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公開番号2025082135
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195409
出願日2023-11-16
発明の名称ろ過装置
出願人株式会社GSユアサメンブレン
代理人個人
主分類B01D 63/12 20060101AFI20250521BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】ろ液量を増加できるろ過装置を提供する。
【解決手段】ろ過装置は、スパイラル型の膜モジュール10を備え、膜モジュールは、所定方向に延びる巻回軸を中心にろ過膜が巻回されたエレメントと、エレメントを収容する容器と、を備え、容器は、第一容器110と、第一容器の所定方向の一方側に配置される第二容器210と、を備え、エレメントは、第一容器に収容される第一エレメント120と、第二容器に収容される第二エレメント220と、を備え、第一容器は、ろ液の第一出口114bを備え、第二容器は、ろ液の第二出口214bを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
スパイラル型の膜モジュールを備え、
前記膜モジュールは、
所定方向に延びる巻回軸を中心にろ過膜が巻回されたエレメントと、
前記エレメントを収容する容器と、を備え、
前記容器は、第一容器と、前記第一容器の前記所定方向の一方側に配置される第二容器と、を備え、
前記エレメントは、前記第一容器に収容される第一エレメントと、前記第二容器に収容される第二エレメントと、を備え、
前記第一容器は、ろ液の第一出口を備え、
前記第二容器は、ろ液の第二出口を備える
ろ過装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第一出口は、前記第一容器の前記所定方向の他方側の端部に配置され、
前記第二出口は、前記第二容器の前記所定方向の前記一方側の端部に配置される
請求項1に記載のろ過装置。
【請求項3】
前記第一出口は、前記第一容器の前記所定方向の前記他方側の端面に形成され、
前記第二出口は、前記第二容器の前記所定方向の前記一方側の端面に形成される
請求項2に記載のろ過装置。
【請求項4】
前記容器は、前記第一容器の前記所定方向の前記一方側の端面と、前記第二容器の前記所定方向の他方側の端面とが接続されることで、前記第一容器における原液の流路と前記第二容器における原液の流路とが接続されて形成される
請求項1~3のいずれか一項に記載のろ過装置。
【請求項5】
前記第一容器は、前記所定方向の前記一方側の端部におけるろ液の流路の端部が塞がれ、
前記第二容器は、前記所定方向の前記他方側の端部におけるろ液の流路の端部が塞がれている
請求項4に記載のろ過装置。
【請求項6】
前記第一容器は、前記所定方向の他方側の端部に、原液の入口または出口となる第一開口をさらに備え、
前記第二容器は、前記所定方向の前記一方側の端部に、原液の出口または入口となる第二開口をさらに備え、
前記第一開口が原液の入口の場合には前記第二開口は原液の出口であり、前記第一開口が原液の出口の場合には前記第二開口は原液の入口である
請求項1~3のいずれか一項に記載のろ過装置。
【請求項7】
前記第一開口は、前記第一容器の前記所定方向の前記他方側の端面に形成され、
前記第二開口は、前記第二容器の前記所定方向の前記一方側の端面に形成される
請求項6に記載のろ過装置。
【請求項8】
前記第一エレメント及び前記第二エレメントの少なくとも一方は、前記所定方向の長さが800mm以下である、
請求項1~3のいずれか一項に記載のろ過装置。
【請求項9】
前記膜モジュールに流入する原液の入口圧は、0.2MPaよりも小さい
請求項1~3のいずれか一項に記載のろ過装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ろ過装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、膜エレメントを樹脂で覆ったユニット同士をジョイントで結合し、下流側のユニットの端板に透過流体出口が穿孔された構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭58-163404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1のように、2つのユニットが結合されている構成では、透過流体が流れる流路が長くなることにより、透過流体が流れる際の抵抗が増加し、ろ液量が少なくなるおそれがある。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、ろ液量を増加できるろ過装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るろ過装置は、スパイラル型の膜モジュールを備え、前記膜モジュールは、所定方向に延びる巻回軸を中心にろ過膜が巻回されたエレメントと、前記エレメントを収容する容器と、を備え、前記容器は、第一容器と、前記第一容器の前記所定方向の一方側に配置される第二容器と、を備え、前記エレメントは、前記第一容器に収容される第一エレメントと、前記第二容器に収容される第二エレメントと、を備え、前記第一容器は、ろ液の第一出口を備え、前記第二容器は、ろ液の第二出口を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明におけるろ過装置によれば、ろ液量を増加できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態に係るろ過装置の概略構成を示す模式図である。
図2は、実施の形態に係る膜モジュールの構成を示す斜視図である。
図3は、実施の形態に係る膜モジュールの構成を示す正面図、下面図及び上面図である。
図4は、実施の形態に係る第一エレメントの構成を示す斜視図である。
図5は、実施の形態に係るリーフの構成を示す平面図及び断面図である。
図6は、実施の形態に係るろ過装置におけるろ過方法の各工程を示すフローチャートである。
図7は、実施の形態に係る膜モジュールの一部を形成する膜モジュールの構成を示す正面図、下面図及び上面図である。
図8は、実施の形態に係る膜モジュールを製造する工程を示す正面図である。
図9は、実施の形態の変形例1に係る膜モジュールの構成を示す正面図である。
図10は、実施の形態の変形例2に係るろ過装置の概略構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)本発明の一実施形態に係るろ過装置は、スパイラル型の膜モジュールを備え、前記膜モジュールは、所定方向に延びる巻回軸を中心にろ過膜が巻回されたエレメントと、前記エレメントを収容する容器と、を備え、前記容器は、第一容器と、前記第一容器の前記所定方向の一方側に配置される第二容器と、を備え、前記エレメントは、前記第一容器に収容される第一エレメントと、前記第二容器に収容される第二エレメントと、を備え、前記第一容器は、ろ液の第一出口を備え、前記第二容器は、ろ液の第二出口を備える。
【0010】
本発明の一実施形態に係るろ過装置によれば、スパイラル型の膜モジュールの容器は、第一容器と第二容器とを備えており、第一容器は、ろ液の第一出口を備え、第二容器は、ろ液の第二出口を備えている。このように、容器が第一容器と第二容器とを備える構成において、第一容器及び第二容器のそれぞれがろ液の出口を備えることで、2つの出口(第一出口及び第二出口)からろ液を取り出すことができる。これにより、ろ液が流れる距離を短くしてろ液が流れる際の抵抗を低減できるため、ろ液量を増加できる。さらに、ろ液の出口の面積が大きいので、ろ液が流れる際の抵抗が低減でき、ろ液量を増加できる。
(【0011】以降は省略されています)

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