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公開番号
2025092452
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2024208530
出願日
2024-11-29
発明の名称
反応表面分析法を用いたバニラ超臨界抽出最適化方法
出願人
ロッテ ウェルフード カンパニー リミテッド
,
株式会社ロッテ
代理人
弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類
C11B
1/10 20060101AFI20250612BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】高い指標成分と多様な香気プロファイルを有し得るバニラビーンズ超臨界抽出物を提供する。
【解決手段】所定長さのバニラビーンズ及びバニラビーンズの粉末から選ばれる少なくとも一つを含む抽出対象を準備する段階;及び抽出対象に超臨界流体を処理し、抽出物を抽出する段階;を含んでバニラビーンズ超臨界抽出物の製造方法を構成する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
所定長さのバニラビーンズ及びバニラビーンズの粉末から選ばれる少なくとも一つを含む抽出対象を準備する段階;及び
抽出対象に超臨界流体を処理し、抽出物を抽出する段階;を含むバニラビーンズ超臨界抽出物の製造方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記バニラビーンズは、0.1cm乃至7cmの長さを有するものである、請求項1に記載のバニラビーンズ超臨界抽出物の製造方法。
【請求項3】
前記抽出する段階は、超臨界二酸化炭素を用いて150bar乃至400bar及び30℃乃至60℃で1時間乃至3時間にわたって行われる、請求項1に記載のバニラビーンズ超臨界抽出物の製造方法。
【請求項4】
前記抽出する段階は、
バニラビーンズ超臨界抽出物を取得する段階;及び
前記バニラビーンズ超臨界抽出物の指標成分及び香気プロファイルから選ばれる少なくとも一つを測定する段階;を含む、請求項1に記載のバニラビーンズ超臨界抽出物の製造方法。
【請求項5】
前記指標成分は、高性能液体クロマトグラフィー(High-performance liquid chromatography;HPLC)を用いて測定されるものである、請求項4に記載のバニラビーンズ超臨界抽出物の製造方法。
【請求項6】
前記香気プロファイルは、ガスクロマトグラフィー質量分析(Gas Chromatograph-Mass Spectrometer;GC-MS)を用いて測定されるものである、請求項4に記載のバニラビーンズ超臨界抽出物の製造方法。
【請求項7】
前記バニラビーンズ超臨界抽出物は、
オクタノールを含むアーシー香気プロファイル;
サリチル酸メチルを含むハーバル香気プロファイル;
ベンジルアルコール及びフェネチルアルコールを含むフローラル香気プロファイル;
フルフラール、5-メチルフルフラール、パントラクトン [(R)-(-)-pantolactone]、及び5-ヒドロキシメチルフルフラールを含むキャラメリック香気プロファイル;及び
スチレン、けい皮酸メチル、アニスアルデヒド(p-anisaldehyde)及びp-アニシルアルコールを含むバルサミック&アニシック香気プロファイルを含む、請求項1に記載のバニラビーンズ超臨界抽出物の製造方法。
【請求項8】
超臨界流体を用いて、所定長さのバニラビーンズ及びバニラビーンズの粉末から選ばれる少なくとも一つを含む抽出対象から抽出した、バニラビーンズ超臨界抽出物。
【請求項9】
超臨界流体を用いて、所定長さのバニラビーンズ及びバニラビーンズの粉末から選ばれる少なくとも一つを含む抽出対象から抽出した、バニラビーンズ超臨界抽出物を含む食品組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、反応表面分析法を用いたバニラ超臨界抽出最適化方法に関し、より詳細には、風味豊かで、且つ高いバニリン含量を有するバニラビーンズ超臨界抽出物の最適化方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
バニラ(
Vanilla Planifolia
)は、熱帯アメリカ、メキシコが原産地である細く且つ長い莢の中に粟より小さい実が入っている蘭草科植物の実であって、昔から香辛料として多く使用されてきた。バニラの実は、人による人工受精を通じて得られ、それ自体には味と香りがない。
【0003】
私達がよく知っている白色のバニラは、主成分であるバニリンから由来したものであって、これを得るためには、バニラの実を3ヶ月から6ヶ月にわたって複数回茹でてから乾燥させる過程を経た後、黒色の独特の香りを有するバニラ加工豆を生産することができる。このように、バニラの加工には膨大な手間と時間がかかり、バニラは、需要に比べて供給量が非常に制限的になるしかなく、価格も高い。
【0004】
バニラ抽出液は、洋菓子や果実酒などの様々な食品の香気・香味付与剤として昔から広く用いられている重要な抽出液の一種である。天然バニラ抽出液は、バニラ豆を含水エタノールなどの有機溶媒で抽出処理して得られるバニラエキスの形態で市場に供給されている。このようなバニラエキスのうち最も多く流通されているものは、細く切ったバニラ豆を約20質量%~約95質量%の含水エタノールで抽出することによって、水溶性抽出液の形態として得られたものである。溶媒抽出法の場合、長時間高い温度を使用しなければならないので有用成分の変性や破壊がもたらされ、使用された溶媒の一部が有用成分に残存する可能性があるので利用に制限的である。
【0005】
これを補完するための抽出法として、超臨界流体を用いた超臨界抽出法が注目されている。超臨界抽出工法は、低温で操作できるので、天然物のように熱に弱い物質の抽出に有用であり、臨界点以上の圧力と温度を設定することによって液相の溶解力と気相の拡散係数が高く、粘度が低いので速い抽出と相分離が可能である。近年、超臨界流体の抽出技術には、二酸化炭素が最も広く用いられているが、これは、二酸化炭素の低い臨界温度と圧力で温和な条件下で抽出を行うことができ、毒性、可燃性、抽出対象物質との反応性及び腐食性がなく、高純度の二酸化炭素が容易に得られるためである。そして、温度に敏感な物質を変性や分解なく分離できるので、ビールとカフェインなどの食品や医薬品などの人体に直接適用される製品の生産に非常に有用であるが、抽出法による有用成分の抽出と関連した体系的な研究は未だにない。既存の有機溶媒抽出を通じたバニラ抽出液は、風味が単調で、且つ持続性が不足する傾向を示すが、バニラビーンズ超臨界抽出物は、このような不足する点を補完し、有効成分が豊かな香料を抽出することができる。ただし、より高い香気プロファイルを有し、バニリン含量を高効率で抽出する方法の開発が必要な状況である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記のニーズを満たすためになされたものであって、高い指標成分と多様な香気プロファイルを有し得るバニラビーンズ超臨界抽出物を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、反応表面分析法を用いたバニラ超臨界抽出最適化方法を提供することを目的とする。
【0008】
本発明の目的は、以上で言及した目的に制限されない。本発明の目的は、以下の説明でより明らかになり、特許請求の範囲に記載された手段及びその組み合わせで実現されるだろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態に係るバニラビーンズ超臨界抽出物の製造方法は、所定長さのバニラビーンズ及びバニラビーンズの粉末から選ばれる少なくとも一つを含む抽出対象を準備する段階;及び抽出対象に超臨界流体を処理し、抽出物を抽出する段階;を含むことができる。
【0010】
前記バニラビーンズは、0.1cm乃至7cmの長さを有するものであり得る。
(【0011】以降は省略されています)
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