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公開番号2025073861
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184982
出願日2023-10-27
発明の名称損傷箇所抽出装置、損傷箇所抽出方法及び損傷箇所抽出プログラム
出願人ジオ・サーチ株式会社,中日本高速道路株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E01C 23/01 20060101AFI20250502BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】ポットホールが発生しそうな箇所を抽出して提示することが可能な損傷箇所抽出装置を提供する。
【解決手段】損傷箇所抽出装置は、舗装された道路を走行しながら前記道路に向けて照射されたマイクロ波の反射波のデータに基づいた時系列入力データに対する分析結果に基づいて前記時系列入力データにおける判定対象を絞り込む対象限定部と、前記対象限定部が絞り込んだ判定対象に対して前記時系列入力データに対する分析結果を用いて、前記道路におけるポットホールが発生する可能性がある箇所を抽出する損傷可能性箇所抽出部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
舗装された道路を走行しながら前記道路に向けて照射されたマイクロ波の反射波のデータに基づいた時系列入力データに対する分析結果に基づいて前記時系列入力データにおける判定対象を絞り込む対象限定部と、
前記対象限定部が絞り込んだ判定対象に対して前記時系列入力データに対する分析結果を用いて、前記道路におけるポットホールが発生する可能性がある箇所を抽出する損傷可能性箇所抽出部と、
を備える損傷箇所抽出装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記損傷可能性箇所抽出部は、現時点から所定の期間内に、前記道路におけるポットホールが発生する可能性がある箇所を抽出する、請求項1に記載の損傷箇所抽出装置。
【請求項3】
前記損傷可能性箇所抽出部は、前記時系列入力データに対する分析結果が、複数の分析項目ごとに設定された加点内容の合計が閾値を超えた箇所を前記所定の期間内に前記道路におけるポットホールが発生する可能性がある箇所として抽出する、請求項2に記載の損傷箇所抽出装置。
【請求項4】
前記加点内容は、前記道路の道路線形ごとに設定される、請求項3に記載の損傷箇所抽出装置。
【請求項5】
前記加点内容は、前記時系列入力データにおける温度異常の有無、前記時系列入力データにおける信号強度が所定の範囲内にあるか、前記時系列入力データにおける分散が所定の範囲内にあるか、前記時系列入力データにおける前記道路の表面からの深さに応じて加重された加重信号強度が所定の範囲内にあるか、である、請求項3に記載の損傷箇所抽出装置。
【請求項6】
前記対象限定部は、前記道路の面を所定のサイズの領域に分割した上で前記時系列入力データにおける判定対象となる前記領域を絞り込む、請求項1に記載の損傷箇所抽出装置。
【請求項7】
前記対象限定部は、前記時系列入力データにおける異常信号の確度、信号強度、分散の値を用いて前記時系列入力データにおける判定対象となる前記領域を絞り込む、請求項6に記載の損傷箇所抽出装置。
【請求項8】
前記対象限定部は、各前記時系列入力データにおける数値が網羅できる範囲を求め、前記時系列入力データにおける異常信号の確度、信号強度、分散の値が当該範囲に収まるよう前記領域を絞り込む、請求項7に記載の損傷箇所抽出装置。
【請求項9】
前記対象限定部は、前記時系列入力データが前記道路の横断方向にスライスされた複数のデータ及び前記道路の深さ方向にスライスされた複数のデータを用いて前記領域を絞り込む、請求項6に記載の損傷箇所抽出装置。
【請求項10】
前記対象限定部は、前記時系列入力データが前記道路の深さ方向にスライスされた複数のデータを用いた予測の結果である第1の結果と、前記時系列入力データが前記道路の横断方向にスライスされた複数のデータを用いた予測の結果である第2の結果とを組み合わせて前記領域を絞り込む、請求項9に記載の損傷箇所抽出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、損傷箇所抽出装置、損傷箇所抽出方法及び損傷箇所抽出プログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
日々車両が走行する道路は、車両から受ける荷重の作用、道路が施設された場所の温度変化、道路への雨水の影響により舗装が損傷する。舗装の損傷の具体例には、ひび割れ、ポットホール等がある。ポットホールとは、道路の表層が剥がれて出来る丸い穴又は凹みである。このような道路の損傷を迅速に把握し、道路を維持管理するために、道路の路面性状を把握する作業が日常的に行われており、特許文献1には、低コストで精度良く路面性状の判定を行えることを目的とした学習済みモデル生成方法および路面性状判定装置の技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-169705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で開示された技術は、ポットホール等の路面性状の有無を判定することは可能であるが、今後舗装の損傷が発生しそうな箇所を抽出して提示するものではない。
【0005】
本開示は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ポットホールが発生しそうな箇所を抽出して提示することが可能な損傷箇所抽出装置、損傷箇所抽出方法及び損傷箇所抽出プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1態様に係る損傷箇所抽出装置は、舗装された道路を走行しながら前記道路に向けて照射されたマイクロ波の反射波のデータに基づいた時系列入力データに対する分析結果に基づいて前記時系列入力データにおける判定対象を絞り込む対象限定部と、前記対象限定部が絞り込んだ判定対象に対して前記時系列入力データに対する分析結果を用いて、前記道路におけるポットホールが発生する可能性がある箇所を抽出する損傷可能性箇所抽出部と、を備える。
【0007】
本開示の第2態様に係る損傷箇所抽出装置は、第1態様に係る損傷箇所抽出装置であって、前記損傷可能性箇所抽出部は、現時点から所定の期間内に、前記道路におけるポットホールが発生する可能性がある箇所を抽出する。
【0008】
本開示の第3態様に係る損傷箇所抽出装置は、第2態様に係る損傷箇所抽出装置であって、前記損傷可能性箇所抽出部は、前記時系列入力データに対する分析結果が、複数の分析項目ごとに設定された加点内容の合計が閾値を超えた箇所を前記道路におけるポットホールが発生する可能性がある箇所として抽出する。
【0009】
本開示の第4態様に係る損傷箇所抽出装置は、第3態様に係る損傷箇所抽出装置であって、前記加点内容は、前記道路の道路線形ごとに設定される。
【0010】
本開示の第5態様に係る損傷箇所抽出装置は、第3態様に係る損傷箇所抽出装置であって、前記加点内容は、前記時系列入力データにおける温度異常の有無、前記時系列入力データにおける信号強度が所定の範囲内にあるか、前記時系列入力データにおける分散が所定の範囲内にあるか、前記時系列入力データにおける前記道路の表面からの深さに応じて加重された加重信号強度が所定の範囲内にあるか、である。
(【0011】以降は省略されています)

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