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公開番号2025040661
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-25
出願番号2023147590
出願日2023-09-12
発明の名称切断装置及びモバイルプリンタ
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B26D 1/30 20060101AFI20250317BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】落下衝撃による機能不良が従来に比べて起きにくい切断装置及びモバイルプリンタを提供すること。
【解決手段】切断装置20は、可動刃49、支持板51、軸53、及びカッターレバー23を備える。軸53は支持板51に垂直な軸方向Jに延び、支持板51に支持される。カッターレバー23は可動刃49を切断位置に配置させる操作位置と、可動刃49を退避位置に配置させる通常位置とに、軸53周りに回転可能に軸53に支持される。カッターレバー23は第一壁、挿通部55、及び第一リブ56を有する。第一壁は支持板51と軸方向Jに対向する。挿通部55は対向方向D3に第一壁から突出し、軸53を挿通し、対向方向D3の第一端部60が支持板51と当接する。第一リブ56は第一壁から対向方向D3に突出し、カッターレバー23が通常位置にある場合に、第一面57が支持板51と当接する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
切断対象に接触して前記切断対象を切断可能な切断位置と、前記切断対象から離隔した退避位置との間で移動可能な切断刃と、
支持板と、
前記支持板に垂直な軸方向に延び、前記支持板に支持される軸と、
前記切断刃を前記切断位置に配置させる操作位置と、前記切断刃を前記退避位置に配置させる通常位置とに、前記軸周りに回転可能に前記軸に支持されるカッターレバーであって、
前記支持板と前記軸方向に対向する第一壁と、
前記第一壁から前記支持板に向かう、前記軸方向に沿った方向である対向方向に、前記第一壁から突出し、前記軸を挿通する挿通部であって、前記対向方向の第一端部が前記支持板と当接する前記挿通部と、
前記第一壁から前記対向方向に突出する第一リブであって、前記カッターレバーが前記通常位置にある場合に、前記軸方向に延びる第一面が、前記支持板と当接する前記第一リブと
を有する前記カッターレバーと
を備えることを特徴とする切断装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第一壁から前記対向方向に突出し、前記第一リブの前記第一面とは反対側の第二面と連結する補強リブを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
【請求項3】
前記第一リブは、前記カッターレバーが前記通常位置にある場合に、前記第一面が、前記支持板の前記軸方向と直交する方向の第二端部と当接することを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
【請求項4】
前記カッターレバーは、前記挿通部と離隔した位置において、前記第一壁から前記対向方向に突出する第二リブを更に備え、
前記カッターレバーが前記通常位置にある場合に、前記第二リブの前記対向方向の第三端部は、前記支持板と当接することを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
【請求項5】
前記カッターレバーは、前記挿通部と離隔した位置において、前記第一壁から前記対向方向に突出する第二リブを更に備え、
前記カッターレバーが前記通常位置にある場合に、前記第二リブの前記対向方向の第三端部は、前記支持板と離隔することを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
【請求項6】
前記第二リブの、前記第三端部の前記対向方向から見た形状は、前記挿通部に向けて開口するU字状であることを特徴とする請求項4又は5に記載の切断装置。
【請求項7】
前記第一リブと、前記第二リブとを結ぶ線分の延設方向において、前記挿通部は、前記第一リブと、前記第二リブとの間に位置することを特徴とする請求項4又は5に記載の切断装置。
【請求項8】
前記第一壁は、前記挿通部と連結する連結部であって、前記対向方向と反対の離隔方向の第四端部が、前記挿通部の前記離隔方向の第五端部よりも前記対向方向に位置する前記連結部を有することを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
【請求項9】
前記切断刃及び前記支持板を収容する筐体を更に備え、
前記筐体は、前記カッターレバーの一部を前記筐体の外部に露出させる開口が形成された第三面を有し、
前記第三面のうちの、前記カッターレバーを前記通常位置から前記操作位置に移動する場合の操作方向の第六端部から、前記カッターレバーに向けて引いた接線の、前記第一壁に沿った仮想面における垂線に対し、前記軸の中心は前記操作方向にあることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
【請求項10】
