TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025104701
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222691
出願日2023-12-28
発明の名称モータ制御装置、モータシステム、及び電動車両
出願人株式会社ミツバ
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類H02K 5/22 20060101AFI20250703BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数の制御基板を備えるモータ制御装置を小型化する技術を提供する。
【解決手段】モータ制御装置は、電動モータを制御するための部品が実装された第1基板及び第2基板と、第1基板を収容する第1ケースと、第2基板を収容する第2ケースとを備える。第1ケース及び第2ケースは、第1基板及び第2基板の厚み方向である第1方向において、第1基板または第2基板に対面する主壁と、第1基板または第2基板の外周を囲むように主壁の外縁部から第1方向に突出する枠形の側壁とを備え、側壁を挟んで主壁と反対側の面が開放されている。第1基板及び第2基板は、部品の実装面が開放された面を向いた状態で、第1ケースまたは第2ケース内に収容されている。第1ケース及び第2ケースは、側壁の突出端同士が当接するように結合されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
電動モータを制御するための部品が実装された第1基板及び第2基板と、
前記第1基板を収容する第1ケースと、
前記第2基板を収容する第2ケースとを備え、
前記第1ケース及び前記第2ケースは、
前記第1基板及び前記第2基板の厚み方向である第1方向において、前記第1基板または前記第2基板に対面する主壁と、
前記第1基板または前記第2基板の外周を囲むように前記主壁の外縁部から前記第1方向に突出する枠形の側壁とを備え、
前記側壁を挟んで前記主壁と反対側の面が開放され、
前記第1基板及び前記第2基板は、前記部品の実装面が開放された面を向いた状態で、前記第1ケースまたは前記第2ケース内に収容され、
前記第1ケース及び前記第2ケースは、前記側壁の突出端同士が当接するように結合されていることを特徴とするモータ制御装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載のモータ制御装置において、
前記部品のうちの前記側壁の突出端より突出する特定部品は、前記第1基板及び前記第2基板の中心を取って前記第1方向に直交する第2方向に延びる仮想線から一方側に外れた位置において、前記第1基板及び前記第2基板それぞれに実装され、
前記第1基板及び前記第2基板は、前記実装面同士が対面するように前記仮想線を中心に回転された状態で、前記第1ケースまたは前記第2ケースに収容されていることを特徴とするモータ制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載のモータ制御装置において、
電源から供給される電力を前記第1基板及び前記第2基板に分配する第3基板をさらに備え、
前記特定部品は、前記第3基板の接続端子が前記第2方向に挿抜されるコネクタであることを特徴とするモータ制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載のモータ制御装置において、
前記側壁には、前記特定部品を前記第2方向に露出させる開口が形成され、
前記第3基板を収容し、前記開口に対面する位置で前記第1ケース及び前記第2ケースの外面に結合される第3ケースをさらに備えることを特徴とするモータ制御装置。
【請求項5】
請求項1に記載のモータ制御装置において、
前記側壁には、
前記第1方向に貫通する単純穴と、
前記主壁の中心を通って前記第1方向に直交する第2方向に延びる仮想線に対して、前記単純穴と回転対称となる位置に、突出端の側から前記第1方向に延びるねじ穴とが形成され、
前記第1ケース及び前記第2ケースは、前記単純穴及び前記ねじ穴が連通するように前記仮想線を中心に回転された状態で、前記単純穴の側から挿入されたねじが前記ねじ穴に螺合されることによって、結合されていることを特徴とするモータ制御装置。
【請求項6】
請求項5に記載のモータ制御装置において、
前記側壁には、前記主壁の側から前記突出端の側に向けて、前記第1方向に凹む複数の凹部が形成され、
前記単純穴及び前記ねじ穴は、前記凹部の位置に形成され、
前記単純穴が形成された前記凹部は、前記ねじ穴が形成された前記凹部より、前記第1方向の凹み量が大きいことを特徴とするモータ制御装置。
【請求項7】
請求項1に記載のモータ制御装置において、
前記第1基板及び前記第2基板それぞれの前記実装面には、中心を通って前記第1方向に直交する第2方向に延びる仮想線上に接点が配置され、
前記第1基板及び前記第2基板の前記接点同士を電気的に接続するピンをさらに備えることを特徴とするモータ制御装置。
【請求項8】
請求項1に記載のモータ制御装置において、
前記第2基板及び前記第2ケースに代えて、前記第1ケースの前記側壁の突出端に取り付けられて、前記第1基板が収容された前記第1ケースの開放された面を閉塞するカバーをさらに備えることを特徴とするモータ制御装置。
【請求項9】
請求項1に記載のモータ制御装置と、
前記第1基板の制御に従って駆動する第1モータと、
前記第2基板の制御に従って駆動する第2モータとを備えることを特徴とするモータシステム。
【請求項10】
請求項1に記載のモータ制御装置と、
前記第1基板の制御に従って駆動する電動モータとを備え、
