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公開番号
2025093379
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023208992
出願日
2023-12-12
発明の名称
電池切替装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250617BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】交換式の電池と電動車両の駆動系との接続状態の切り替えを、駆動系へ電力を供給しながら行う処理において、これから使用する電池から使用後の電池への電流の逆流を防止する。
【解決手段】交換式の電池1H,1L,2H,2Lを備え電動車両Cの駆動系3に並列に接続される第1バンクB1と第2バンクB2との駆動系3に対する接続状態の切り替えを行う電池切替装置10は、第1バンクB1の通電方向を制御する第1スイッチ11と、第2バンクB2の通電方向を制御する第2スイッチ12と、ECU13とを備え、ECU13は、使用後の第1バンクB1及び第2バンクB2の一方からこれから使用する第2バンクB2に切り替える際に、第1バンクB1及び第2バンクB2の一方の通電方向が放電方向となるように、第1バンクB1及び第2バンクB2の一方に対応する第1スイッチ11又は第2スイッチ12を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
交換式電池を備え電動車両の駆動系に並列に接続される第1電池部と第2電池部との前記駆動系に対する接続状態の切り替えを行う電池切替装置であって、
前記第1電池部の通電方向を制御する第1通電制御部と、
前記第2電池部の通電方向を制御する第2通電制御部と、
前記第1電池部及び前記第2電池部の一方が前記駆動系に接続され、前記第1電池部及び前記第2電池部の他方が前記駆動系から遮断され、且つ、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方の残量が前記第1電池部及び前記第2電池部の前記他方の残量より少ない第1状態から、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方が前記駆動系から遮断され、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記他方が前記駆動系に接続される第2状態に切り替える制御部と
を備え、
前記制御部は、前記第1状態から前記第2状態に切り替える際に、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方の通電方向が放電方向となるように、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方に対応する前記第1通電制御部又は前記第2通電制御部を制御する
電池切替装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記第1通電制御部と前記第2通電制御部とは、
OFFの状態で通電方向を放電方向とする第1スイッチと、
OFFの状態で通電方向を充電方向とする第2スイッチと
を備え、
前記制御部は、前記第1状態から前記第2状態に切り替える際に、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方の通電方向が放電方向となるように、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方に対応する前記第1スイッチをOFF、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方に対応する前記第2スイッチをONにする通電制御を実行する
請求項1に記載の電池切替装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記通電制御の実行時、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記他方と前記駆動系との接続が断続的となるように、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記他方に対応する前記第1スイッチをOFF、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記他方に対応する前記第2スイッチをPWM制御する
請求項2に記載の電池切替装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1状態から前記第2状態に切り替えた後、前記駆動系の回生電力の発生時、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方の通電方向が充電方向となるように、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方に対応する前記第1スイッチをON、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方に対応する前記第2スイッチをOFFにする
請求項2又は3に記載の電池切替装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1状態で前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方の放電電力が閾値以下の場合、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記他方の通電方向が放電方向となるように、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記他方に対応する前記第1スイッチをOFF、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記他方に対応する前記第2スイッチをONにする
請求項2又は3に記載の電池切替装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1状態で前記駆動系の回生電力の発生時、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方の充電電力が閾値以下の場合、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記他方の通電方向が充電方向となるように、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記他方に対応する前記第1スイッチをON、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記他方に対応する前記第2スイッチをOFFにする
請求項2又は3に記載の電池切替装置。
【請求項7】
前記第1電池部は、第1電池と第2電池とを備え、
前記第2電池部は、第3電池と第4電池とを備え、
前記第1電池と前記第2電池と前記第3電池と前記第4電池との前記駆動系に対する接続状態を、前記第1電池と前記第2電池とが前記駆動系に接続される第1接続状態、前記第3電池と前記第4電池とが前記駆動系に接続される第2接続状態、前記第1電池と前記第4電池とが前記駆動系に接続される第3接続状態、前記第3電池と前記第2電池とが前記駆動系に接続される第4接続状態、前記第1電池と前記第3電池とが前記駆動系に接続される第5接続状態、及び、前記第2電池と前記第4電池とが前記駆動系に接続される第6接続状態に切り替える切替回路を備える
