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公開番号
2025077584
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189886
出願日
2023-11-07
発明の名称
乗物用シートのシートクッション
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B60N
2/427 20060101AFI20250512BHJP(車両一般)
要約
【課題】、簡潔な構造で前突時に作動して着座乗員の前方移動を抑制してサブマリン現象の発生を防止する乗物用シートのシートクッションを提供する。
【解決手段】枠体部10の前側においてシート幅方向に延びて配設された揺動パネル支持パイプ16と、揺動パネル支持パイプ16に対し上下方向に揺動可能に取付けられた揺動パネル18と、常態時に揺動パネル18の揺動を止め乗物が急減速したとき揺動パネル18を揺動可能とするストッパ部材19と、を有する。揺動パネル18は枠体部10の前後方向中央部より前側に配置され、揺動パネル18の前後方向中央部より前側において揺動パネル支持パイプ16に取付けられている。乗物が急減速したとき揺動可能となった揺動パネル18の後傾斜部18bが着座乗員の前方移動によって下方に移動することにより前平坦部18aと前湾曲部18cが上方に移動して着座乗員の前方への移動を抑制する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
乗物用シートのシートクッションであって、
クッションフレーム本体の前側においてシート幅方向に延びて配設されたシャフトと、該シャフトに対し上下方向に揺動可能に取付けられたパネルと、常態時に該パネルの前記クッションフレーム本体に対する揺動を止めるとともに乗物が急減速したとき前記パネルを揺動可能とするストッパ部材と、を有し、
前記パネルは前記クッションフレーム本体の前後方向中央部より前側に配置されるとともに、前記パネルの前後方向中央部より前側において前記シャフトに取付けられており、
乗物が急減速したとき揺動可能となった前記パネルの前記シャフトより後側の部分である後部が着座乗員の前方移動によって下方に押圧されて移動することにより前記シャフトより前側の部分である前部が上方に移動して前記着座乗員の前方への移動を抑制する乗物用シートのシートクッション。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
請求項1において、前記パネルのシート幅方向の寸法は、前記着座乗員の骨盤のシート幅方向の寸法とほぼ等しい乗物用シートのシートクッション。
【請求項3】
請求項1又は請求項2において、前記ストッパ部材はシート幅方向に移動するピンと、乗物が急減速したとき作動して前記ピンを移動させるインフレータと、から成る乗物用シートのシートクッション。
【請求項4】
請求項1又は請求項2において、前記パネルの前記後部は、前記ストッパ部材により揺動不能とされた状態において、後下方に向かって傾斜する傾斜面である乗物用シートのシートクッション。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用シートのシートクッションに関する。詳しくは、前突時に作動して着座乗員の前方移動を抑制しサブマリン現象の発生を防止する乗物用シートのシートクッションに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の乗物のシートのシートクッションにおいて、前突等により衝撃を受けた際、着座乗員がシートベルトの拘束から離れ、シートから滑り落ちて、ダッシュボード下などに滑り込む現象であるサブマリン現象の発生を防止する機能を備えたものが知られている。特許文献1に開示された自動車用シートのシートクッションにおいては、シート位置調整機構と、前突時に着座乗員の沈み込みを防止する沈み込み防止機構と、を備えている。シート位置調整機構は、シート本体と共に移動する随伴部材を備えている。沈み込み防止機構は、随伴部材に結合された基部と、基部に保持されたばねと、通常時はばねに係合してばね力を蓄積した状態に保持し、ばねとの係合を解くことによりばね力を解放する保持部材と、前突時に保持部材とばねとの係合を解くトリガ部と、解放されたばね力に基づいて着座乗員の腿部を押し上げるように上昇する作動部と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-57039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された従来技術においては、作動部を上昇させるのにばね力を用いているので、部品点数が多く構造が複雑で大型化や質量の増加につながりやすいという問題があった。
【0005】
このような問題に鑑み本発明の課題は、簡潔な構造で前突時に作動して着座乗員の前方移動を抑制してサブマリン現象の発生を防止する乗物用シートのシートクッションを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1発明は、乗物用シートのシートクッションであって、クッションフレーム本体の前側においてシート幅方向に延びて配設されたシャフトと、該シャフトに対し上下方向に揺動可能に取付けられたパネルと、常態時に該パネルの前記クッションフレーム本体に対する揺動を止めるとともに乗物が急減速したとき前記パネルを揺動可能とするストッパ部材と、を有し、前記パネルは前記クッションフレーム本体の前後方向中央部より前側に配置されるとともに、前記パネルの前後方向中央部より前側において前記シャフトに取付けられており、乗物が急減速したとき揺動可能となった前記パネルの前記シャフトより後側の部分である後部が着座乗員の前方移動によって下方に押圧されて移動することにより前記シャフトより前側の部分である前部が上方に移動して前記着座乗員の前方への移動を抑制することを特徴とする。
【0007】
第1発明によれば、シャフトに対し上下方向に揺動可能に取付けられたパネルは、ストッパ部材により常態時には揺動を止められており、乗物が前突等により急減速したとき揺動可能とされる。そして、着座乗員の前方移動によってパネルのシャフトより後側の部分である後部が下方に押圧されて移動することによりシャフトより前側の部分である前部が上方に移動して着座乗員の前方への移動を抑制する。これによって、ばね力等の動力源を用いることのない簡潔な構造で着座乗員の前方移動を抑制してサブマリン現象の発生を防止することができる。
【0008】
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記パネルのシート幅方向の寸法は、前記着座乗員の骨盤のシート幅方向の寸法とほぼ等しいことを特徴とする。
【0009】
第2発明によれば、乗物が前突等により急減速したとき着座乗員の前方移動によって揺動可能となったパネルのシャフトより後側の部分に着座乗員からの力が充分伝達され、パネルの前側の部分が上方に着実に移動して着座乗員の前方への移動を抑制することができる。
【0010】
本発明の第3発明は、上記第1発明又は上記第2発明において、前記ストッパ部材はシート幅方向に移動するピンと、乗物が急減速したとき作動して前記ピンを移動させるインフレータと、から成ることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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