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公開番号
2025077886
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023190395
出願日
2023-11-07
発明の名称
台車
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62B
3/04 20060101AFI20250512BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】積載部に対してパレット上の物品を容易に且つ短時間で積み込みことができる台車を提供する。
【解決手段】本台車は、物品(部品箱B1)を積載可能な積載部2aを有する車体3と、積載部に対してパレットP上の物品を積み込むための積込機構11と、を備える。積込機構は、車体に前後方向A1に移動自在に支持されたスライダ12と、下部がスライダに揺動自在に支持された操作レバー13と、を有し、操作レバーの下部には、パレット上の物品と係合可能な係合部17が設けられている。そして、操作レバーを操作することで、係合部の係合によりパレット上の物品を積載部へ引き込む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物品を積載可能な積載部を有する車体と、
前記積載部に対してパレット上の物品を積み込むための積込機構と、を備え、
前記積込機構は、前記車体に前後方向に移動自在に支持されたスライダと、下部が前記スライダに揺動自在に支持された操作レバーと、を有し、
前記操作レバーの下部には、前記パレット上の物品と係合可能な係合部が設けられており、
前記操作レバーを操作することで、前記係合部の係合により前記パレット上の物品を前記積載部へ引き込むことを特徴とする台車。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記パレットに対して前記積載部上の物品を積み降ろすための積降機構を備え、
前記積降機構は、前記車体に前後方向に移動自在に支持されたプッシャーと、前記車体に変位自在に支持された変位操作部と、前記変位操作部に設けられた滑車と、前記車体と前記プッシャーとを前記滑車を介して連繋する索状物と、を有し、
前記変位操作部を操作することで、前記索状物の牽引により前記プッシャーを前方へ移動させて前記プッシャーで前記積載部上の物品を前方へ押し出す請求項1に記載の台車。
【請求項3】
前記積込機構は、前記積載部上の物品の落下を防止するための落下防止部を有し、
前記落下防止部は、後端側が前記車体に揺動自在に支持された揺動バーと、前記揺動バーの前端側に設けられたストッパと、前記ストッパが前記積載部の上面から突出する方向に前記揺動バーを付勢する付勢部と、を有し、
前記スライダには、前記揺動バーと係合する係合部が設けられており、
前記スライダが前方へ移動することで、前記係合部と前記揺動バーの係合により、前記付勢部の付勢力に抗して、前記ストッパが前記積載部の上面から没入する方向に前記揺動バーを揺動させる請求項1に記載の台車。
【請求項4】
前記積降機構は、前記積載部上の物品の落下を防止するための落下防止部を有し、
前記落下防止部は、後端側が前記車体に揺動自在に支持された揺動バーと、前記揺動バーの前端側に設けられたストッパと、前記ストッパが前記積載部の上面から突出する方向に前記揺動バーを付勢する付勢部と、を有し、
前記プッシャーには、前記揺動バーと係合する係合部が設けられており、
前記プッシャーが前方へ移動することで、前記係合部と前記揺動バーの係合により、前記付勢部の付勢力に抗して、前記ストッパが前記積載部の上面から没入する方向に前記揺動バーを揺動させる請求項2に記載の台車。
【請求項5】
前記落下防止部は、前記揺動バーの揺動を規制するための揺動規制部を有し、
前記揺動規制部は、前記車体に前後方向に移動自在に支持されたロックピンと、前記ロックピンを前記車体の前端面から突出する方向に付勢する付勢部と、前記ロックピンに設けられた受け台と、を有し、
前記揺動バーには、前記受け台と係合する係合部が設けられており、
前記ロックピンが前記車体の前端面から突出した突出状態であるときに、前記受け台と前記係合部の係合により前記揺動バーの揺動を規制し、
前記ロックピンが前記パレットに当接して前記突出状態から後退することで、前記受け台と前記係合部の係合が解除されて前記揺動バーの揺動規制を解除する請求項3又は4に記載の台車。
【請求項6】
前記台車の走行を規制するための走行規制機構を備え、
前記走行規制機構は、ストッパ部と、前記ストッパ部を作動させるための作動操作部と、を有し、
前記ストッパ部は、前記車体に取り付けられた本体と、前記本体に昇降自在に支持されたストッパシャフトと、前記ストッパシャフトの昇降位置を拘束するロック部材と、前記ストッパシャフトを上昇方向に付勢する付勢部と、を有し、
前記作動操作部は、前記車体に取り付けられた本体と、前記本体に昇降自在に支持された第1シャフトと、前記第1シャフトの下端部に揺動自在に支持された第2シャフトと、を有し、