前記第三面から突出し、前記カッターレバーが回転可能に、前記カッターレバーの前記操作方向の反対の戻り方向の第七端部を前記筐体の外部に露出させた状態で、前記カッターレバーの一部を収容するレバー収容部を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の切断装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、切断装置及びモバイルプリンタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の印字ラベル作成装置は、ユーザの手によって把持されるハンディ型であり、搬送手段、印字手段、切断刃、切断刃受け部材、及びカッターレバーを備える。搬送手段は、搬送経路に沿って被印字テープを排出口へ向かって搬送し、印字手段は、被印字テープに印字する。印字後の被印字テープは、カッターレバーへの操作に応じて、切断刃と切断刃受け部材とにより切断され、所望の印字を備えた印字ラベルが作成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-284879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の印字ラベル作成装置では、使用時、及び持ち運び時等に様々な方向に落下する可能性がある。印字ラベル作成装置のうち、カッターレバーは、印字ラベル作成装置の筐体から露出しているため、落下衝撃により機能不良に陥りやすい。
【0005】
本発明の目的は、落下衝撃による機能不良が従来に比べて起きにくい切断装置及びモバイルプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一態様の切断装置は、切断対象を切断可能な切断位置と、前記切断対象から離隔した退避位置との間で移動可能な切断刃と、支持板と、前記支持板に垂直な軸方向に延び、前記支持板に支持される軸と、前記切断刃を前記切断位置に配置させる操作位置と、前記切断刃を前記退避位置に配置させる通常位置とに、前記軸周りに回転可能に前記軸に支持されるカッターレバーであって、前記支持板と前記軸方向に対向する第一壁と、前記第一壁から前記支持板に向かう、前記軸方向に沿った方向である対向方向に、前記第一壁から突出し、前記軸を挿通する挿通部であって、前記対向方向の第一端部が前記支持板と当接する前記挿通部と、前記第一壁から前記対向方向に突出する第一リブであって、前記カッターレバーが前記通常位置にある場合に、前記軸方向に延びる第一面が、前記支持板と当接する前記第一リブとを有する前記カッターレバーとを備える。切断装置は、落下によりカッターレバーの軸に加わる衝撃を、支持板に当接する第一リブにより分散できる。故に、切断装置の第一リブは、第一リブを備えない従来の切断装置に比べ、切断装置の落下時の衝撃による機能不良を起きにくくすることに貢献する。
【0007】
第一態様の切断装置は、前記第一壁から前記対向方向に突出し、前記第一リブの前記第一面とは反対側の第二面と連結する補強リブを更に備えてもよい。切断装置は、第一リブに加えられた切断装置の落下による衝撃を、第一リブの第二面と連結した補強リブで受けることができる。故に、切断装置の補強リブは、補強リブを備えない切断装置に比べ、切断装置の落下時の衝撃による機能不良を起きにくくすることに貢献する。
【0008】
第一態様の切断装置の前記第一リブは、前記カッターレバーが前記通常位置にある場合に、前記第一面が、前記支持板の前記軸方向と直交する方向の第二端部と当接してもよい。切断装置は、切断装置の落下による衝撃を、支持板の第二端部に当接する第一リブにより分散できる。故に、切断装置の第一リブは、支持板の第二端部ではない部分において当接する第一リブにより、切断装置の落下による衝撃を受ける場合に比べ、第一リブに衝撃を分散させやすくすることに貢献する。
【0009】
第一態様の切断装置の前記カッターレバーは、前記挿通部と離隔した位置において、前記第一壁から前記対向方向に突出する第二リブを更に備え、前記カッターレバーが前記通常位置にある場合に、前記第二リブの前記対向方向の第三端部は、前記支持板と当接してもよい。切断装置は、落下によりカッターレバーの軸に加わる衝撃を、第一リブと、第二リブとに分散できる。故に、切断装置の第二リブは、切断装置の落下による衝撃を第一リブのみに分散させる場合に比べ、落下によりカッターレバーの軸に加わる衝撃を、低減することに貢献する。
【0010】
第一態様の切断装置の前記カッターレバーは、前記挿通部と離隔した位置において、前記第一壁から前記対向方向に突出する第二リブを更に備え、前記カッターレバーが前記通常位置にある場合に、前記第二リブの前記対向方向の第三端部は、前記支持板と離隔してもよい。切断装置の第三端部は、支持板と離隔するので、通常時に第三端部と支持板との間に生じる摩擦により、カッターレバーの操作性が損なわれることはない。一方、切断装置は、落下によりカッターレバーに衝撃が加わった場合、第二リブと支持板とが当接するように、両者の間隔が調整されることで、落下によりカッターレバーに加わった衝撃を、第一リブと、第二リブとに分散できる。故に、切断装置の第二リブは、切断装置の落下による衝撃を第一リブのみに分散させる場合に比べ、落下によりカッターレバーの軸に加わる衝撃を、低減することに貢献する。
(【0011】以降は省略されています)

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