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公開番号
2025080511
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193699
出願日
2023-11-14
発明の名称
触媒装置
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
53/44 20060101AFI20250519BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】フレームと触媒担体との隙間から気体が漏出しやすい。
【解決手段】触媒装置10は、触媒担体40と、第1フレーム20と、シール材50と、を備えている。触媒担体40は、特定の物質を吸着可能な触媒を担持している。第1フレーム20は、貫通孔を有する。シール材50は、可撓性を有する板状であり、第1フレーム20に取り付けられている。第1フレーム20は、貫通孔の開口縁が触媒担体40の第1端面41に対して間隔を空けて向かい合うように、触媒担体40に取り付けられている。シール材50の主面51のうち先端E2を含む一部分は、触媒担体40に接触している。複数のシール材50は、貫通孔の開口が向く方向において互いに接触しつつ重なり合っている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
特定の物質を吸着可能な触媒を担持する柱状の触媒担体と、
貫通孔を有するフレームと、
前記フレームに取り付けられた可撓性を有する板状のシール材と、
を備え、
前記フレームは、前記貫通孔の開口縁が前記触媒担体の端面に対して間隔を空けて向かい合うように、前記触媒担体に取り付けられており、
前記シール材の前記フレームに接続する基端とは反対側の端縁を先端としたとき、
前記シール材の主面のうち前記先端を含む一部分は、前記触媒担体に接触しており、
複数の前記シール材の前記先端を含む一部分は、前記貫通孔の開口が向く方向において互いに接触しつつ重なり合っている
触媒装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記フレームは、複数の前記貫通孔と、隣り合う2つの前記貫通孔を隔てる隔壁と、を有しており、
複数の前記シール材は、前記隔壁側から延びて、前記先端が前記触媒担体の前記端面に接触している
請求項1に記載の触媒装置。
【請求項3】
前記シール材の前記主面のうち前記触媒担体に接触する領域の面積は、当該シール材の前記主面の全体の面積に対して1/10以上である
請求項1に記載の触媒装置。
【請求項4】
前記シール材の表面上における前記基端から前記先端までの最短寸法を長さ寸法とし、当該基端と前記触媒担体との間の最短距離を隙間寸法としたとき、
前記シール材の前記長さ寸法は、前記隙間寸法の1.3倍以上である
請求項1に記載の触媒装置。
【請求項5】
前記シール材の前記長さ寸法は、前記隙間寸法の3倍以上である
請求項4に記載の触媒装置。
【請求項6】
前記複数のシール材のうち、特定の前記シール材を第1シール材とし、
当該第1シール材の前記触媒担体とは反対側の面に接触して重なっている前記シール材を第2シール材とし、
前記シール材の表面上における前記基端から前記先端までを最短距離で結ぶ線分と平行な方向を長さ方向としたとき、
前記第1シール材の前記長さ方向における前記第1シール材と前記第2シール材とが接触している部分の寸法は、4mm以上である
請求項1に記載の触媒装置。
【請求項7】
前記シール材の材質はシリコーンを含み、且つ導電性を有する
請求項1に記載の触媒装置。
【請求項8】
前記複数のシール材のうち、特定の前記シール材を第1シール材とし、
前記第1シール材の前記主面とは反対側の面に接触して重なっている前記シール材を第2シール材とし、
前記第2シール材の前記第1シール材に接触する面とは反対側の面に重なっている前記シール材を第3シール材としたとき、
前記第1シール材の前記基端と前記第2シール材の前記基端との最短距離は、前記第2シール材の前記基端と前記第3シール材の前記基端との最短距離よりも大きい
請求項1に記載の触媒装置。
【請求項9】
複数の前記シール材の前記基端同士の最短距離は、1.0mm以上1.5mm以下である
請求項1に記載の触媒装置。
【請求項10】
前記貫通孔の開口縁と、前記触媒担体との最短距離は、1mm以上5mm以下である
