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公開番号
2025085512
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199437
出願日
2023-11-24
発明の名称
撹拌翼及び撹拌構造体
出願人
阪和化工機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01F
27/1111 20220101AFI20250529BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】 撹拌効率が向上した撹拌翼及び撹拌構造体を提供する。
【解決手段】 撹拌翼3は、撹拌軸の下端が挿入される円筒形状のボス61と、ボス61の外周に接続され水平方向に延びる円板状の上円板11と、上円板11から下方に離隔した位置に配置される円板状の下円板21とを有する。上円板11の上面12及び下円板21の下面22には、それぞれの外周縁13、23に沿って周方向に所定間隔で複数の上刃31a~31h及び下刃41a~41hが設けられている。上円板11の中央部分には、ボス61の外周に接する位置に上円板11及び下円板21で区画される空間に連通する開口が設けられている。上円板11及び下円板21の間には水平方向に且つ放射状に複数枚の羽根板51a~51fがボス61に取り付けられている。羽根板51a~51fはその先端部分53が回転方向に対して後退した湾曲形状となっている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
被撹拌物を撹拌するために、撹拌槽内部に設置され、撹拌時の回転軸となる上下方向に延びる撹拌軸に取り付けられる撹拌翼であって、
前記撹拌軸に取り付けられ、水平方向に延びると共に上下方向に離隔した位置に配置される円板状の上円板及び下円板と、
前記上円板の上面に設置され、前記被撹拌物に進入する際に前記被撹拌物に衝撃力を作用させる上刃と、
前記下円板の下面に設置され、前記被撹拌物に進入する際に前記被撹拌物に衝撃力を作用させる下刃と、
前記上円板及び前記下円板の少なくとも一方に設けられ、前記上円板及び前記下円板で区画される空間に連通する開口と、
前記上円板及び前記下円板の間に取り付けられ、前記開口から流入した前記被撹拌物を水平外方向に吐き出す板状の羽根板とを備える、撹拌翼。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記上刃及び前記下刃の各々は、周方向に所定間隔で複数設けられる、請求項1記載の撹拌翼。
【請求項3】
前記上刃及び前記下刃の各々は、前記上円板及び前記下円板の各々の外周縁近傍において外周縁に沿って設けられる、請求項2記載の撹拌翼。
【請求項4】
前記上刃及び前記下刃の各々は、その後端に上下方向の頂点が位置し、前記後端から先端に向かって二段階に傾斜した鋸刃形状を有し、上下方向視において前記後端が前記上円板及び前記下円板の外周縁上に配置されると共に、前記先端が前記後端よりも前記撹拌軸側且つ前記撹拌軸の回転方向側に配置される、請求項3記載の撹拌翼。
【請求項5】
前記開口は、前記上円板の中央部分に設けられる、請求項1記載の撹拌翼。
【請求項6】
前記開口は、前記上円板及び前記下円板の中央部分に設けられる、請求項1記載の撹拌翼。
【請求項7】
前記開口は、前記下円板の中央部分に設けられる、請求項1記載の撹拌翼。
【請求項8】
前記羽根板は、水平方向に且つ放射状に複数枚取り付けられる、請求項1記載の撹拌翼。
【請求項9】
前記羽根板は、その先端部分が回転方向に対して後退した湾曲形状を有する、請求項8記載の撹拌翼。
【請求項10】
前記上円板、前記下円板及び前記羽根板の各々は、前記撹拌軸にボスを介して取り付けられ、前記上円板及び前記羽根板の各々は、前記ボスと一体的に接続され、前記下円板は、前記ボスにボルトによって取り付けられる、請求項1記載の撹拌翼。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は撹拌翼及び撹拌構造体に関し、特に撹拌槽内部に設置される撹拌翼と、撹拌軸及び撹拌翼を備える撹拌構造体とに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
図21は、従来のディスパー翼を用いた撹拌槽の内部構造を模式的に示す正面図である。
【0003】
図21を参照して、水平断面円形の筒状容器である撹拌槽261は、その内壁266に沿って4枚の邪魔板267が90°毎に設置されており、撹拌槽261の内部に撹拌装置251が上方から投入されて設置された状態で、図示しない上方で蓋が閉じられている。撹拌装置251は、撹拌の回転軸となる上下方向に延びる撹拌軸252と、撹拌軸252の下端に接続されるディスパー翼253と、撹拌軸252の上端に接続される図示しない外部モーターとから主に構成されている。撹拌槽261内部には、被撹拌物である流体270が所定量投入されている。
【0004】
図22は、図21で示したディスパー翼の翼部を製造する前の金属ブランクの概略拡大平面図であり、図23は、図21で示したディスパー翼の翼部を示す図であり、(A)は概略平面図であり、(B)はXXIIIB-XXIIIB矢視図である。
【0005】
次に、図21から図23を参照して、ディスパー翼253は、鋼板等の金属性材料からなり、撹拌軸252を挿入するボス255と、ボス255の外周に接続される円板状の翼部256とを有するものである。翼部256の外周縁部分には、上下方向に突出した上向き刃257a~257h及び下向き刃258a~258hが交互に連続して形成されている。翼部256の中央部分には、撹拌軸252を挿入するための撹拌軸用孔276が形成されている。
【0006】
翼部256は、図22で示すような金属ブランク273から形成される。金属ブランク273は、チップソーのように円板状の平板の周縁に連続した鋸刃形状の刃275が形成されている。この刃275を一点鎖線で示す折曲線に沿って交互に上下方向に90°折り曲げ加工することによって図23で示すような上向き刃257a~257h及び下向き刃258a~258hが形成される。
【0007】
このように形成された翼部256をボス255に撹拌軸用孔276の周囲に設けられたボス接続用孔277a~277dを介して図示しないねじ等の取付部材によって固定することで、ディスパー翼253が完成する。
【0008】
図21を再度参照して、使用に際しては、図示しない外部モーターの駆動によって撹拌軸252が矢印Bの方向に回転する。これに伴いディスパー翼253が回転すると、流体270にはディスパー翼253の周囲を旋回するような流れが生じる。その際に、ディスパー翼253からの距離が近い方が流体270の流れる速度が相対的に速く、距離が遠い方が流体270の流れる速度が相対的に遅くなる。この速度差によって流体270にせん断力を作用させる。又、ディスパー翼253の回転に伴って、上向き刃257a~257h及び下向き刃258a~258hの各々が流体270に進入する。その際に、上向き刃257a~257h及び下向き刃258a~258hの各々が流体270に接触することで衝撃力を作用させる。このようなせん断力及び衝撃力の作用によって流体270の撹拌(分散)が促進される。
【0009】
他の撹拌装置としては、例えば特許文献1に示すようなものがある。
【0010】
特許文献1に示す攪拌装置は、軸心周りに回転する円錐台の基部と基部の傾斜部に設けられた複数の羽根部とを備えたものである。複数の羽根部は各々、軸心に垂直な径方向における内方端と、この内方端に繋がり且つ回転方向前方に凸である前方曲部と、前方曲部に対して径方向外方に繋がり且つ回転方向後方に凸である後方曲部を有する攪拌羽根である。又、羽根部は、回転方向の傾斜角が異なる複数の面部で構成されており、面部は、隣接する面部同士が折り曲げ部を介して繋がっている。
(【0011】以降は省略されています)
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