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公開番号
2025069285
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2025014011,2024550543
出願日
2025-01-30,2024-03-22
発明の名称
蓄電デバイス用外装材、その製造方法、及び蓄電デバイス
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
50/131 20210101AFI20250422BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高い耐荷重性を備え、かつ、150℃という高温環境における高いシール強度を発揮する、蓄電デバイス用外装材を提供する。
【解決手段】少なくとも、外側から、基材層、バリア層、及び熱融着性樹脂層をこの順に備える積層体から構成されており、JIS K7127:1999の規定に準拠した方法で測定される引張破断強度が、180MPa以上であり、かつ、特定の方法で測定される耐クリープ特性が、10分以上である、蓄電デバイス用外装材。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも、外側から、基材層、バリア層、及び熱融着性樹脂層をこの順に備える積層体から構成されており、
以下の方法で測定される引張破断強度が、180MPa以上であり、かつ、以下の方法で測定される耐クリープ特性が、10分以上である、蓄電デバイス用外装材。
<引張破断強度の測定>
前記蓄電デバイス用外装材のMDの方向における引張破断強度は、それぞれJIS K7127:1999の規定に準拠した方法で引張り試験機を用いて測定する。測定条件は、サンプル形状はダンベル7号形を用い、標線間距離を10mm、引張速度を0.5mm/分、試験環境は120℃とし、3回測定した平均値とする。
<耐クリープ特性の測定>
前記蓄電デバイス用外装材をTDの方向が幅60mm、MDの方向が長さ150mmとなるように切り出し、前記熱融着性樹脂層が内側になるように2つ折りにし、折り目から10mmの位置を7mmのヒートシールバーで前記熱融着性樹脂層の厚みがシール前の60%以上95%以下の範囲になるようにヒートシールを行う。ヒートシールした前記蓄電デバイス用外装材を幅15mmとなるように切り出してサンプルとする。前記サンプルの互いに対向している両端を、それぞれ接着剤でSUS板と貼り付け、片側には2kgの重りをつける。反対側の端は、恒温槽の上からつるせるようにし、150℃の恒温槽内で保管する。シール部が開くまでの時間で耐クリープ性を評価する。SUS板は、厚さ2mm、幅30mm、長さ100mm、重さは42.5gの片側がS字になっているものを使用する。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電デバイス用外装材、その製造方法、及び蓄電デバイスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、様々なタイプの蓄電デバイスが開発されているが、あらゆる蓄電デバイスにおいて、電極や電解質などの蓄電デバイス素子を封止するために外装材が不可欠な部材になっている。従来、蓄電デバイス用外装材として金属製の外装材が多用されていた。
【0003】
一方、近年、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、パソコン、カメラ、携帯電話などの高性能化に伴い、蓄電デバイスには、多様な形状が要求されると共に、薄型化や軽量化が求められている。しかしながら、従来多用されていた金属製の蓄電デバイス用外装材では、形状の多様化に追従することが困難であり、しかも軽量化にも限界があるという欠点がある。
【0004】
そこで、近年、多様な形状に加工が容易で、薄型化や軽量化を実現し得る蓄電デバイス用外装材として、基材層/バリア層/熱融着性樹脂層が順次積層されたフィルム状の積層体が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0005】
このような蓄電デバイス用外装材においては、一般的に、冷間成形により凹部が形成され、当該凹部によって形成された空間に電極や電解液などの蓄電デバイス素子を配し、熱融着性樹脂層を熱融着させることにより、蓄電デバイス用外装材の内部に蓄電デバイス素子が収容された蓄電デバイスが得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-287971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年、蓄電デバイスの高容量化により、蓄電デバイスの重量が増加傾向にあることから、蓄電デバイス用外装材にも高い耐荷重性が求められる。また、例えば全固体電池では、電解質に液体を使用しないことから、充電時には電池の温度が100℃以上になることが想定され、例えば150℃といった高温環境でも高いシール強度を発揮することが求められる。
【0008】
このような状況下、本開示は、高い耐荷重性を備え、かつ、150℃という高温環境における高いシール強度を発揮する、蓄電デバイス用外装材を提供することを主な目的とする。本開示は、当該蓄電デバイス用外装材の製造方法及び当該蓄電デバイス用外装材を用いた蓄電デバイスを提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の発明者らは、上記のような課題を解決すべく鋭意検討を行った。その結果、少なくとも、外側から、基材層、バリア層、及び熱融着性樹脂層をこの順に備える積層体から構成された蓄電デバイス用外装材において、引張破断強度及び耐クリープ特性をそれぞれ所定値以上とすることにより、高い耐荷重性及び150℃という高温環境における高いシール強度が発揮されることを見出した。
【0010】
本開示は、これらの新規な知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。即ち、本開示は、下記に掲げる発明を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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