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公開番号2025090322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205495
出願日2023-12-05
発明の名称徐溶性タブレット組成物及びその製造方法
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C11D 3/12 20060101AFI20250610BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】徐溶性タブレット組成物における、徐溶性の向上を図る。
【解決手段】有効成分(a1)が担体(a2)に担持した担持体の粒子群(A)と、2種以上の滑沢剤の粒子からなる粒子群(B)と、を含み、前記(a2)成分は、合成ゼオライト、ケイ酸アルミン酸マグネシウム及び無水ケイ酸から選ばれる少なくとも1種の粒子であることよりなる。前記(a2)成分に対する前記(a1)成分の質量比(a1/a2比)は、1.1未満が好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
有効成分(a1)が担体(a2)に担持した担持体の粒子群(A)と、
2種以上の滑沢剤の粒子からなる粒子群(B)と、
を含み、
前記(a2)成分は、ゼオライト、ケイ酸アルミン酸マグネシウム及び無水ケイ酸から選ばれる少なくとも1種の粒子である、徐溶性タブレット組成物。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記(a2)成分に対する前記(a1)成分の質量比(a1/a2比)は、1.1未満である、請求項1に記載の徐溶性タブレット組成物。
【請求項3】
さらに、単糖、二糖及びオリゴ糖から選ばれる1種以上の粒子群(C)を含む、請求項1に記載の徐溶性タブレット組成物。
【請求項4】
担体(a1)に有効成分(a2)が担持された担持体の粒子群(A)と、2種以上の滑沢剤の粒子からなる粒子群(B)と、を含む、徐溶性タブレット組成物の製造方法であって、
前記(a1)成分と前記(a2)成分とを混合し、前記粒子群(A)を得る工程と、
前記粒子群(A)と前記粒子群(B)とを混合して、混合粉体とする工程と、
前記混合粉体を任意の形状に加圧成形する工程と、
を有する、徐溶性タブレット組成物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、徐溶性タブレット組成物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
徐溶性技術は、これまでトイレのインタンク、オンタンク又は便器等への技術が主に報告されている。
例えば特許文献1には、徐溶化剤中に、水に不溶又は難溶な固形消臭剤を分散させた水洗トイレ用固形洗浄剤が開示されている。
【0003】
近年、衣類等の繊維製品の洗濯の分野に徐溶性技術を適用することが考えられており、高融点の非イオン界面活性剤や高級アルコールを融解成形した固形剤が提案されている。
例えば特許文献2には、25℃以上の融点を有する、水溶性非イオン界面活性剤又はポリエチレングリコール又はポリオキシレチレンとポリオキシプロピレンとの共重合体と、50℃以上の融点を有する水難溶性成分と、機能性成分とを含有する洗濯処理用固形組成物が開示されている。この洗濯処理用固形組成物は、各成分の融点以上に加熱したものを混合し、型に流し込み、固まるまで冷却することにより製造される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-60507号公報
特開2022-104632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、徐溶性技術を適用した組成物としては、有効成分等を含む混合粉体を打錠して得られるタブレット(錠剤)の徐溶性組成物(徐溶性タブレット組成物)がある。かかる徐溶性タブレット組成物においては、適度な硬度にして、徐溶性を維持する必要がある。
そこで、本発明は、徐溶性に優れる徐溶性タブレット組成物を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らが検討した結果、以下の知見を得た。
混合粉体は、配合する成分の種類によっては、ダマを生じてしまう。特に、分散液、溶液等の液体として流通する成分を混合粉体に配合する場合、混合粉体でのダマの形成が顕著となる。ダマを生じた混合粉体をタブレットに成形しても、強度不足を生じる。加えて、液体として流通する成分を混合粉体に配合すると、打錠時に杵又は臼に混合粉体が付着しやすくなり、連続した製造ではタブレットの肌荒れ、成形不良が生じ、タブレットの強度不足を生じる。タブレットが強度不足となると、使用中にタブレットが容易に崩壊してしまい、徐溶性を維持できない。
本発明は、上記知見を基になされたものであり、以下の態様を有する。
【0007】
<1>
有効成分(a1)が担体(a2)に担持した担持体の粒子群(A)と、
2種以上の滑沢剤の粒子からなる粒子群(B)と、
を含み、
前記(a2)成分は、ゼオライト、ケイ酸アルミン酸マグネシウム及び無水ケイ酸から選ばれる少なくとも1種の粒子である、徐溶性タブレット組成物。
<2>
前記(a2)成分に対する前記(a1)成分の質量比(a1/a2比)は、1.1未満である、<1>に記載の徐溶性タブレット組成物。
<3>
さらに、単糖、二糖及びオリゴ糖から選ばれる1種以上の粒子群(C)を含む、<1>又は<2>に記載の徐溶性タブレット組成物。
【0008】
担体(a1)に有効成分(a2)が担持された担持体の粒子群(A)と、2種以上の滑沢剤の粒子からなる粒子群(B)と、を含む、徐溶性タブレット組成物の製造方法であって、
前記(a1)成分と前記(a2)成分とを混合し、前記粒子群(A)を得る工程と、
前記粒子群(A)と前記粒子群(B)とを混合して、混合粉体とする工程と、
前記混合粉体を任意の形状に加圧成形する工程と、
を有する、徐溶性タブレット組成物の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明の徐溶性タブレット組成物によれば、徐溶性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の徐溶性タブレット組成物の一例を示す側面図である。
本発明の徐溶性タブレット組成物の他の例を示す側面図である。
(a)は本発明の徐溶性タブレット組成物の他の例を示す斜視図であり、(b)は(a)に示す徐溶性タブレット組成物のA-A’線に沿う断面図である。
本発明の徐溶性タブレット組成物の製造方法の一例を示す工程図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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