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公開番号2025063486
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172728
出願日2023-10-04
発明の名称減速機構付モータ
出願人株式会社ミツバ
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類F16H 1/08 20060101AFI20250409BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】減速機構の耐久性を向上させることが可能な減速機構付モータを提供する。
【解決手段】第1ギヤ本体61aは、当該第1ギヤ本体61aの軸方向中央寄りの部分から、第2ボールベアリングBB2が配置される側の第1ギヤ本体61aの軸方向端部に向けて、徐々に外径が大きくなる拡径部61a2を有し、螺旋状歯61bは、第1ギヤ本体61aの軸方向において歯先円直径が一定となっている。これにより、ピニオンギヤ61を大径化することなく、第2ボールベアリングBB2の近傍の応力が集中する箇所を、拡径部61a2を設けることで補強することができる。したがって、ピニオンギヤ61に応力集中により亀裂等が入ることを防止して、ひいては減速機構60の耐久性を向上させることができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸を有する電動モータと、
前記回転軸と平行な出力軸を有する減速機構と、
を備えた減速機構付モータであって、
前記回転軸に一体回転可能に設けられる第1ギヤと、
前記出力軸に一体回転可能に設けられ、前記第1ギヤに噛合される第2ギヤと、
前記第1ギヤおよび前記第2ギヤを収容し、かつ前記回転軸を支持する少なくとも1つの軸受を収容するハウジングと、
を備え、
前記第1ギヤは、
前記回転軸に固定される第1ギヤ本体と、
前記第1ギヤ本体の外周に設けられ、前記第1ギヤ本体の軸方向に螺旋状に延びる1つの螺旋状歯と、
を備え、
前記第2ギヤは、
前記出力軸に固定される第2ギヤ本体と、
前記第2ギヤ本体の外周に設けられ、前記第2ギヤ本体の軸方向に対して傾斜し、前記第2ギヤ本体の周方向に並べられて前記螺旋状歯が噛合される複数の斜歯と、
を備え、
前記第1ギヤ本体は、当該第1ギヤ本体の軸方向中央寄りの部分から、前記軸受が配置される側の前記第1ギヤ本体の軸方向端部に向けて、徐々に外径が大きくなる拡径部を有し、
前記螺旋状歯は、前記第1ギヤ本体の軸方向において歯先円直径が一定となっている、
減速機構付モータ。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1に記載の減速機構付モータにおいて、
前記第2ギヤは、当該第2ギヤの軸方向に並べられた一側ギヤ部および他側ギヤ部を備え、
前記一側ギヤ部では、前記斜歯の歯先円直径が、前記一側ギヤ部の軸方向全域において一定となっており、
前記他側ギヤ部では、前記斜歯の歯先円直径が、前記他側ギヤ部の軸方向において、前記一側ギヤ部が設けられる側からその反対側に向けて徐々に小さくなっており、
前記第1ギヤおよび前記第2ギヤの径方向において、前記拡径部と前記他側ギヤ部とが対向している、
減速機構付モータ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の減速機構付モータにおいて、
前記回転軸は、
前記第1ギヤ本体の軸方向一側に配置された第1軸部と、
前記第1ギヤ本体の軸方向他側に配置された第2軸部と、
を備え、
前記第1軸部は、第1軸受により支持され、
前記第2軸部は、前記第1ギヤ本体が設けられる側に配置された第2軸受と、前記第1ギヤ本体が設けられる側とは反対側に配置された第3軸受と、により支持され、
前記拡径部は、前記第1軸受および前記第3軸受よりも前記第2軸受の近くに配置されている、
減速機構付モータ。
【請求項4】
請求項3に記載の減速機構付モータにおいて、
前記拡径部は、軸方向一側に配置される小径部および軸方向他側に配置される大径部を有し、
前記小径部が、前記第2ギヤの軸方向中央部よりも前記第2軸受が設けられる側に配置されている、
減速機構付モータ。
【請求項5】
前記第2ギヤの軸方向中央部が、前記第1ギヤ本体の軸方向中央部よりも前記第2軸受が設けられる側に配置されている、
請求項3に記載の減速機構付モータ。
【請求項6】
前記電動モータは、前記回転軸を回転させるロータ本体を備え、
前記ロータ本体は、前記回転軸の軸方向における前記第2軸受と前記第3軸受との間に固定されている、
請求項3に記載の減速機構付モータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動モータおよび減速機構を備えた減速機構付モータに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両に搭載されるワイパ装置やパワーウィンドウ装置等の駆動源には、小型かつ高出力の減速機構付モータが採用されている。このような車載用の減速機構付モータが、例えば、特許文献1に記載されている。
【0003】
特許文献1に記載された減速機構付モータは、ピニオンギヤを回転させるブラシレスモータと、ピニオンギヤよりも低速で回転されるヘリカルギヤと、を備えている。ピニオンギヤおよびヘリカルギヤは減速機構を形成しており、それぞれの軸線は互いに平行となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-018035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された技術では、ピニオンギヤの軸方向両側が、それぞれボールベアリングにより回転自在に支持されている。したがって、ヘリカルギヤからピニオンギヤに大きな負荷が掛かると、ピニオンギヤがヘリカルギヤから離れるように湾曲して、ピニオンギヤの軸方向における螺旋状歯とボールベアリングにより支持される支持部との間の段差部に応力が集中する。
【0006】
本発明の目的は、減速機構の耐久性を向上させることが可能な減速機構付モータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様では、回転軸を有する電動モータと、前記回転軸と平行な出力軸を有する減速機構と、を備えた減速機構付モータであって、前記回転軸に一体回転可能に設けられる第1ギヤと、前記出力軸に一体回転可能に設けられ、前記第1ギヤに噛合される第2ギヤと、前記第1ギヤおよび前記第2ギヤを収容し、かつ前記回転軸を支持する少なくとも1つの軸受を収容するハウジングと、を備え、前記第1ギヤは、前記回転軸に固定される第1ギヤ本体と、前記第1ギヤ本体の外周に設けられ、前記第1ギヤ本体の軸方向に螺旋状に延びる1つの螺旋状歯と、を備え、前記第2ギヤは、前記出力軸に固定される第2ギヤ本体と、前記第2ギヤ本体の外周に設けられ、前記第2ギヤ本体の軸方向に対して傾斜し、前記第2ギヤ本体の周方向に並べられて前記螺旋状歯が噛合される複数の斜歯と、を備え、前記第1ギヤ本体は、当該第1ギヤ本体の軸方向中央寄りの部分から、前記軸受が配置される側の前記第1ギヤ本体の軸方向端部に向けて、徐々に外径が大きくなる拡径部を有し、前記螺旋状歯は、前記第1ギヤ本体の軸方向において歯先円直径が一定となっている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、減速機構の耐久性を向上させることが可能な減速機構付モータを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
減速機構付モータを出力軸側から見た斜視図である。
減速機構付モータをカバー部材側から見た斜視図である。
減速機構付モータの内部構造を示す断面図である。
回転軸の周辺を拡大した拡大断面図である。
減速機構を示す斜視図である。
回転軸を先端側から見た斜視図である。
回転軸を基端側から見た斜視図である。
ピニオンギヤを側方から見た模式図(螺旋状歯省略)である。
ヘリカルギヤの半分を側方から見た図である。
ピニオンギヤに掛かる応力を説明する図である。
実施の形態2の減速機構を示す図8に対応した図である。
実施の形態3の減速機構を示す図8に対応した図である。
図12の減速機構の詳細を示す図4に対応した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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