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公開番号
2025071483
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-08
出願番号
2023181684
出願日
2023-10-23
発明の名称
食用油脂の製造機器配管の洗浄方法
出願人
株式会社J-オイルミルズ
代理人
主分類
C11D
17/08 20060101AFI20250428BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】食用油脂の製造現場における油汚れの除去作業の作業負荷、環境負荷が低い油汚れの除去方法を提供する。
【解決手段】食用油脂の精製過程で発生する排水をそのまま、あるいは希釈して油の除去洗浄剤として利用し、食用油脂の製造現場における油汚れの除去作業を行う。本発明によれば、食用油脂の製造工程である精製の際の副産物で油汚れを洗浄できるため、別途で洗浄剤を調整する必要がない。そのため、作業員の作業負荷が低く、新たな資材を用意して消費することのない、環境負荷も低い洗浄方法を提供できる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
食用油脂を製造する際の製造工程で発生する排水を含む、油の除去洗浄剤。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
前記排水が油脂の脱酸工程で発生するものである、請求項1に記載の油の除去洗浄剤。
【請求項3】
食用油脂の製造機器に付着した油脂を、請求項1または2のいずれかに記載の油の除去洗浄剤を用いて洗浄する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、食用油脂の製造過程で発生する排水を含む油の除去洗浄剤及び、それを用いた洗浄する方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
食用油脂の製造において、製造に用いられる機器や設備に付着した油汚れの除去を目的とした洗浄は広く行われており、被洗浄物の材質は金属やセラミック、プラスチック、ガラス等、多岐に渡る。また、除去の対象となる油においても、液体油、変性油脂、グリース等、性状は様々である。
このような油汚れの洗浄剤として、例えば特許文献1には石炭灰由来の水酸化ナトリウム含む洗浄剤が開示され、特許文献2にはカチオンポリマー、水酸化ナトリウム、有機溶剤、水を含む洗浄剤が開示されている。
また、特許文献3には、1 - ヘプタノール、水溶性溶剤、水を含む洗浄剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-26293号公報
特開2012-193287号公報
特開2018-193540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、これらの開示されている洗浄剤は、洗浄力は高いものの、洗浄剤を調整する作業そのものが製造現場における作業員の負荷となり、また、資材を消費するという点で環境負荷の一因ともなっている。
【0005】
本発明の目的は、食用油脂の製造現場における油汚れの除去作業における作業負荷、環境負荷が低い、油汚れを除去する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、前述の課題を解決すべく種々の検討を重ねた結果、食用油脂の精製過程で発生する排水を用いることによって上記課題を解決することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、食用油脂の製造工程である精製の際の副産物で油汚れを洗浄できるため、別途で洗浄剤を調整する必要がない。そのため、作業員の作業負荷が低く、新たな資材を用意して消費することのない、環境負荷も低い洗浄方法を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための具体的な態様を説明する。ただし、以下の説明は本発明の一態様に過ぎず、発明を限定するものではない。なお、数値範囲の「~」は、断りがなければ以上から以下を表し、両端の数値をいずれも含む。数値範囲の上限値及び下限値を示したときは、上限値及び下限値を適宜組み合わせることができ、それにより得られた数値範囲も開示しているものとする。
【0009】
本発明に係る油の除去洗浄剤としては、食用油脂の精製過程で発生する排水を利用したものである。以下において、食用油脂の精製過程で発生する排水について説明する。
【0010】
[食用油脂の精製過程]
一般的に食用油脂は油脂原料の搾油工程、脱ガム工程、脱酸工程、脱色工程、脱臭工程を経て精製される。脱ガム工程は、油分中に含まれるリン脂質を主成分とするガム質を水和除去する工程であり、脱酸工程は、アルカリ水で処理することにより、油分中に含まれる遊離脂肪酸をセッケン分として除去する工程であり、脱色工程は、油分中に含まれる色素を活性白土等に吸着させて除去する工程であり、脱臭工程は、減圧下で水蒸気蒸留することによって油分中に含まれる揮発性有臭成分を除去する工程である。
(【0011】以降は省略されています)
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