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公開番号2025113026
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007634
出願日2024-01-22
発明の名称ワイパ装置
出願人株式会社ミツバ
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類B60S 1/34 20060101AFI20250725BHJP(車両一般)
要約【課題】払拭性能を良好にしつつ異音の発生をより抑えることが可能なワイパ装置を提供する。
【解決手段】アームヘッド50は、外面部51A,51Bと、外面部51A,51Bの間に設けられる連結凹部58と、外面部51A,51Bに設けられ、アームヘッド50の長手方向において連結凹部58の両側に配置された前方ヘッド側突当面HB1,HB3および後方ヘッド側突当面HB2,HB4と、を有し、アームシャンク40は、内面部49A,49Bと、内面部49A,49Bの間に設けられる連結軸43と、内面部49A,49Bに設けられ、アームシャンク40の長手方向において連結軸43の両側に配置され、前方ヘッド側突当面HB1,HB3および後方ヘッド側突当面HB2,HB4に突き当てられる前方シャンク側突当面SB1,SB3および後方シャンク側突当面SB2,SB4と、を備える。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項１】
揺動軸に固定されるアームヘッドと、
前記アームヘッドに基端側が回動自在に装着されるアームシャンクと、
前記アームシャンクの先端側に装着され、払拭面を払拭するワイパブレードと、
を備えたワイパ装置であって、
前記アームヘッドは、
前記ワイパブレードの払拭方向一方側および他方側にそれぞれ向けられた一対のヘッド側側壁部と、
一対の前記ヘッド側側壁部の間に設けられ、前記ワイパブレードの払拭方向に延びるヘッド側連結部と、
一対の前記ヘッド側側壁部にそれぞれ設けられ、前記アームヘッドの長手方向において前記ヘッド側連結部の両側に配置された第１ヘッド側突当面および第２ヘッド側突当面と、
を有し、
前記アームシャンクは、
前記ワイパブレードの払拭方向一方側および他方側にそれぞれ向けられ、一対の前記ヘッド側側壁部とそれぞれ対向する一対のシャンク側側壁部と、
一対の前記シャンク側側壁部の間に設けられ、前記ワイパブレードの払拭方向に延び、かつ前記ヘッド側連結部に連結されるシャンク側連結部と、
一対の前記シャンク側側壁部にそれぞれ設けられ、前記アームシャンクの長手方向において前記シャンク側連結部の両側に配置され、かつ前記ワイパブレードの払拭方向において前記第１ヘッド側突当面および前記第２ヘッド側突当面にそれぞれ突き当てられる第１シャンク側突当面および第２シャンク側突当面と、
を備えている、
ワイパ装置。
続きを表示（約 300 文字）【請求項２】
請求項１に記載のワイパ装置において、
前記第１シャンク側突当面および前記第２シャンク側突当面は、前記シャンク側側壁部から前記ヘッド側側壁部に向けて突出された第１凸部および第２凸部にそれぞれ設けられている、
ワイパ装置。
【請求項３】
前記第１ヘッド側突当面は、前記アームヘッドの長手方向において、前記ヘッド側連結部と前記ワイパブレードとの間に配置され、かつ前記第１ヘッド側突当面の前記ワイパブレード側の少なくとも一部が、前記第２ヘッド側突当面よりも、前記払拭面から離れた位置に配置されている、
請求項１または請求項２に記載のワイパ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、払拭面を払拭するワイパブレードを備え、揺動軸により揺動されるワイパ装置に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、車両等に搭載されるワイパアームが記載されている。当該ワイパアームは、駆動軸に固定されるアームヘッドと、アームヘッドに回動自在に連結されるリテーナと、を有している。アームヘッドの前方には一対の側壁部が設けられ、一対の側壁部の間でかつ前方には連結軸が設けられている。そして、リテーナの後方には連結凹部が設けられ、当該連結凹部がアームヘッドの連結軸に連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－１９７０９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に記載の技術では、アームヘッドの前端部に連結軸が配置されるため、ワイパブレードの払拭方向において、リテーナがアームヘッドに対してガタつき易かった。このようなリテーナのアームヘッドに対するガタつきは、ワイパブレードの払拭性能の低下やワイパ装置からの異音の発生を招く。
【０００５】
本発明の目的は、払拭性能を良好にしつつ異音の発生をより抑えることが可能なワイパ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
ワイパ装置の一態様では、揺動軸に固定されるアームヘッドと、前記アームヘッドに基端側が回動自在に装着されるアームシャンクと、前記アームシャンクの先端側に装着され、払拭面を払拭するワイパブレードと、を備えたワイパ装置であって、前記アームヘッドは、前記ワイパブレードの払拭方向一方側および他方側にそれぞれ向けられた一対のヘッド側側壁部と、一対の前記ヘッド側側壁部の間に設けられ、前記ワイパブレードの払拭方向に延びるヘッド側連結部と、一対の前記ヘッド側側壁部にそれぞれ設けられ、前記アームヘッドの長手方向において前記ヘッド側連結部の両側に配置された第１ヘッド側突当面および第２ヘッド側突当面と、を有し、前記アームシャンクは、前記ワイパブレードの払拭方向一方側および他方側にそれぞれ向けられ、一対の前記ヘッド側側壁部とそれぞれ対向する一対のシャンク側側壁部と、一対の前記シャンク側側壁部の間に設けられ、前記ワイパブレードの払拭方向に延び、かつ前記ヘッド側連結部に連結されるシャンク側連結部と、一対の前記シャンク側側壁部にそれぞれ設けられ、前記アームシャンクの長手方向において前記シャンク側連結部の両側に配置され、かつ前記ワイパブレードの払拭方向において前記第１ヘッド側突当面および前記第２ヘッド側突当面にそれぞれ突き当てられる第１シャンク側突当面および第２シャンク側突当面と、を備えている。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、払拭性能を良好にしつつ異音の発生をより抑えることが可能なワイパ装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
ワイパ装置を表側から見た図である。
ワイパ装置を側方から見た図である。
ワイパ装置を裏側から見た図である。
図１のＡ－Ａ線に沿う断面図である。
アームシャンクおよびワイパブレードを示す斜視図である。
アームシャンクの基端側の内側を拡大して示す斜視片側断面図である。
アームヘッドを表側から見た斜視図である。
アームヘッドを裏側から見た斜視図である。
アームヘッド，引っ張りスプリングおよびワイパブレードの基端側の配置関係を示す図である。
ワイパブレードの一方側への払拭時におけるアームシャンクのアームヘッドに対する傾動状態を示す図である。
ワイパブレードの他方側への払拭時におけるアームシャンクのアームヘッドに対する傾動状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【００１０】
図１はワイパ装置を表側から見た図を、図２はワイパ装置を側方から見た図を、図３はワイパ装置を裏側から見た図を、図４は図１のＡ－Ａ線に沿う断面図を、図５はアームシャンクおよびワイパブレードを示す斜視図を、図６はアームシャンクの基端側の内側を拡大して示す斜視片側断面図を、図７はアームヘッドを表側から見た斜視図を、図８はアームヘッドを裏側から見た斜視図を、図９はアームヘッド，引っ張りスプリングおよびワイパブレードの基端側の配置関係を示す図を、図１０はワイパブレードの一方側への払拭時におけるアームシャンクのアームヘッドに対する傾動状態を示す図を、図１１はワイパブレードの他方側への払拭時におけるアームシャンクのアームヘッドに対する傾動状態を示す図をそれぞれ示している。
（【００１１】以降は省略されています）

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