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公開番号2025110046
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003746
出願日2024-01-15
発明の名称洗浄装置
出願人三浦工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B08B 3/10 20060101AFI20250718BHJP(清掃)
要約【課題】洗浄対象を効果的に洗浄すること。
【解決手段】洗浄装置1は、洗浄液Caが貯留される内部空間2Sを有し、洗浄液Caに洗浄対象Sが浸漬される洗浄槽2と、内部空間2Sを洗浄液Caの蒸気圧以下の圧力又はその直前の圧力まで減圧する減圧装置8と、洗浄対象Sよりも下方に配置され、内部空間2Sが減圧装置8により減圧された状態で洗浄液Caに空気を供給する給気ノズル23と、給気ノズル23に供給される空気が通過するオリフィスと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
洗浄液が貯留される内部空間を有し、前記洗浄液に洗浄対象が浸漬される洗浄槽と、
前記内部空間を前記洗浄液の蒸気圧以下の圧力又はその直前の圧力まで減圧する減圧装置と、
前記洗浄対象よりも下方に配置され、前記内部空間が前記減圧装置により減圧された状態で前記洗浄液に空気を供給する給気ノズルと、
前記給気ノズルに供給される空気が通過するオリフィスと、を備える、
洗浄装置。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記給気ノズルの第１流入口に通じる第１給気ラインと、
前記内部空間の水平方向において前記第１流入口とは異なる位置に配置される前記給気ノズルの第２流入口に通じる第２給気ラインと、を備え、
前記オリフィス及び前記第１給気ラインを通過した空気が前記第１流入口に供給され、
前記オリフィス及び前記第２給気ラインを通過した空気が前記第２流入口に供給される、
請求項１に記載の洗浄装置。
【請求項３】
前記給気ノズルは、第１給気ノズルと、前記内部空間の水平方向において前記第１給気ノズルとは異なる位置に配置される第２給気ノズルと、を含み、
前記第１給気ノズルに通じる第１給気ラインと、
前記第２給気ノズルに通じる第２給気ラインと、を備え、
前記オリフィス及び前記第１給気ラインを通過した空気が前記第１給気ノズルに供給され、
前記オリフィス及び前記第２給気ラインを通過した空気が前記第２給気ノズルに供給される、
請求項１に記載の洗浄装置。
【請求項４】
前記第１給気ライン及び前記第２給気ラインのそれぞれに通じる給気ラインを備え、
前記オリフィスは、前記給気ラインに配置される、
請求項２又は請求項３に記載の洗浄装置。
【請求項５】
前記第１給気ラインを開閉する第１給気弁と、
前記第２給気ラインを開閉する第２給気弁と、
前記第１給気弁及び前記第２給気弁のそれぞれを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記オリフィスを通過した空気が前記第１給気ライン及び前記第２給気ラインのそれぞれに供給される状態において、前記第１給気弁を開けたときに前記第２給気弁を閉じ、前記第２給気弁を開けたときに前記第１給気弁を閉じる、
請求項２又は請求項３に記載の洗浄装置。
【請求項６】
前記第１給気ライン及び前記第２給気ラインのそれぞれに通じる乾燥ラインと、
前記乾燥ラインを通過する空気を加熱するヒータと、を備え、
前記ヒータを通過した空気が前記第１給気ライン及び前記第２給気ラインのそれぞれに供給される、
請求項５に記載の洗浄装置。
【請求項７】
前記制御装置は、前記ヒータを通過した空気が前記第１給気ライン及び前記第２給気ラインのそれぞれに供給される状態において、前記第１給気弁及び前記第２給気弁のそれぞれを開ける、
請求項６に記載の洗浄装置。
【請求項８】
前記オリフィスが配置され、前記第１給気ライン及び前記第２給気ラインのそれぞれに通じる給気ラインと、
前記給気ラインを開閉する第１開閉弁と、
前記乾燥ラインを開閉する第２開閉弁と、を備え、
前記制御装置は、前記第１開閉弁を開けたときに前記第２開閉弁を閉じ、前記第２開閉弁を開けたときに前記第１開閉弁を閉じる、
請求項６又は請求項７に記載の洗浄装置。
【請求項９】
前記第１給気ライン及び前記第２給気ラインのそれぞれに通じる給気ラインと、
前記給気ラインに配置されるヒータと、
前記オリフィスが配置され、前記給気ラインに通じる第１供給ラインと、
前記第１供給ラインと並列に配置され、前記給気ラインに通じる第２供給ラインと、
前記第２供給ラインに配置される開閉弁と、を備え、
前記ヒータを通過した空気が前記第１給気ライン及び前記第２給気ラインのそれぞれに供給される、
請求項５に記載の洗浄装置。
【請求項１０】
前記制御装置は、前記ヒータを通過した空気が前記第１給気ライン及び前記第２給気ラインのそれぞれに供給される状態において、前記第１給気弁及び前記第２給気弁のそれぞれを開ける、
請求項９に記載の洗浄装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、洗浄装置に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
洗浄装置に係る技術分野において、特許文献１に開示されているような、洗浄液を減圧沸騰させる洗浄装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－１４８２２２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
洗浄液が減圧沸騰している状態で洗浄液に空気が供給されることにより、洗浄液が爆発的に沸騰（突沸）する。突沸により生じた洗浄液の激しい流れで洗浄対象が洗浄される。但し、空気が適正な流量で供給されない場合、洗浄対象を効果的に洗浄することが困難になる可能性がある。
【０００５】
本開示は、洗浄対象を効果的に洗浄することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に従えば、洗浄液が貯留される内部空間を有し、洗浄液に洗浄対象が浸漬される洗浄槽と、内部空間を洗浄液の蒸気圧以下の圧力又はその直前の圧力まで減圧する減圧装置と、洗浄対象よりも下方に配置され、内部空間が減圧装置により減圧された状態で洗浄液に空気を供給する給気ノズルと、給気ノズルに供給される空気が通過するオリフィスと、を備える、洗浄装置が提供される。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、洗浄対象が効果的に洗浄される。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、第１実施形態に係る洗浄装置を模式的に示す図である。
図２は、第１実施形態に係る液相給気装置を模式的に示す平面図である。
図３は、第１実施形態に係る液相給気パルス洗浄における洗浄装置の動作の一例を模式的に示す図である。
図４は、第１実施形態に係る洗浄装置の動作を示すフローチャートである。
図５は、第２実施形態に係る液相給気装置を模式的に示す平面図である。
図６は、第３実施形態に係る液相給気装置を模式的に示す平面図である。
図７は、第４実施形態に係る液相給気装置を模式的に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【００１０】
実施形態においては、左、右、上、下、前、後の用語を用いて各部の位置関係について説明する。これらの用語は、洗浄装置１の中心を基準とした相対位置又は方向を示す。
（【００１１】以降は省略されています）

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