前記第2基板は、前記第1基板が故障した場合に、前記第1基板に代わって前記電動モータの駆動を制御することを特徴とするモータシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ制御装置、モータシステム、及び電動車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、持続可能な開発のための2030アジェンダ、平成27(2015)年9月25日国連サミット採択、以下「SDGs」という)の推進に向けた取り組みが行われている。それに伴い、持続可能な生産消費形態の確保などのため、廃棄物や不良品の削減などを目指す技術が知られている。
【0003】
従来より、電動モータの駆動を制御するモータ制御装置において、複数台の電動モータを制御する部品を1枚の制御基板に実装しようとすると、制御基板のサイズが大きくなると共に、部品のレイアウトが難しいという課題があった。また、1台の電動モータを制御するモータ制御装置と、複数台の電動モータを制御するモータ制御装置とを別々に設計する必要があるので、開発工数や製造コストが増大するという課題があった。
【0004】
そこで、各々が1台の電動モータを制御する複数の制御基板を纏めて、1つのモータ制御装置を構成する技術がある(例えば、特許文献1、2を参照)。より詳細には、特許文献1では、複数の制御基板を同一平面上に並べて、筐体に収容している。また、特許文献2では、各々が制御基板を収容する複数の筐体を厚み方向に積層している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-183023号公報
特開2015-139357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のモータ制御装置では、制御基板の配列方向に大型化する。また、特許文献2のモータ制御装置では、制御基板が独立した筐体に収容されて積層されるので、積層方向に大型化する。
【0007】
そこで、本発明の目的は、複数の制御基板を備えるモータ制御装置を小型化する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明は、電動モータを制御するための部品が実装された第1基板及び第2基板と、前記第1基板を収容する第1ケースと、前記第2基板を収容する第2ケースとを備え、前記第1ケース及び前記第2ケースは、前記第1基板及び前記第2基板の厚み方向である第1方向において、前記第1基板または前記第2基板に対面する主壁と、前記第1基板または前記第2基板の外周を囲むように前記主壁の外縁部から前記第1方向に突出する枠形の側壁とを備え、前記側壁を挟んで前記主壁と反対側の面が開放され、前記第1基板及び前記第2基板は、前記部品の実装面が開放された面を向いた状態で、前記第1ケースまたは前記第2ケース内に収容され、前記第1ケース及び前記第2ケースは、前記側壁の突出端同士が当接するように結合されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数の制御基板を備えるモータ制御装置を小型化することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る電動アシスト自転車の側面図である。
本実施形態に係るモータシステムのブロック図である。
モータ制御装置の外観図である。
モータ制御装置の分解斜視図である。
第1ケースの内面図(A)、第1ケースに収容された第1基板の表面図(B)、第1基板の裏面図(C)である。
第1制御部及び第2制御部を第3制御部側から見た分解図(A)及び組立図(B)である。
第1基板のみを含むモータ制御装置の分解図(A)及び組立図(B)である。
変形例1に係る第1基板及び第2基板の分解斜視図である。
変形例2に係るモータシステムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ミツバ
払拭装置
6日前
株式会社ミツバ
払拭装置
7日前
株式会社ミツバ
払拭装置
7日前
株式会社ミツバ
払拭装置
7日前
株式会社ミツバ
ブラシレスモータ
18日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置、モータシステム、及び電動車両
4日前
キヤノン株式会社
電源装置
11日前
株式会社竹中工務店
避雷設備
11日前
トヨタ自動車株式会社
充電方法
4日前
ダイハツ工業株式会社
溶接装置
18日前
新電元工業株式会社
充電装置
4日前
株式会社エスイー
上載物の支持装置
11日前
AGC株式会社
太陽電池モジュール
11日前
三菱電機株式会社
回転子および電動機
11日前
ダイハツ工業株式会社
絶縁紙成型装置
14日前
住友金属鉱山株式会社
遮熱装置
5日前
日産自動車株式会社
光電変換装置
11日前
多摩川精機株式会社
逆起電圧可変モータ
13日前
株式会社ジェイテクト
モータ装置
7日前
住友重機械工業株式会社
回転電機
14日前
株式会社ゲットクリーンエナジー
発電機
11日前
ヤマハ発動機株式会社
電力変換装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
充電システム
7日前
トヨタ自動車株式会社
積層鋼板の製造方法
13日前
ヤマハ発動機株式会社
電力変換装置
13日前
大和化成工業株式会社
結束部材
4日前
コーセル株式会社
電源装置及びその制御方法
11日前
株式会社豊田自動織機
燃料電池用ポンプ
6日前
ダイハツ工業株式会社
充電制御システム
7日前
株式会社アドヴィックス
モータ制御装置
13日前
株式会社デンソー
コンデンサ装置
6日前
住友重機械工業株式会社
アクチュエータ
6日前
本田技研工業株式会社
制御装置
5日前
大阪瓦斯株式会社
電力供給システム
5日前
キヤノンファインテックニスカ株式会社
モータ駆動装置
7日前
トヨタ紡織株式会社
モータコアの製造方法
11日前
続きを見る