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公開番号
2025091001
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023205937
出願日
2023-12-06
発明の名称
アイソレータ
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
H01F
27/00 20060101AFI20250611BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】トランスの電力効率を改善できるアイソレータを提供する。
【解決手段】一実施形態のアイソレータは、第1パッドPd1と、第2パッドPd2と、第1コイルCL1と、絶縁層と、第3パッドPd3と、第4パッドPd4と、第2コイルCL2とを備える。第1コイルは、第1配線41と第2配線42とを含む。第1コイルは、第1パッド及び第2パッドに接続される。第2コイルは、第3配線51と第4配線52とを含む。第2コイルは、絶縁層を介して第1コイルに対向するように配置される。第2コイルは、第3パッド及び第4パッドに接続される。第1配線及び第2配線は、第1パッドと第2パッドとの間に互いに並列に接続される。第3配線及び第4配線は、第3パッドと第4パッドとの間に互いに並列に接続される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
第1パッドと、
第2パッドと、
第1配線と第2配線とを含み、前記第1パッド及び前記第2パッドに接続される第1コイルと、
絶縁層と、
第3パッドと、
第4パッドと、
第3配線と第4配線とを含み、前記絶縁層を介して前記第1コイルに対向するように配置され、前記第3パッド及び前記第4パッドに接続される第2コイルと
を備え、
前記第1配線及び前記第2配線は、前記第1パッドと前記第2パッドとの間に互いに並列に接続され、
前記第3配線及び前記第4配線は、前記第3パッドと前記第4パッドとの間に互いに並列に接続される、
アイソレータ。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記第2配線の電気長は、前記第1配線の電気長に等しく、
前記第4配線の電気長は、前記第3配線の電気長に等しい、
請求項1記載のアイソレータ。
【請求項3】
前記第1パッドは、第1基部と、前記第1基部から第1方向に突出した第1突出部とを含み、
前記第2パッドは、第2基部と、前記第2基部から前記第1方向と交差する第2方向に突出した第2突出部とを含み、
前記第1配線は、前記第1パッドの前記第1基部に接続される第1端と、前記第2パッドの前記第2基部に接続される第2端とを有し、
前記第2配線は、前記第1パッドの前記第1突出部に接続される第3端と、前記第2パッドの前記第2突出部に接続される第4端とを有し、
前記第3パッドは、第3基部と、前記第3基部から前記第1方向に突出した第3突出部とを含み、
前記第4パッドは、第4基部と、前記第4基部から前記第2方向に突出した第4突出部とを含み、
前記第3配線は、前記第3パッドの前記第3基部に接続される第5端と、前記第4パッドの前記第4基部に接続される第6端とを有し、
前記第4配線は、前記第3パッドの前記第3突出部に接続される第7端と、前記第4パッドの前記第4突出部に接続される第8端とを有する、
請求項2記載のアイソレータ。
【請求項4】
前記第1配線は、上面視で前記第1端から第1回転方向に且つ外側に向かう渦巻き形状を有し、
前記第2配線は、前記第1配線と離間しており、上面視で前記第3端から前記第1回転方向に且つ外側に向かう渦巻き形状を有し、
前記第3配線は、上面視で前記第5端から前記第1回転方向に且つ外側に向かう渦巻き形状を有し、
前記第4配線は、前記第3配線と離間しており、上面視で前記第7端から前記第1回転方向に且つ外側に向かう渦巻き形状を有する、
請求項3記載のアイソレータ。
【請求項5】
前記第2配線の電気長は、前記第1配線及び前記第2配線を流れる電流の波長のN倍の長さ(Nは1以上の整数)と前記第1配線の電気長との和に等しく、
前記第4配線の電気長は、前記第3配線及び前記第4配線を流れる電流の波長のN倍の長さ(Nは1以上の整数)と前記第3配線の電気長との和に等しい、
請求項1記載のアイソレータ。
【請求項6】
第5パッドと、
第5配線と、
