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公開番号2025104636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222576
出願日2023-12-28
発明の名称処理装置、プログラム、および処理方法
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 21/238 20110101AFI20250703BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複数のユーザ端末におけるコンテンツの再生タイミングの同期をより容易に実現する。
【解決手段】処理装置であって、サーバから、複数のユーザ端末に配信されるコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、前記複数のユーザ端末のうち、前記サーバからの前記コンテンツの配信経路に前記処理装置が含まれるユーザ端末である第1のユーザ端末に対して、前記コンテンツを送信するコンテンツ送信部と、前記第1のユーザ端末が属する第1グループに設定される基準時間に基づき算出される、前記第1のユーザ端末への前記コンテンツの配信の調整時間を取得する調整時間取得部と、前記調整時間に基づき、前記第1グループに属する前記第1のユーザ端末および1以上の前記ユーザ端末への前記コンテンツの配信が同期されるよう、前記コンテンツ送信部による前記第1のユーザ端末へのコンテンツの送信を遅延させる遅延制御部と、を備える、処理装置。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
処理装置であって、
サーバから複数のユーザ端末に配信されるコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
前記複数のユーザ端末のうち、前記サーバからの前記コンテンツの配信経路に前記処理装置が含まれるユーザ端末である第1のユーザ端末に対して、前記コンテンツ取得部によって取得された前記コンテンツを送信するコンテンツ送信部と、
前記複数のユーザ端末の各々が属する1又は複数のグループにおいて、前記第1のユーザ端末が属する第1グループに設定される基準時間に基づき算出される、前記第1のユーザ端末への前記コンテンツの配信の調整時間を取得する調整時間取得部と、
前記調整時間に基づき、前記第1グループに属する前記第1のユーザ端末および1以上の前記ユーザ端末への前記コンテンツの配信が同期されるよう、前記コンテンツ送信部による前記第1のユーザ端末へのコンテンツの送信を遅延させる遅延制御部と、
を備える、処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記サーバおよび前記処理装置は、それぞれ、移動体通信ネットワークを含むMEC-CDN(Multi-access Edge Computing - enabled Content Delivery Network)を構成する、異なるエッジデータセンタ(EDC: Edge Data Center)に配置される、請求項1に記載の処理装置。
【請求項3】
前記コンテンツ取得部は、前記サーバから、前記配信経路で配信される第1のデータを取得し、
前記コンテンツ送信部は、前記第1のユーザ端末へ前記第1のデータを送信し、
前記調整時間は、前記コンテンツ送信部によって前記第1のデータが送信された第1の時刻に基づき算出される、前記第1のユーザ端末までの前記コンテンツの伝送遅延時間である第1の伝送遅延時間を、前記基準時間から減算して得られる時間である、
請求項1に記載の処理装置。
【請求項4】
前記第1の伝送遅延時間は、前記サーバによって前記第1のデータが送信された第2の時刻から、前記コンテンツ取得部によって前記第1のデータが取得された第3の時刻までの時間と、前記第1の時刻から、前記第1のユーザ端末に前記第1のデータが配信された第4の時刻までの時間と、を足し合わせた時間である、
請求項3に記載の処理装置。
【請求項5】
前記サーバおよび前記処理装置は、それぞれMEC-CDNを構成する、異なるエッジDCに配置され、
前記MEC-CDNは、AN(Autonomous Network)であり、
前記第1の伝送遅延時間は、前記ANにおける通信経路を制御するコントローラから取得された、前記サーバと前記処理装置のそれぞれが設置されるデータセンタ間の伝送時間と、前記第1の時刻から、前記第1のユーザ端末へ前記第1のデータが配信された第4の時刻までの時間と、を足し合わせた時間である、
請求項3に記載の処理装置。
【請求項6】
前記基準時間は、前記第1の伝送遅延時間と、1以上の前記ユーザ端末のそれぞれについて、前記第1のデータと同一時刻に送信された第2のデータに基づき算出される、前記ユーザ端末までの前記コンテンツの伝送遅延時間である第2の伝送遅延時間と、を含む複数の伝送遅延時間に基づき設定される、請求項4または5に記載の処理装置。
【請求項7】
前記基準時間は、前記複数の伝送遅延時間の平均、および前記複数の伝送遅延時間から算出されるジッタを、前記第1グループに属する前記第1のユーザ端末および前記1以上のユーザ端末について足し合わせた値のうち、最大の値である、請求項6に記載の処理装置。
【請求項8】
