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公開番号
2025086124
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023199960
出願日
2023-11-27
発明の名称
ディスク装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
G11B
21/21 20060101AFI20250530BHJP(情報記憶)
要約
【課題】記録媒体とヘッドとの間の隙間の変動を抑制し、信頼性の向上を図ることが可能なディスク装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、ディスク装置は、ディスク状の記録媒体と、ライトヘッド、リードヘッド、および記録媒体との間の隙間を調整するヒータを有する磁気ヘッドと、磁気ヘッドを支持するサスペンションアッセンブリと、前記サスペンションアッセンブリに設けられた圧電素子を含むマイクロアクチュエータと、圧電素子、駆動時のタッチダウン出力と圧電素子、非駆動時のタッチダウン出力との差に応じて前記圧電素子の駆動電圧を設定するコントローラと、を備えている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ディスク状の記録媒体と、
ライトヘッド、リードヘッド、および前記記録媒体との間の隙間を調整するヒータを有する磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドを支持するサスペンションアッセンブリと、
前記サスペンションアッセンブリに設けられた圧電素子を含むマイクロアクチュエータと、
前記圧電素子、駆動時のタッチダウン出力と前記圧電素子、非駆動時のタッチダウン出力との差に応じて前記圧電素子の駆動電圧を設定するコントローラと、
を備えるディスク装置。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記圧電素子、駆動時のタッチダウン出力をMA1、前記圧電素子、非駆動時のタッチダウン出力をMA2、前記差をΔMA、前記隙間の変動の目標値をBOMA、前記圧電素子の最大駆動電圧をVMaxとすると、
前記差ΔMAが前記目標値BOMAよりも大きい場合、前記コントローラは、前記BOMAと前記ΔMAとの比に前記最大駆動電圧VMaxを乗算した補正値Vmaを算出し、算出した補正値Vmaを前記圧電素子の最大駆動電圧VMaxとして設定する、請求項1に記載のディスク装置。
【請求項3】
それぞれ前記磁気ヘッドおよび前記圧電素子を有する複数のサスペンションアッセンブリを備え、
前記コントローラは、各サスペンションアッセンブリについて、前記圧電素子、駆動時のタッチダウン出力と前記圧電素子、非駆動時のタッチダウン出力との差に応じて前記圧電素子の駆動電圧を設定する、請求項1に記載のディスク装置。
【請求項4】
ディスク状の記録媒体と、
ライトヘッド、リードヘッド、および前記記録媒体との間の隙間を調整するヒータを有する磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドを支持するサスペンションアッセンブリと、
前記サスペンションアッセンブリに設けられた圧電素子を含むマイクロアクチュエータと、
前記圧電素子、駆動時のタッチダウン出力と前記圧電素子、非駆動時のタッチダウン出力との差に応じて、前記圧電素子の駆動による前記隙間の変動が目標値以下となる前記圧電素子の差分電圧クリップを設定するコントローラと、
を備えるディスク装置。
【請求項5】
それぞれ前記磁気ヘッドおよび前記圧電素子を有する複数のサスペンションアッセンブリを備え、
前記コントローラは、各サスペンションアッセンブリについて、前記圧電素子、駆動時のタッチダウン出力と前記圧電素子、非駆動時のタッチダウン出力との差に応じて、前記圧電素子の駆動による前記隙間の変動が目標値以下となる前記圧電素子の差分電圧クリップを設定する、請求項4に記載のディスク装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明の実施形態は、ディスク装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ディスク装置して、例えば、磁気ディスク装置は、磁気記録層を有する回転自在なディスク状の記録媒体と、記録媒体の磁気記録層に対してデータの記録、再生を行う磁気ヘッドと、を備えている。磁気ヘッドは、ヘッドアクチュエータにより、記録媒体の半径方向に移動可能に支持されている。近年、磁気ヘッドの位置を微調整するマイクロアクチュエータを備えた磁気ディスク装置が提案されている。
【0003】
磁気ディスク装置においては、記録密度、特に線記録密度向上のために、磁気ヘッドと記録媒体との間の隙間を小さく設定する必要がある。しかし、マイクロアクチュエータを駆動した場合、磁気ヘッドは、記録媒体のトラック方向(径方向)だけでなく、記録媒体の表面と交差する方向にも僅かに移動する。そのため、磁気ヘッドと記録媒体との間の隙間が変動し、所望の設定隙間を維持できない場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-190907号公報
