等は、窒素源である多種のアミノ酸を豊富に含むものの、塩分濃度が高い醤油粕を敢えて肥料として施用することで、ミカン属植物の果実の糖度や旨味、風味の向上が期待できる可能性について着目した。そして、ミカン属において、醤油粕の施用が果実の風味に好影響を与えること、またその時期および用量に特徴があることを発見し、本発明を完成させた。特に、果実がより大きく成長する果実肥大期ではなく、果実成熟期に施用することが適していること、適度な施用量で効果がより顕著に生じること、また醤油粕を他素材との混合や脱塩処理を必要とせずに利用可能であることは重要な知見である。
【0010】
本願において、ミカン属とはムクロジ目ミカン科ミカン属に属するものを意味する。具体的にはイヨカン Citrus iyo、ウンシュウミカン C. unshiu、オレンジ C.sinensis、カボス C.sphaerocarpa、キシュウミカン C.kinokuni、キノット C.chinotto,グレープフルーツ C.X paradisi、コウジ C.leiocarpa、サンボウカン C.sulcata、シトロン C.medica,ジャバラ C.jabara、スダチ C.sudachi、ダイダイ C.aurantium、タチバナ C.tachibana、タンゴール C.reticulata、ナツダイダイ(ナツミカン) C.natsudaidai、ハッサク C. hassaku、ハナユズ C.hanayu、ヒュウガナツ C.tamurana、ヒラミレモン(シークヮーサー) C. depressa、ブンタン C.maxima、ポンカン(マンダリンオレンジ) C.reticulata、ユズ C.junos、ライム C.aurantifolia、レモン C.limonを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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