請求項1に記載の触媒装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、触媒装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されている触媒装置は、触媒担体と、ハウジングと、を備えている。触媒担体は、触媒を担持している。触媒担体は、略円柱状である。触媒担体は、第1端面と、第2端面と、複数の間隙と、を有する。第1端面及び第2端面は略平面状である。各間隙は、第1端面から第2端面に向かって延びている。ハウジングは、貫通孔を有する。すなわち、ハウジングは、当該貫通孔の端として、第1開口と、第2開口と、を有する。ハウジングの貫通孔には、触媒担体が挿入されている。そのため、第1開口からは、触媒担体の第1端面が露出している。第2開口からは、触媒担体の第2端面が露出している。したがって、触媒担体の第1端面側から流入した空気は、触媒担体の間隙を通過して、第2端面側へ流出する。なお、空気が触媒担体を通過するとき、当該空気に含まれる特定の被吸着物質が触媒に吸着する。
【0003】
さらに、特許文献1に開示されている触媒装置は、フレームを備えている。フレームは、ハウジングの外面のうち、第1開口を有する面に取り付けられている。フレームは、貫通孔を有する板状である。フレームの貫通孔は、複数の領域に区画されている。フレームの一部分は、第1開口を覆っている。これにより、フレームは、第1開口を複数の領域に区画している。また、フレームは、シール材を備えている。シール材は、弾性を有する。シール材は、フレームと触媒担体の第1端面との間、且つ上記複数の領域の境界部分に位置している。シール材の形状は、半円柱状である。シール材が延びる方向に直交する断面で断面視したとき、シール材の外縁のうち半円の直径に当たる縁は、フレームに接続している。当該シール材の外縁のうち円周に当たる縁の先端は、第1端面に接している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4772197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されているような触媒装置において、ハウジングの第1開口には、筒状の送気管が接続される。送気管には、外部の装置から排出される気体が流通する。このとき、送気管を流通する気体の圧力の大きさが変化することがある。そして、当該気体の圧力が大きくなった場合に、シール材が弾性変形することで、当該シール材と触媒担体との間から、気体が漏れ出るおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、特定の物質を吸着可能な触媒を担持する柱状の触媒担体と、貫通孔を有するフレームと、前記フレームに取り付けられた可撓性を有する板状のシール材と、を備え、前記フレームは、前記貫通孔の開口縁が前記触媒担体の端面に対して間隔を空けて向かい合うように、前記触媒担体に取り付けられており、前記シール材の前記フレームに接続する基端とは反対側の端縁を先端としたとき、前記シール材の主面のうち前記先端を含む一部分は、前記触媒担体に接触しており、複数の前記シール材の前記先端を含む一部分は、前記貫通孔の開口が向く方向において互いに接触しつつ重なり合っている触媒装置である。
【発明の効果】
【0007】
フレームと触媒担体との間から気体が漏出することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、触媒装置の斜視図である。
図2は、第1フレームの正面図である。
図3は、触媒担体の正面図である。
図4は、シール材の拡大図である。
図5は、シール材及びフレームの断面図である。
図6は、試験装置の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<触媒装置の一実施形態>
以下、触媒装置の一実施形態を説明する。なお、図面は、理解を容易にするために構成要素を拡大して示している場合がある。構成要素の寸法比率は実際のものと、又は別の図面中のものと異なる場合がある。
【0010】
(触媒装置の全体構成について)
図1に示すように、触媒装置10は、第1フレーム20と、第2フレーム30と、触媒担体40と、を備えている。触媒装置10の外形は、全体として中心軸CAに沿って延びる略円柱状である。すなわち、第1フレーム20、第2フレーム30、及び触媒担体40は、いずれも直径が略同じ略円柱状の外形をしている。なお、以下では、上記中心軸CAに平行な方向のうち、特定の方向を正方向PDとする。中心軸CAに平行な方向のうち、正方向PDと反対方向を負方向NDとする。
(【0011】以降は省略されています)
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