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公開番号
2025065713
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175101
出願日
2023-10-10
発明の名称
自己洗浄型ろ過設備及びその洗浄方法
出願人
前澤工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
24/46 20060101AFI20250415BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】前工程の沈殿設備を介して処理された処理水の回収効率を向上させること。
【解決手段】原水を原水渠16から複数のろ過池12に供給し、各ろ過池のろ層30でろ過したろ過水をろ過調整槽20に集めて次工程に供給し、洗浄するろ過池の水位をろ過調整槽の水位よりも下げ、前記洗浄するろ過池のろ層をろ過調整槽のろ過水で逆洗する自己洗浄型ろ過設備10において、洗浄するろ過池の水位を下げる際に排出される原水をろ過して貯留するろ過水貯留槽22と、このろ過水貯留槽のろ過水を、ろ層の表面を洗浄する表洗装置28に供給すると共に、原水渠16に供給する貯留槽流出ポンプ24とを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
原水を原水渠から複数のろ過池に供給し、各ろ過池のろ層でろ過したろ過水をろ過調整槽に集めて次工程に供給し、洗浄するろ過池の水位をろ過調整槽の水位よりも下げ、前記洗浄するろ過池のろ層をろ過調整槽のろ過水で逆洗する自己洗浄型ろ過設備において、
前記洗浄するろ過池の水位を下げる際に排出される原水をろ過して貯留するろ過水貯留槽と、
前記ろ過水貯留槽のろ過水を、前記ろ層の表面を洗浄する表洗装置に供給すると共に、原水渠に供給する貯留槽流出ポンプと、
を備えることを特徴とする自己洗浄型ろ過設備。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
原水を原水渠から複数のろ過池に供給し、各ろ過池のろ層でろ過したろ過水をろ過調整槽に集めて次工程に供給するろ過工程と、洗浄するろ過池の水位をろ過調整槽の水位よりも下げ、前記洗浄するろ過池のろ層をろ過調整槽のろ過水で逆洗する逆洗工程とを有する自己洗浄型ろ過設備の洗浄方法において、
前記洗浄するろ過池の水位を下げる際に排出される原水をろ過してろ過水貯留槽に貯留する水位低下工程と、
前記ろ層の表面を洗浄する表洗装置に前記ろ過水貯留槽のろ過水を供給する表洗工程と、
前記原水渠に前記ろ過水貯留槽のろ過水を供給する返送工程と、
を有し、
前記表洗工程中に、前記ろ過調整槽のろ過水で前記ろ層を逆洗することを特徴とする自己洗浄型ろ過設備の洗浄方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄するろ過池のろ層をろ過調整槽のろ過水で逆洗する自己洗浄型ろ過設備及びその洗浄方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、一つの系列のろ過設備を逆洗洗浄する洗浄水を他の系列のろ過設備で処理したろ過水を使用して実施する自己洗浄型ろ過設備が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-226311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の自己洗浄型ろ過設備では、ろ過池の水位を下げるためにろ過池内の原水を排水している。このろ過池内の原水は、前工程の沈殿設備を介して処理された水であり、この水を排水してしまうと処理水の回収効率が低下することになる。また、排水処理もエネルギがかかり省エネにならない。
【0005】
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、前工程の沈殿設備を介して処理された処理水の回収効率を向上させることが可能な自己洗浄型ろ過設備及びその洗浄方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するために、本発明は、原水を原水渠から複数のろ過池に供給し、各ろ過池のろ層でろ過したろ過水をろ過調整槽に集めて次工程に供給し、洗浄するろ過池の水位をろ過調整槽の水位よりも下げ、前記洗浄するろ過池のろ層をろ過調整槽のろ過水で逆洗する自己洗浄型ろ過設備において、前記洗浄するろ過池の水位を下げる際に排出される原水をろ過して貯留するろ過水貯留槽と、前記ろ過水貯留槽のろ過水を、前記ろ層の表面を洗浄する表洗装置に供給すると共に、原水渠に供給する貯留槽流出ポンプと、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、洗浄するろ過池の水位を下げる際に排出される原水をろ過して、ろ過水貯留槽に一時的に貯留することができる。本実施形態において、ろ過水貯留槽内に貯留されたろ過水は、貯留槽流出ポンプの駆動作用下に吸い上げられ、表洗装置に供給されると共に、貯留槽流出ポンプの駆動作用下に吸い上げられ、原水渠に供給される。これにより、本発明では、洗浄するろ過池の水位を下げる際に排出される原水を従来のように外部に排水することが不要となり、ろ過水の回収効率の低下を回避することができる。
【0008】
また、本発明は、原水を原水渠から複数のろ過池に供給し、各ろ過池のろ層でろ過したろ過水をろ過調整槽に集めて次工程に供給するろ過工程と、洗浄するろ過池の水位をろ過調整槽の水位よりも下げ、前記洗浄するろ過池のろ層をろ過調整槽のろ過水で逆洗する逆洗工程とを有する自己洗浄型ろ過設備の洗浄方法において、前記洗浄するろ過池の水位を下げる際に排出される原水をろ過してろ過水貯留槽に貯留する水位低下工程と、前記ろ層の表面を洗浄する表洗装置に前記ろ過水貯留槽のろ過水を供給する表洗工程と、前記原水渠に前記ろ過水貯留槽のろ過水を供給する返送工程と、を有し、前記表洗工程中に、前記ろ過調整槽のろ過水で前記ろ層を逆洗することを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、洗浄するろ過池の水位を下げる際に排出される原水をろ過して、ろ過水貯留槽に一時的に貯留することができる。ろ過水貯留槽内に貯留されたろ過水は、表洗装置に供給されると共に、原水渠に供給される。これにより、本発明では、洗浄するろ過池の水位を下げる際に排出される原水を従来のように外部に排水することが不要となり、ろ過水の回収効率の低下を回避することができると共に、省エネルギを達成することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、前工程の沈殿設備を介して処理された処理水の回収効率を向上させることが可能な自己洗浄型ろ過設備及びその洗浄方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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