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公開番号
2025116335
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024010690
出願日
2024-01-29
発明の名称
定着装置及び画像形成装置
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20250801BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】印刷不良の発生を抑制する。
【解決手段】定着ベルトと、定着ベルトにおける回転軸に平行な第一方向の端部を支持するベルト支持部と、定着ベルトの外周面に当接してニップ部を形成る当接部とを備え、ベルト支持部は、ニップ出口部分において、定着ベルトの回転軸から第一距離だけ離れた位置に形成される第一面と、定着ベルトの回転軸から第一距離よりも近い位置に形成される第二面と、第一面と第二面との間に形成される第一段差面とを有し、第二面は、第一方向において定着ベルトの中心部と第一面との間に設けられ、第一段差面は、第一段差部分と、第一段差部分よりも定着ベルトの回転方向の下流側に位置する第二段差部分とを有し、第二段差部分は、第一方向において第一段差部分よりも定着ベルトの中心部に近い。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
潤滑剤が塗布された内周面と、前記内周面と反対の外周面を有する、所定の回転軸を中心に回転可能な定着ベルトと、
前記定着ベルトにおける前記回転軸に平行な第一方向の端部を支持するベルト支持部と、
前記外周面に当接してニップ部を形成し、前記ニップ部において前記定着ベルトとの間に媒体を挟持して搬送する当接部と
を備え、
前記ベルト支持部は、
前記媒体の搬送方向における前記ニップ部の下流側に位置するニップ出口部分において、前記定着ベルトの前記内周面に対向し、前記第一方向に直交する第二方向において前記定着ベルトの前記回転軸から第一距離だけ離れた位置に形成される第一面と、
前記定着ベルトの前記内周面に対向し、前記第二方向において前記定着ベルトの前記回転軸から前記第一距離よりも近い位置に形成される第二面と、
前記第一面と前記第二面との間に形成される第一段差面と
を有し、
前記第二面は、前記第一方向において前記定着ベルトの中心部と前記第一面との間に設けられ、
前記第一段差面は、第一段差部分と、前記第一段差部分よりも前記定着ベルトの回転方向の下流側に位置する第二段差部分と
を有し、
前記第二段差部分は、前記第一方向において前記第一段差部分よりも前記定着ベルトの中心部に近い
ことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ベルト支持部は、
前記媒体の搬送方向における前記ニップ部の上流側に位置するニップ入口部分において、前記定着ベルトの前記内周面に対向し、前記第二方向において前記定着ベルトの前記回転軸から第三距離だけ離れた位置に形成される第三面と、
前記定着ベルトの前記内周面に対向し、前記第二方向において前記定着ベルトの前記回転軸から前記第三距離よりも近い位置に形成される第四面と、
前記第三面と前記第四面との間に形成される第二段差面と
を有し、
前記第四面は、前記第一方向において前記定着ベルトの中心部と前記第三面との間に設けられ、
前記第二段差面は、第三段差部分と、前記第三段差部分よりも前記定着ベルトの回転方向の上流側に位置する第四段差部分と
を有し、
前記第四段差部分は、前記第一方向において前記第三段差部分よりも前記定着ベルトの中心部に近い
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記第二面の面積よりも前記第四面の面積の方が大きい
ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記第二面は、前記定着ベルトの回転方向の上流側から下流側に向かうにつれて、前記第一方向の長さである幅が狭くなる
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記第二面における、前記定着ベルトの回転方向の下流側に、前記第二面を貫通する第一孔が設けられている
ことを特徴とする請求項1又は4に記載の定着装置。
【請求項6】
前記第一孔の底が、前記定着ベルトの内周面と繋がっている
ことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
【請求項7】
前記第四面は、前記定着ベルトの回転方向の下流側から上流側に向かうにつれて、前記第一方向の長さである幅が狭くなる
ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項8】
前記第四面における、前記定着ベルトの回転方向の上流側に、前記第四面を貫通する第二孔が設けられている
ことを特徴とする請求項2又は7に記載の定着装置。