米国特許第6,950,287号明細書
米国特許第10,014,027号明細書
米国特許第9,142,225号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施形態の課題は、記録媒体とヘッドとの間の隙間の変動を抑制し、信頼性の向上を図ることが可能なディスク装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、ディスク装置は、ディスク状の記録媒体と、ライトヘッド、リードヘッド、および前記記録媒体との間の隙間を調整するヒータを有する磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを支持するサスペンションアッセンブリと、前記サスペンションアッセンブリに設けられた圧電素子を含むマイクロアクチュエータと、前記圧電素子、駆動時のタッチダウン出力と前記圧電素子、非駆動時のタッチダウン出力との差に応じて前記圧電素子の駆動電圧を設定するコントローラと、を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)のトップカバーを分離して示す分解斜視図。
図2は、前記HDDにおける磁気ヘッド、サスペンション、磁気ディスクを概略的に示す側面図。
図3は、前記HDDにおけるアクチュエータアッセンブリの1つのヘッドサスペンションアッセンブリを示す斜視図。
図4は、前記ヘッドサスペンションアッセンブリの先端部の平面図。
図5は、前記HDDにおける磁気ヘッドのヘッド部を拡大して示す断面図。
図6は、コントローラを含む上記HDD全体の構成を概略的に示すブロック図。
図7は、前記磁気ヘッドの浮上状態を模式的に示す磁気ヘッドのヘッド部および磁気ディスクの側面図。
図8は、前記ヘッドサスペンションアッセンブリに設けられたマイクロアクチュエータの駆動電圧の調整動作を示すフローチャート。
図9は、前記マイクロアクチュエータの駆動電圧と周波数との関係(差分電圧クリップ)を模式的に示す図。
図10は、第2実施形態に係るHDDにおけるマイクロアクチュエータの駆動電圧の調整動作を示すフローチャート。
図11は、第3実施形態に係るHDDにおけるマイクロアクチュエータの駆動電圧の調整動作を示すフローチャート。
図12は、第3実施形態における、前記マイクロアクチュエータの駆動電圧と周波数との関係(差分電圧クリップ)を模式的に示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
下図面を参照しながら、実施形態に係るディスク装置ついて説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更であって容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略あるいは簡略化することがある。
【0009】
(第1実施形態)
ディスク装置の一例として、第1実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)について詳細に説明する。図1は、第1実施形態に係るHDDのトップカバーを分離して示す分解斜視図である。図2は、コントローラを含む上記HDD全体の構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、HDD11は、矩形状の筐体10を備えている。筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース12と、カバー(トップカバー)14と、を有している。ベース12は、矩形状の底壁12aと、底壁12aの周縁に沿って立設された側壁12bとを有し、例えば、アルミニウムにより一体に成形されている。カバー14は、例えば、ステンレスにより矩形板状に形成されている。カバー14は、複数のねじ13によりベース12の側壁12b上にねじ止めさ、ベース12の上部開口を気密に閉塞する。
【0010】
筐体10内には、ディスク状の記録媒体として複数枚、例えば、10枚の磁気ディスク18、および磁気ディスク18を支持および回転させるスピンドルモータ19が設けられている。スピンドルモータ19は、底壁12a上に配設されている。各磁気ディスク18は、例えば、直径95mm(3.5インチ)の円板状に形成された基板と、基板の上面および下面に形成された磁気記録層とを有している。各磁気ディスク18は、スピンドルモータ19のハブに互いに同軸的に嵌合されて、更に、クランプばね20によりクランプされている。これにより、磁気ディスク18は、ベース12の底壁12aと平行に位置した状態に支持されている。複数枚の磁気ディスク18は、スピンドルモータ19により所定の回転数で矢印B方向に回転される。なお、磁気ディスク18の搭載枚数は、10枚に限らず、9枚以下、あるいは、10枚以上、12枚以下としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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