第6パッドと、
第6配線と
を更に備え、
前記第1配線は、前記第1パッドに接続される第1端と、前記第2パッドに接続される第2端とを有し、
前記第2配線は、前記第1パッドに接続される第3端と、前記第2パッドに接続される第4端とを有し、
前記第1配線の前記第2端は、前記第5パッド及び前記第5配線を介して前記第2パッドに接続され、
前記第2配線と前記第5配線とは互いに離間し且つ垂直に交差し、
前記第3配線は、前記第3パッドに接続される第5端と、前記第4パッドに接続される第6端とを有し、
前記第4配線は、前記第3パッドに接続される第7端と、前記第4パッドに接続される第8端とを有し、
前記第3配線の前記第6端は、前記第6パッド及び前記第6配線を介して前記第4パッドに接続され、
前記第4配線と前記第6配線とは互いに離間し且つ垂直に交差する、
請求項5記載のアイソレータ。
【請求項7】
前記第1配線は、上面視で前記第1端から第1回転方向に且つ外側に向かう渦巻き形状を有し、
前記第2配線は、前記第1配線と離間しており、上面視で前記第3端から前記第1回転方向に且つ外側に向かう渦巻き形状を有し、
前記第3配線は、上面視で前記第5端から前記第1回転方向に且つ外側に向かう渦巻き形状を有し、
前記第4配線は、前記第3配線と離間しており、上面視で前記第7端から前記第1回転方向に且つ外側に向かう渦巻き形状を有する、
請求項6記載のアイソレータ。
【請求項8】
前記第1配線の太さは、前記第2配線の太さよりも細く、
前記第3配線の太さは、前記第4配線の太さよりも細い、
請求項5記載のアイソレータ。
【請求項9】
前記第2配線は、前記第1配線と同じ層に設けられ、
前記第4配線は、前記第3配線と同じ層に設けられる、
請求項1記載のアイソレータ。
【請求項10】
前記第1パッド及び前記第2パッドを介して前記第1コイルに接続される第1半導体チップと、
前記第3パッド及び前記第4パッドを介して第2コイルに接続される第2半導体チップと
を更に備える、
請求項1記載のアイソレータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、アイソレータに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
送信側回路と受信側回路との間を絶縁した状態で、送信側回路から受信側回路へ信号を伝送するアイソレータが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-267512号公報
特開2004-95777号公報
特許第6900101号公報
特許第3942264号公報
特許第6233716号公報
特許第4895039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
トランスの電力効率を改善できるアイソレータを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係るアイソレータは、第1パッドと、第2パッドと、第1コイルと、絶縁層と、第3パッドと、第4パッドと、第2コイルとを備える。第1コイルは、第1配線と第2配線とを含む。第1コイルは、第1パッド及び第2パッドに接続される。第2コイルは、第3配線と第4配線とを含む。第2コイルは、絶縁層を介して第1コイルに対向するように配置される。第2コイルは、第3パッド及び第4パッドに接続される。第1配線及び第2配線は、第1パッドと第2パッドとの間に互いに並列に接続される。第3配線及び第4配線は、第3パッドと第4パッドとの間に互いに並列に接続される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係るアイソレータの平面レイアウトの一例を示す平面図。
第1実施形態に係るアイソレータの断面構造の一例を示す、図1のS1-S1線に沿った断面図。
第1実施形態に係るアイソレータに含まれる配線板内の1次回路の平面レイアウトの一例を示す平面図。
2つの配線を流れる電流の位相のずれにより発生する磁束の打消しを説明する図。
第1実施形態に係るアイソレータに含まれる配線板内の2次回路の平面レイアウトの一例を示す平面図。
第1実施形態に係るアイソレータに含まれる配線板の構造の一例を示す斜視図。
第1実施形態に係るアイソレータに含まれる配線板の断面構造の一例を示す、図6のS2-S2線に沿った断面図。
