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公開番号2025068606
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2024177958
出願日2024-10-10
発明の名称組成物、及び粉体の沈降を抑制する方法
出願人ロート製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/86 20060101AFI20250421BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】粉体の沈降抑制性に優れる組成物を提供する。
【解決手段】
(A)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(B)アニオン性界面活性剤、及び(C)平均粒子径が0.05~500μmの粉体を含む組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、
(B)アニオン性界面活性剤、及び
(C)平均粒子径が0.05~500μmの粉体、
を含む組成物。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
更に、(D)カチオン性ポリマーを含む、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
前記(D)カチオン性ポリマーが、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体及び/又は塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースである、請求項2記載の組成物。
【請求項4】
更に、ラウリン酸プロピレングリコールを含む、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項5】
前記(B)アニオン性界面活性剤が、炭素数12~22の高級脂肪酸塩である、請求項1又は2記載の組成物。
【請求項6】
(A)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(B)アニオン性界面活性剤、及び(C)平均粒子径が0.05~500μmの粉体を組成物中に共存させることにより、前記粉体の沈降を抑制する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体を含有する組成物に関する。詳細には、粉体の沈降抑制性に優れる組成物、及び粉体の沈降を抑制する方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
各種粉体は、所望の機能ないし効用を発現する成分として、化粧料、医薬部外品、医薬品、塗料等の様々な分野において幅広く使用されている。例えば、活性炭(例えば、薬用炭)やカオリン等の粉体は皮脂や汚れを吸着ないし除去する目的等で洗顔料等に配合されており、また、酸化チタン等の粉体は紫外線防御や着色等の目的等で各種の化粧料等に配合されている。
【0003】
一方、化粧料等の組成物中に配合された各種粉体は、経時的に凝集・沈殿が生じる傾向があるため、粉体に由来する機能ないし効用を効果的に発現させる観点や品質を保持する観点から、粉体の沈降を抑制し、経時的な安定性を高めることが重要である。
【0004】
粉体の沈降を抑制する技術としては、これまでにも様々な提案がなされており、例えば、各種の樹脂成分を用いて粉体表面を被覆する方法や、降伏値の高い増粘剤を配合する方法等が提案されている。具体的には、例えば、特許文献1では、粉体の沈降を抑制する観点から、キサンタンガムやサクシノグリカン等の増粘剤を化粧料に配合することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2019/168003号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者は、前述の粉体の表面を被覆する方法では粉体の特性が失われる恐れがある等の観点から、水溶性高分子等の増粘剤を配合する手法について主に研究を重ねた。かかる研究の過程において、本発明者は、粉体の沈降を抑制する目的で汎用されてきた降伏値の高い増粘剤を配合したとしても、経時的な粉体の沈降を十分には抑制できない場合があり、更なる研究の余地があることを知得した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、前記課題を解決するべく、水溶性高分子等の増粘剤の特性、及び界面活性剤の特性、並びに、沈降が懸念される粉体の特性に着目して更なる研究を重ねた結果、意外にも、特定の水溶性高分子と、特定の界面活性剤とを用いると共に、粉体の平均粒子径を特定範囲に制御することによって、粉体の沈降抑制性に優れる組成物を提供し得ることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、以下を提供する。
[1]
(A)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、
(B)アニオン性界面活性剤、及び
(C)平均粒子径が0.05~500μmの粉体、
を含む組成物。
[2]
更に、(D)カチオン性ポリマーを含む、[1]記載の組成物。
[3]
前記(D)カチオン性ポリマーが、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体及び/又は塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースである、[2]記載の組成物。
[4]
更に、ラウリン酸プロピレングリコールを含む、[1]~[3]のいずれかに記載の組成物。
[5]
前記(B)アニオン性界面活性剤が、炭素数12~22の高級脂肪酸塩である、[1]~[4]のいずれかに記載の組成物。
[6]
(A)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(B)アニオン性界面活性剤、及び(C)平均粒子径が0.05~500μmの粉体を組成物中に共存させることにより、前記粉体の沈降を抑制する方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、粉体の沈降抑制性に優れる組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
また、本明細書において、「X及び/又はY(X,Yは任意の構成)」とは、X及びYの少なくとも一方を意味するものであって、Xのみ、Yのみ、X及びY、の3通りを意味する。
また、本明細書において、「X~Y」(X,Yは任意の数字)と表現する場合、特に断らない限り、「X以上Y以下」の意と共に、「好ましくはXより大きい」又は「好ましくはYより小さい」の意も包含する。
(【0011】以降は省略されています)

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