請求項1に記載の電池切替装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記第1接続状態で前記第1電池が電欠状態、前記第2電池に放電容量が残存する状態になった場合、前記切替回路を、前記第4接続状態又は前記第6接続状態に切り替え、
前記第1接続状態で前記第2電池が電欠状態、前記第1電池に放電容量が残存する状態になった場合、前記切替回路を、前記第3接続状態又は前記第5接続状態に切り替え、
前記第2接続状態で前記第3電池が電欠状態、前記第4電池に放電容量が残存する状態になった場合、前記切替回路を、前記第3接続状態又は前記第6接続状態に切り替え、
前記第2接続状態で前記第4電池が電欠状態、前記第3電池に放電容量が残存する状態になった場合、前記切替回路を、前記第4接続状態又は前記第5接続状態に切り替える
請求項7に記載の電池切替装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池切替装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
交換式の電池パックからの電力で走行用電動駆動装置を駆動させる電動車両として、使用中の電池パックの電池残量が閾値以下になると、電池残量が閾値を超えている電池パックを走行用電動駆動装置に接続するように切り替えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、第1電源ポートと第2電源ポートとに接続される交換式のバッテリを切り替える電源切替装置として、スイッチ回路について、導通状態、遮断状態、及び、電源ポート側電圧が負荷側電圧より高い場合に電源ポート側から負荷側に対する一方向の電力供給のみを許容するダイオード動作状態の3状態の切替処理を実行するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-62285号公報
特開2020-202626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電池残量が閾値以下になった電池パックやバッテリ(以下、使用後の電池パック等)を電池残量が閾値を超えている電池パック等(以下、これから使用する電池パック等)に切り替える処理を、走行用電動駆動装置へ電力を供給しながら実施する場合について検討する。この場合、切替処理の途中で、これから使用する相対的に高電圧の電池パック等と使用後の相対的に低電圧の電池パック等とが接続される。そのため、これから使用する電池パックから使用後の電池パックへの電流の逆流が生じる。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、交換式の電池と電動車両の駆動系との接続状態の切り替えを、駆動系へ電力を供給しながら行う処理において、これから使用する電池から使用後の電池への電流の逆流を防止できる電池切替装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電池切替装置は、交換式電池を備え電動車両の駆動系に並列に接続される第1電池部と第2電池部との前記駆動系に対する接続状態の切り替えを行う電池切替装置であって、前記第1電池部の通電方向を制御する第1通電制御部と、前記第2電池部の通電方向を制御する第2通電制御部と、前記第1電池部及び前記第2電池部の一方が前記駆動系に接続され、前記第1電池部及び前記第2電池部の他方が前記駆動系から遮断され、且つ、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方の残量が前記第1電池部及び前記第2電池部の前記他方の残量より少ない第1状態から、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方が前記駆動系から遮断され、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記他方が前記駆動系に接続される第2状態に切り替える制御部とを備え、前記制御部は、前記第1状態から前記第2状態に切り替える際に、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方の通電方向が放電方向となるように、前記第1電池部及び前記第2電池部の前記一方に対応する前記第1通電制御部又は前記第2通電制御部を制御する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、交換式の電池と電動車両の駆動系との接続状態の切り替えを、駆動系へ電力を供給しながら行う処理において、これから使用する電池から使用後の電池への電流の逆流を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態に係る電池切替装置を示す回路図である。
図2は、図1に示す電池切替装置の作用を示す回路図である。
図3は、第1バンク及び第2バンクと駆動系との接続状態の切り替えを手動で行う場合の駆動系の負荷電圧の変化を示すグラフである。
図4は、図1及び図2に示す電池切替装置により第1バンク及び第2バンクと駆動系との接続状態の切り替えを自動で行う場合の駆動系の負荷電圧の変化を示すグラフである。
図5は、本発明の他の実施形態に係る電池切替装置を示す回路図である。
図6は、図5に示す電池切替装置により相対的に高電圧のバンクと駆動系との接続状態を遮断から接続に切り替える際のスイッチのON/OFFと負荷電圧の変化との関係を示すタイミングチャートである。
図7は、図5に示す電池切替装置の作用を示す回路図である。
図8は、図5及び図7に示す電池切替装置により第1バンク及び第2バンクと駆動系との接続状態の切り替えを自動で行う場合の駆動系の負荷電圧の変化を示すグラフである。
図9は、本発明の他の実施形態に係る電池切替装置の作用を示す回路図である。
図10は、図9に示す電池切替装置の作用を示す回路図である。
図11は、図9に示す電池切替装置の作用を示す回路図である。
図12は、図9に示す電池切替装置の作用を示す回路図である。
図13は、本発明の他の実施形態に係る電池切替装置の作用を示す回路図である。
図14は、図13に示す電池切替装置の作用を示す回路図である。
図15は、図13に示す電池切替装置の作用を示す回路図である。
図16は、本発明の他の実施形態に係る電池切替装置を示す回路図である。
図17は、図16に示す電池切替装置の作用を示す回路図である。
図18は、図16に示す電池切替装置の作用を示す回路図である。
図19は、図16に示す電池切替装置の作用を示す回路図である。
図20は、図16に示す電池切替装置の作用を示す回路図である。
図21(A)~(H)は、図16に示す電池切替装置の通電モードの一覧である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限られるものではなく、以下に示す実施形態は本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用される。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る電池切替装置10を示す回路図である。この図に示す電池切替装置10は、交換式の電池1H,1L,2H,2Lと電動車両Cの駆動系3との接続状態の切り替えを行う。特に、電池切替装置10は、駆動系3へ電力を供給しながら、使用後の電池(1H,1L及び2H,2Lの一方)が駆動系3に接続された状態(第1状態)からこれから使用する電池(1H,1L及び2H,2Lの他方)が駆動系3に接続される状態(第2状態)へ切り替える。
(【0011】以降は省略されています)
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