【請求項9】
前記第二孔の底が、前記定着ベルトの内周面と繋がっている
ことを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
【請求項10】
前記第一段差面は、
前記定着ベルトの回転方向に沿う方向の長さよりも、前記第一方向の長さの方が短い
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、トナーなどの現像剤によって形成した画像(現像剤像とも呼ぶ)を用紙などの媒体に転写した後、媒体に転写した画像(現像剤像)を、定着装置としての定着器により媒体に定着させるようになっている。
【0003】
この定着器は、筒状の定着ベルトと加圧部材とを当接させながら回転させ、媒体を定着ベルトと加圧部材との間に形成されるニップ部に挟み込んで搬送しながら加熱及び加圧することにより、媒体上に形成された画像(現像剤像)を加熱溶融して媒体上に定着させるようになっている。
【0004】
従来の定着器は、定着ベルトの内周側に、定着ベルトの内周面と当接する当接部材が設けられていて、定着ベルトが当接部材に対して摺動しながら回転するようになっていることから、定着ベルトと当接部材との間にグリスなどの潤滑剤が塗布されている。尚、当接部材は、例えば、ヒータからの熱を定着ベルトに伝える熱拡散部材や、定着ベルトをガイドするガイド部材などである(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-3642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の定着器は、定着ベルトの回転軸方向の端部から潤滑剤が漏れ出すことがあり、漏れ出した潤滑剤が定着ベルトの外周面に付着すると、媒体上に画像を定着させる際の熱の伝わり方が不十分となり、印刷不良が発生する場合があった。
【0007】
本発明は以上の点を考慮したものであり、印刷不良の発生を抑制し得る定着装置及び画像形成装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の定着装置は、潤滑剤が塗布された内周面と、前記内周面と反対の外周面を有する、所定の回転軸を中心に回転可能な定着ベルトと、前記定着ベルトにおける前記回転軸に平行な第一方向の端部を支持するベルト支持部と、前記外周面に当接してニップ部を形成し、前記ニップ部において前記定着ベルトとの間に媒体を挟持して搬送する当接部とを備え、前記ベルト支持部は、前記媒体の搬送方向における前記ニップ部の下流側に位置するニップ出口部分において、前記定着ベルトの前記内周面に対向し、前記第一方向に直交する第二方向において前記定着ベルトの前記回転軸から第一距離だけ離れた位置に形成される第一面と、前記定着ベルトの前記内周面に対向し、前記第二方向において前記定着ベルトの前記回転軸から前記第一距離よりも近い位置に形成される第二面と、前記第一面と前記第二面との間に形成される第一段差面とを有し、前記第二面は、前記第一方向において前記定着ベルトの中心部と前記第一面との間に設けられ、前記第一段差面は、第一段差部分と、前記第一段差部分よりも前記定着ベルトの回転方向の下流側に位置する第二段差部分とを有し、前記第二段差部分は、前記第一方向において前記第一段差部分よりも前記定着ベルトの中心部に近い。
【0009】
本発明の定着装置では、定着ベルトの内周面の端部まで移動してきて定着ベルトの内周面とベルト支持部の第二面との間に入り込んだ潤滑剤を第一段差面で堰き止めるとともに、定着ベルトが回転することにともなって潤滑剤を第一段差面に沿って定着ベルトの回転軸方向の中心部側へと移動させることができ、定着ベルトの回転軸方向の端部からの潤滑剤の漏れを抑制することができる。
【0010】
また本発明の定着装置は、潤滑剤が塗布された内周面と、前記内周面と反対の外周面を有する、所定の回転軸を中心に回転可能な定着ベルトと、前記定着ベルトにおける前記回転軸に平行な第一方向の端部を支持するベルト支持部と、前記外周面に当接してニップ部を形成し、前記ニップ部において前記定着ベルトとの間に媒体を挟持して搬送する当接部材とを備え、前記ベルト支持部は、前記媒体の搬送方向における前記ニップ部の下流側に位置するニップ出口部分において、前記定着ベルトの前記内周面に対向し、前記第一方向に直交する第二方向において前記定着ベルトの前記回転軸から第一距離だけ離れた位置に形成される第一面と、前記定着ベルトの前記内周面に対向し、前記第二方向において前記定着ベルトの回転軸から前記第一距離よりも近い位置に形成される第二面と、前記第一面と前記第二面との間に形成される第一段差面とを有し、前記第二面は、前記第一方向において前記定着ベルトの中心部と前記第一面との間に設けられ、前記第二面は、前記定着ベルトの回転方向の下流側に、前記第二面を貫通する第一孔が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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