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公開番号2025076207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023188039
出願日2023-11-01
発明の名称通信装置、通信方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04W 28/16 20090101AFI20250508BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 複数のアクセスポイントが協調して端末へ無線フレームを送信するための設定を適切に実行することを目的の1つとする。
【解決手段】 IEEE802.11規格に準拠した通信を行う通信装置であって、第1のBasic Service Set(BSS)を構築する構築手段と、第1の他の通信装置と協調して第2の他の通信装置へ無線フレームを送信する手段と、を有し、前記第1の他の通信装置と協調して前記第2の他の通信装置へ前記無線フレームを送信する場合に、前記無線フレームのBSS colorフィールドに、前記前記第1のBSSにおけるBSS colorの値および前記第2の他の通信装置の構築する第2のBSSにおけるBSS colorの値とは異なる値が設定されること特徴とする。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
IEEE802.11規格に準拠した通信を行う通信装置であって、
第1のBasic Service Set(BSS)を構築する構築手段と、
第1の他の通信装置と協調して第2の他の通信装置へ無線フレームを送信する送信手段と、を有し、
前記第1の他の通信装置と協調して前記第2の他の通信装置へ前記無線フレームを送信する場合に、前記無線フレームのBSS colorフィールドに、前記第1のBSSにおけるBSS colorの値および前記第2の他の通信装置の構築する第2のBSSにおけるBSS colorの値とは異なる値が設定されることを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記無線フレームのBSS colorフィールドに設定する前記値を前記第1の他の通信装置に通知する通知手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記通知手段による通知はTrigger frameフレームを用いて行われることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記Trigger frameフレームには前記無線フレームを受信するまでの処理時間に関するPadding情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
【請求項5】
前記無線フレームのBSS colorフィールドに設定する前記値を前記第1の他の通信装置から取得する取得手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項6】
前記取得手段による取得はTrigger frameフレームを用いて行われることを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
【請求項7】
前記Trigger frameフレームには前記無線フレームを送受信するまでの処理時間に関するPadding情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
【請求項8】
前記無線フレームのBSS colorフィールドに設定する前記値を前記第2の他の通信装置に通知する通知手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項9】
前記通知手段による通知はBeaconフレーム、Association Responseフレーム、Probe Responseフレーム、Triggerフレームのうちの少なくとも1つを用いて行われることを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
【請求項10】
IEEE802.11規格に準拠した通信を行う通信装置であって、
第1のBasic Service Set(BSS)を構築する構築手段と、
第1の他の通信装置と協調して第2の他の通信装置へ無線フレームを送信する送信手段と、を有し、
前記第1の他の通信装置と協調して前記第2の他の通信装置へ前記無線フレームを送信する場合に、前記無線フレームの第1のBSS colorフィールドに、前記第1のBSSにおけるBSS colorの値が設定され、前記無線フレームの第2のBSS colorフィールドに、前記第2のBSSにおけるBSS colorの値が設定されることを特徴とする通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線LANにおける通信制御技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、通信されるデータ量の増加に伴い、無線LAN(Local Area Network)等の通信技術の開発が進められている。無線LANの主要な通信規格として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格シリーズが知られている。IEEE802.11規格シリーズには、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be等の規格が含まれる(特許文献1)。
【0003】
例えばIEEE802.11be規格では、1台のAP(Access Point)が異なる複数の周波数チャネルを介して1台のSTA(Station)と複数のリンクを確立し、並行して通信を行うMulti-Link通信が検討されている。なお、二つ以上のリンクは同一周波数バンド(2.4GHz帯、3.6GHz帯、4.9及び5GHz帯、及び6GHz帯のいずれか)から二つ以上を選択しても良いし、異なる周波数バンドからそれぞれ選択しても良い。Multi-Linkに対応したAPやSTAのことをAP MLD(Multi-Link Device)やSTA MLDと呼ぶ。
【0004】
また、IEEE802.11be規格の後継規格であるIEEE802.11bn規格ではMulti AP通信を用いてユーザビリティを向上させるための手法が検討されている。
【0005】
例えば、複数の送信および受信アンテナを同時刻、同チャンネルで使用するMIMO(multi-user multi-output)と呼ばれる技術を基礎とした分散MIMO技術が挙げられる。分散MIMOでは、複数のAPと複数のSTAが存在している環境において、AP間でグループを形成して通信状態や各APの状態についての情報を共有し、同じタイミングで複数のAPから並行してSTAにデータが送られる。複数のAPが協調送信(Joint Transmission)をすることで単一APの場合と比べて空間ストリーム数を増やすことができるため、スループットの向上が期待される。
【0006】
また他の例として、協調ビームフォーミングと呼ばれる技術が挙げられる。APがBSS(Basic Service Set)中にあるSTAにデータ送信する際に、そのデータを送信したいSTA方向のアンテナゲインが大きく、かつ他APのBSS中にあるSTA方向のアンテナゲインが低くなるアンテナパターンを用いる。複数AP間で、STAの位置など環境情報に基づいてアンテナパターンの設定、送信電力の調整、スケジューリングを行うことで、BSS間の干渉を低減することができる。
【0007】
また他の例として、複数のAPが時分割により別々のタイミングでSTAへデータを送信することで、時間ダイバーシチ、空間ダイバーシチの効果によりSTAにおける受信品質を向上させる技術が挙げられる。
【0008】
このような複数のAPがグループを形成して協調動作する通信技術はMulti-AP通信と呼ばれ、APは、全てのAPを管理する1台のCoordinatorAPと、CoordinatorAPの管理下で動作するCoordinatedAPとに分類される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2018-50133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
IEEE802.11ax以降の規格においては、BSS colorというBSSを識別する情報を用いることが規定されている。APであれば自身が形成するBSSのBSS colorの値を無線フレームのPHYプリアンブルのBSS colorフィールドに設定して送信する。またSTAであれば自身が接続しているAPのBSS colorの値を無線フレームのPHYプリアンブルのBSS colorフィールドに設定して送信する。STAは、自身が接続しているAPのBSS colorの値と同じ値がBSS colorフィールドに設定されている無線フレームを受信した場合、その無線フレームをIntra-BSSのフレームとして取り扱い処理するが、そうでない場合には無線フレームを破棄していた。一方、IEEE802.11bnでは、上述のようにMulti-AP通信を用いる場合に無線フレームのBSS colorをどのように設定すべきかが明確になっていない。
(【0011】以降は省略されています)

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