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公開番号
2025075144
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186105
出願日
2023-10-31
発明の名称
ケーブル点検車
出願人
本州四国連絡高速道路株式会社
,
本四高速道路ブリッジエンジ株式会社
代理人
個人
主分類
E01D
22/00 20060101AFI20250508BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】 本発明は、ハンドロープ上を円滑に走行しながら、メインケーブルの周面を撮影し、撮影された画像に基づき、メインケーブルの表面に生じた損傷を容易に見つけることができるケーブル点検車を提供する。
【解決手段】 本発明のケーブル点検車は、台車本体1と、台車本体1に設けられた一対の車輪2であって、吊り橋のメインケーブルMに支持部材Cを介して支持されてメインケーブルMの上方にてメインケーブルMに沿って配設された一対のハンドロープE上を走行する一対の車輪2と、車輪2とハンドロープEを挟持して走行時に車輪2がハンドロープEから脱輪することを防止すると共に、支持部材Cの通過時に上記ハンドロープEから離間してハンドロープEの挟持を解除して支持部材Cから退避可能な挟持ローラー4と、メインケーブルMを撮影する複数台の撮影機器Fとを備えている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
台車本体と、
上記台車本体に設けられた一対の車輪であって、吊り橋のメインケーブルに支持部材を介して支持されて上記メインケーブルの上方にて上記メインケーブルに沿って配設された一対のハンドロープ上を走行する一対の車輪と、
上記一対の上記車輪と共になって上記ハンドロープを挟持して走行時に上記車輪が上記ハンドロープから脱輪することを防止すると共に、上記支持部材の通過時に上記ハンドロープから離間して上記ハンドロープの挟持を解除して上記支持部材から退避可能な挟持ローラーと、
上記メインケーブルを撮影する複数台の撮影機器とを備えていることを特徴とするケーブル点検車。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
上記複数台の撮影機器によって撮影された画像の合成画像は、上記メインケーブルをその周方向に展開した展開図を示していることを特徴とする請求項1に記載のケーブル点検車。
【請求項3】
上記台車本体に設けられ、上記ハンドロープを常態において挟持して上記ハンドロープ上における上記車輪の走行を不能とする一方、解除操作中、上記ハンドロープの挟持を解除して上記ハンドロープ上における上記車輪の走行を可能とするデッドマンブレーキを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のケーブル点検車。
【請求項4】
上記複数台の撮影機器は、上記メインケーブルの周面を周方向に分割して分割領域を形成し、上記複数台の撮影機器をそれぞれ、上記分割領域の何れかの撮影に割り当てていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のケーブル点検車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブル点検車に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、海峡や河川などに掛け渡される橋梁として吊り橋が用いられている。吊り橋は、海峡や河川に掛け渡されているので、常に風雨にさらされており、吊り橋を構成している部材には、さびや亀裂などの損傷が生じやすい。
【0003】
特に、吊り橋のメインケーブルは、橋桁の荷重をハンガーロープを介して主塔及び大地に伝達するものであり、メインケーブルは吊り橋の構造上、極めて重要な部材である。メインケーブルは、多数の金属製のワイヤを束ねて構成されており、束ねられたワイヤは、被覆部材によって全面的に被覆されている。
【0004】
メインケーブルの被覆部材に錆や亀裂などの損傷が生じると、内部に収納しているワイヤにもさびなどの損傷が生じる虞れがあり、橋梁の安全性に影響を及ぼすため、メインケーブルは、定期的に点検されている。
【0005】
特許文献1には、橋梁のケーブルに沿って移動し、該ケーブルの外観を点検する点検装置であって、(a)内部に該ケーブルを挿通させる挿通空間を有し、該ケーブルを囲繞するフレームと、(b)該フレームに取り付けられ回転によって推力を発生させる回転翼と、(c)該フレームに取り付けられ内向きに突出させたガイド部材を、周方向の複数箇所に配置した位置決め手段と、(d)該フレームに取り付けられた複数の撮像手段と、を備えている点検装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-141662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記点検装置は、その使用にあたって、フレームを分割して開放し、フレーム内にケーブルを挿通させた状態とする必要がある。吊り橋のメインケーブルには、ハンガーロープや、ハンドロープを支持する支持部材が取り付けられているので、ハンガーロープ又は支持部材に到達するたびに、点検装置をメインケーブルから取り外した後、ハンガーロープ又は支持部材を回避した所から再度、フレーム内にケーブルを挿通させた状態とする必要があり、煩雑な作業が必要である。
【0008】
又、上記点検装置は、回転翼による推力によって走行するものであり、吊り橋は、海峡や河川などの強風が生じるやすい場所にあり、回転翼による推力が強風の影響を受け、回転翼からフレームに伝達される推力に偏りが生じ、点検装置がケーブルに沿って円滑に走行できないことがあるという問題点を有する。
【0009】
本発明は、ハンドロープ上を円滑に走行しながら、メインケーブルの周面を撮影し、撮影された画像に基づき、メインケーブルの表面に生じた錆や亀裂などの損傷を容易に見つけることができるケーブル点検車を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のケーブル点検車は、
台車本体と、
上記台車本体に設けられた一対の車輪であって、吊り橋のメインケーブルに支持部材を介して支持されて上記メインケーブルの上方にて上記メインケーブルに沿って配設された一対のハンドロープ上を走行する一対の車輪と、
上記一対の車輪と共になって上記ハンドロープを挟持して走行時に上記車輪が上記ハンドロープから脱輪することを防止すると共に、上記支持部材の通過時に上記ハンドロープから離間して上記ハンドロープの挟持を解除して上記支持部材から退避可能な挟持ローラーと、
上記メインケーブルを撮影する複数台の撮影機器とを備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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