第1実施形態に係るアイソレータに含まれる配線板の断面構造の一例を示す、図6のS3-S3線に沿った断面図。
第2実施形態に係るアイソレータに含まれる配線板内の1次回路の平面レイアウトの一例を示す平面図。
第2実施形態に係るアイソレータに含まれる配線板内の2次回路の平面レイアウトの一例を示す平面図。
第2実施形態に係るアイソレータに含まれる配線板の構造の一例を示す斜視図。
第2実施形態に係るアイソレータに含まれる配線板の断面構造の一例を示す、図11のS4-S4線に沿った断面図。
第2実施形態に係るアイソレータに含まれる配線板の断面構造の一例を示す、図11のS5-S5線に沿った断面図。
第2実施形態に係るアイソレータに含まれる配線板の断面構造の一例を示す、図11のS6-S6線に沿った断面図。
第2実施形態の変形例に係るアイソレータの平面レイアウトの一例を示す平面図。
第2実施形態の変形例に係るアイソレータの断面構造の一例を示す、図15のS7-S7線に沿った断面図。
第2実施形態の変形例に係るアイソレータの断面構造の一例を示す、図15のS8-S8線に沿った断面図。
第2実施形態の変形例に係るアイソレータに含まれる配線板内の1次回路の平面レイアウトの一例を示す平面図。
第2実施形態の変形例に係るアイソレータに含まれる配線板内の2次回路の平面レイアウトの一例を示す平面図。
第2実施形態の変形例に係るアイソレータに含まれる配線板の構造の一例を示す斜視図。
第2実施形態の変形例に係るアイソレータに含まれる配線板の断面構造の一例を示す、図20のS9-S9線に沿った断面図。
第2実施形態の変形例に係るアイソレータに含まれる配線板の断面構造の一例を示す、図20のS10-S10線に沿った断面図。
第2実施形態の変形例に係るアイソレータに含まれる配線板の断面構造の一例を示す、図20のS11-S11線に沿った断面図。
第1実施形態の変形例に係るアイソレータに含まれる配線板内の1次回路の平面レイアウトの一例を示す平面図。
第1実施形態の変形例に係るアイソレータに含まれる配線板内の2次回路の平面レイアウトの一例を示す平面図。
第1実施形態の変形例に係るアイソレータに含まれる配線板の構造の一例を示す斜視図。
第1実施形態の変形例に係るアイソレータに含まれる配線板の断面構造の一例を示す、図26のS12-S12線に沿った断面図。
第1実施形態の変形例に係るアイソレータに含まれる配線板の断面構造の一例を示す、図26のS13-S13線に沿った断面図。
第1実施形態の変形例に係るアイソレータに含まれる配線板の断面構造の一例を示す、図26のS14-S14線に沿った断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態について図面を参照して説明する。図面の寸法及び比率は、必ずしも現実のものと同一とは限らない。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素は同一符号を付され、繰り返しの説明は省略される場合がある。同様の構成を有する要素同士を特に区別する場合、同一符号の末尾に、互いに異なる文字または数字を付加する場合がある。また、ある実施形態についての記述は全て、明示的にまたは自明的に排除されない限り、別の実施形態の記述としても当てはまる。
【0008】
1.第1実施形態
第1実施形態に係るアイソレータについて説明する。以下では、送信側回路と受信側回路との間を絶縁した状態で、送信側回路に接続されたコイルと受信側回路に接続されたコイルとを磁気的に結合することによって、送信側回路から受信側回路へ信号を伝送可能なデジタルアイソレータを例に挙げて説明する。
【0009】
1.1 アイソレータの構造
アイソレータの構造について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、アイソレータの平面レイアウトの一例を示す平面図である。図2は、アイソレータの断面構造の一例を示す、図1のS1-S1線に沿った断面図である。
【0010】
アイソレータ1は、例えば、半導体パッケージである。図1及び図2に示すように、アイソレータ1は、ダイパッド10及び20、半導体チップ11及び21、リード15及び25、フレーム30a及び30b、トランスTR、並びに絶縁部材100を含む。なお、図1では、絶縁部材100の図示は省略されている。
(【0011】以降は省略されています)
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