前記遅延時間は、前記ユーザ端末、前記サーバ、および前記処理装置に含まれるモジュールによって、前記第1のデータの、送信時刻および受信時刻の少なくともいずれかが上位サーバへ送信されることに基づき算出される、請求項3に記載の処理装置。
【請求項9】
前記調整時間取得部は、所定の間隔で前記調整時間を取得する、請求項1に記載の処理装置。
【請求項10】
前記遅延制御部は、異なるグループに所属する、複数の前記第1のユーザ端末のそれぞれに、異なる前記コンテンツをそれぞれ遅延させて送信する、請求項1に記載の処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、処理装置、プログラム、および処理方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数のユーザ端末でコンテンツの配信を同期させることが行われている。例えば、動画等のコンテンツの配信を同期させる技術として、MMT(MPEG Media Transport)方式が用いられている。
【0003】
下記特許文献1には、動画の送信装置からユーザ端末へMMT方式を用いて動画のパケットを送信することが開示されている。特許文献1では、MMT方式に基づき送信される、動画を表示させる時刻を指示するためのタイムスタンプの時刻に応じてユーザ端末で動画のパケットをバッファリングすることで、動画の配信を同期させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-074480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、ユーザ端末にはハードウェアの制約があるため、バッファの容量に制限があるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、複数のユーザ端末におけるコンテンツの配信の同期をより容易に実現することが可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、処理装置であって、サーバから、複数のユーザ端末に配信されるコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、前記複数のユーザ端末のうち、前記サーバからの前記コンテンツの配信経路に前記処理装置が含まれるユーザ端末である第1のユーザ端末に対して、前記コンテンツ取得部によって取得された前記コンテンツを送信するコンテンツ送信部と、前記複数のユーザ端末の各々が属する1又は複数のグループにおいて、前記第1のユーザ端末が属する第1グループに設定される基準時間に基づき算出される、前記第1のユーザ端末への前記コンテンツの配信の調整時間を取得する調整時間取得部と、前記調整時間に基づき、前記第1グループに属する前記第1のユーザ端末および1以上の前記ユーザ端末への前記コンテンツの配信が同期されるよう、前記コンテンツ送信部による前記第1のユーザ端末へのコンテンツの送信を遅延させる遅延制御部と、を備える、処理装置が提供される。
【0008】
また、本開示によれば、コンピュータを、サーバから、複数のユーザ端末に配信されるコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、前記複数のユーザ端末のうち、前記サーバからの前記コンテンツの配信経路に前記コンピュータを有する処理装置が含まれるユーザ端末である第1のユーザ端末に対して、前記コンテンツ取得部によって取得された前記コンテンツを送信するコンテンツ送信部と、前記複数のユーザ端末の各々が属する1又は複数のグループにおいて、前記第1のユーザ端末が属する第1グループに設定される基準時間に基づき算出される、前記第1のユーザ端末への前記コンテンツの配信の調整時間を取得する調整時間取得部と、前記調整時間に基づき、前記第1グループに属する前記第1のユーザ端末および1以上の前記ユーザ端末への前記コンテンツの配信が同期されるよう、前記コンテンツ送信部による前記第1のユーザ端末へのコンテンツの送信を遅延させる遅延制御部と、として機能として機能させるための、プログラムが提供される。
【0009】
また、本開示によれば、処理装置の処理方法であって、前記処理方法は、サーバから、複数のユーザ端末に配信されるコンテンツを取得するステップと、前記複数のユーザ端末のうち、前記サーバからの前記コンテンツの配信経路に前記処理装置が含まれるユーザ端末である第1のユーザ端末に対して、取得された前記コンテンツを送信するステップと、前記複数のユーザ端末の各々が属する1又は複数のグループにおいて、前記第1のユーザ端末が属する第1グループに設定される基準時間に基づき算出される、前記第1のユーザ端末への前記コンテンツの配信の調整時間を取得するステップと、前記調整時間に基づき、前記第1グループに属する前記第1のユーザ端末および1以上の前記ユーザ端末への前記コンテンツの配信が同期されるよう、前記コンテンツを送信するステップにおける前記第1のユーザ端末へのコンテンツの送信を遅延させるステップと、を有する、処理方法が提供される。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように本発明によれば、複数のユーザ端末におけるコンテンツの配信の同期をより容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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