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公開番号2025021712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125625
出願日2023-08-01
発明の名称ディスペンサ
出願人サントリーホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B67D 1/08 20060101AFI20250206BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】清浄性が向上されたディスペンサを提供すること。
【解決手段】飲料を提供するためのディスペンサは、粉末出口23と、粉末出口23を開閉するための第1のシャッタ220と、粉末出口23から落下した粉末Pが通過する粉末通路250と、第1のシャッタ220よりも下方に位置し粉末通路250を開閉するための第2のシャッタ230と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
飲料を提供するためのディスペンサであって、
粉末出口と、
前記粉末出口を開閉するための第1のシャッタと、
前記粉末出口から落下した粉末が通過する粉末通路と、
前記第1のシャッタよりも下方に位置し前記粉末通路を開閉するための第2のシャッタと、
を備える、ディスペンサ。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
液体を供給するための液体出口と、
前記粉末出口及び前記液体出口よりも下方に位置し、前記粉末出口から前記粉末を及び前記液体出口から前記液体を直接的に受けるようにカップが載置される、カップ台と、
を更に備える、請求項1に記載のディスペンサ。
【請求項3】
前記粉末出口に前記粉末を送るためのスクリュと、
前記第1のシャッタ、前記第2のシャッタ及び前記スクリュの動作、並びに、前記液体の供給を制御する制御装置を更に備え、
前記制御装置は、飲料の供給が指令されたときに、
第1のシャッタを開けることと、
第2のシャッタを開けることと、
前記第1のシャッタ及び前記第2のシャッタの双方が開いた後に、前記スクリュを駆動して前記粉末出口から前記粉末を放出することと、
前記スクリュの駆動が停止した後に、前記第2のシャッタを閉じることと、
前記第2のシャッタが閉じた後に、前記液体出口から液体を供給することと、
を実行するように構成されている、請求項2に記載のディスペンサ。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記スクリュの駆動が停止した後に、前記第1のシャッタを閉じることと、
前記第1のシャッタ及び前記第2のシャッタの双方が閉じた後に、前記液体出口から液体を供給することと、
を実行するようにさらに構成されている、請求項3に記載のディスペンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、飲料を供給するためのディスペンサに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、飲料を提供するためのディスペンサが知られている。例えば、特許文献1は、カップ式自動販売機を開示している。このカップ式自動販売機は、原料収容箱と、原料シュートと、カップ搬送装置と、を備えている。原料シュートは、原料収容箱に設けられた原料吐出口を塞ぐためのシャッタを有している。シャッタは、常に原料吐出口を塞ぐように構成されている。飲料の販売時には、カップ搬送装置が、シャッタのレバーを押しながら前進してシャッタを開く。カップ搬送装置は、原料吐出口の下方の位置で停止し、原料吐出口からカップに粉末原料が供給される。カップに粉末原料が供給された後に、カップに液体(例えば、熱湯)が供給され、飲料として供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-92396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなディスペンサでは、液体から水蒸気が発生する可能性があり、水蒸気が粉末を収容する容器に進入する可能性がある。特許文献1の装置では、シャッタによって水蒸気が原料収容箱に進入することは防止することができるかもしれないが、シャッタに水蒸気が付着する可能性がある。したがって、粉末の出口を直接塞ぐシャッタが、汚染する可能性がある。
【0005】
本開示は、上記のような課題を考慮して、清浄性が向上されたディスペンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、飲料を提供するためのディスペンサであって、粉末出口と、粉末出口を開閉するための第1のシャッタと、粉末出口から落下した粉末が通過する粉末通路と、第1のシャッタよりも下方に位置し粉末通路を開閉するための第2のシャッタと、を備える、ディスペンサである。
【0007】
本開示の一態様に係るディスペンサでは、第1のシャッタが、粉末出口を開閉する。粉末出口から落下して第1のシャッタを通過した粉末は、粉末通路を通り、粉末通路から放出される。この粉末通路は、第2のシャッタによって閉じられる。したがって、水蒸気が粉末通路に進入することを第2のシャッタによって遮断することができる。よって、粉末通路、さらには、直接的に粉末出口を開閉する第1のシャッタに、水蒸気が付着することを防止することができる。このため、清浄度が向上される。
【0008】
ディスペンサは、液体を供給するための液体出口と、粉末出口及び液体出口よりも下方に位置し、粉末出口から粉末を及び液体出口から液体を直接的に受けるようにカップが載置される、カップ台と、を更に備えてもよい。本態様では、粉末出口の下方でカップに液体が直接的に供給される。したがって、本態様では、カップに供給された液体から、上方の粉末出口に向かって水蒸気が発生する可能性がある。また、カップに供給された液体が、粉末出口に向かってはねる可能性がある。しかしながら、第2のシャッタによって、水蒸気及び液体が粉末通路に進入することを防止することができる。よって、粉末出口の下方でカップに液体が直接的に供給されるような本態様においても、清浄度が向上される。
【0009】
ディスペンサは、粉末出口に粉末を送るためのスクリュと、第1のシャッタ、第2のシャッタ及びスクリュの動作、並びに、液体の供給を制御する制御装置を更に備え、制御装置は、飲料の供給が指令されたときに、第1のシャッタを開けることと、第2のシャッタを開けることと、第1のシャッタ及び第2のシャッタの双方が開いた後に、スクリュを駆動して粉末出口から粉末を放出することと、スクリュの駆動が停止した後に、第2のシャッタを閉じることと、第2のシャッタが閉じた後に、液体出口から液体を供給することと、を実行するように構成されていてもよい。本態様によれば、水蒸気及び液体が粉末通路に進入することを防止するように、第2のシャッタの動作を自動的に制御することができる。また、制御装置は、スクリュの駆動が停止した後に、第1のシャッタを閉じることと、第1のシャッタ及び前記第2のシャッタの双方が閉じた後に、液体出口から液体を供給することと、を実行するようにさらに構成されていてもよい。この場合、水蒸気及び液体が粉末出口に進入することを、第1のシャッタ及び第2のシャッタの双方によって自動的に防止することができる。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一態様によれば、清浄性が向上されたディスペンサを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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