前記第1シャフトには、前記ストッパシャフトの上端部と当接する当接部が設けられており、
前記第2シャフトには、前記ロック部材と係合可能な係合部が設けられており、
前記第2シャフトの下端部には、足で操作するためのペダル部が設けられており、
前記ストッパシャフトが床面から離間した状態より、前記ペダル部の操作により前記第1シャフト及び前記第2シャフトを下降させることで、前記当接部の当接により前記ストッパシャフトを床面に接地させ、
前記ストッパシャフトが床面に接地した状態より、前記ペダル部の操作により前記第2シャフトを揺動させることで、前記係合部が前記ロック部材と係合して前記ストッパシャフトの昇降位置の拘束を解除して前記ストッパシャフトを床面から離間させる請求項1に記載の台車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は物品を運ぶための台車に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、パレット上の物品を台車へ積み込んだり、台車上の物品をパレットへ積み降ろしたりすることが行われている。積込作業としては、例えば、図19(a)に示すように、パレットP上に段積みされた複数の部品箱B1を1つずつ台車100上へ載せる作業が知られている。また、積降作業としては、例えば、図19(b)に示すように、台車100上に段積みされた複数の空の部品箱B2を1つずつパレットP上へ降ろす作業が知られている。なお、パレットP上の部品箱B1は、部品が収容されており、比較的重いもの(例えば、1箱で約10kg等)であることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-108179号公報
特開2016-055995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記積込作業では、パレットP上の比較的重い部品箱B1を1つずつ台車100へ載せているので、重労働であり且つ時間のかかる作業となる。特に、パレットP上の高い位置にある部品箱B1を低い位置にある台車100に載せることは辛い作業姿勢となる。さらに、上記積降作業でも、台車100上の空の部品箱B2を1つずつパレットP上に降ろしているので、時間のかかる作業となる。
【0005】
なお、特許文献1及び2には、電動式の荷役機構を用いて、台車に対して物品を積み込んだり、積み降ろしたりする技術が開示されている。
【0006】
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、積載部に対してパレット上の物品を容易に且つ短時間で積み込みことができる台車を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的に加えて、パレットに対して積載部上の物品を容易に且つ短時間で積み降ろすことができる台車を提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は以下の通りである。
1.物品を積載可能な積載部を有する車体と、
前記積載部に対してパレット上の物品を積み込むための積込機構と、を備え、
前記積込機構は、前記車体に前後方向に移動自在に支持されたスライダと、下部が前記スライダに揺動自在に支持された操作レバーと、を有し、
前記操作レバーの下部には、前記パレット上の物品と係合可能な係合部が設けられており、
前記操作レバーを操作することで、前記係合部の係合により前記パレット上の物品を前記積載部へ引き込むことを特徴とする台車。
2.前記パレットに対して前記積載部上の物品を積み降ろすための積降機構を備え、
前記積降機構は、前記車体に前後方向に移動自在に支持されたプッシャーと、前記車体に変位自在に支持された変位操作部と、前記変位操作部に設けられた滑車と、前記車体と前記プッシャーとを前記滑車を介して連繋する索状物と、を有し、
前記変位操作部を操作することで、前記索状物の牽引により前記プッシャーを前方へ移動させて前記プッシャーで前記積載部上の物品を前方へ押し出す上記1.に記載の台車。
3.前記積込機構は、前記積載部上の物品の落下を防止するための落下防止部を有し、
前記落下防止部は、後端側が前記車体に揺動自在に支持された揺動バーと、前記揺動バーの前端側に設けられたストッパと、前記ストッパが前記積載部の上面から突出する方向に前記揺動バーを付勢する付勢部と、を有し、
前記スライダには、前記揺動バーと係合する係合部が設けられており、
前記スライダが前方へ移動することで、前記係合部と前記揺動バーの係合により、前記付勢部の付勢力に抗して、前記ストッパが前記積載部の上面から没入する方向に前記揺動バーを揺動させる上記1.に記載の台車。
4.前記積降機構は、前記積載部上の物品の落下を防止するための落下防止部を有し、
前記落下防止部は、後端側が前記車体に揺動自在に支持された揺動バーと、前記揺動バーの前端側に設けられたストッパと、前記ストッパが前記積載部の上面から突出する方向に前記揺動バーを付勢する付勢部と、を有し、
前記プッシャーには、前記揺動バーと係合する係合部が設けられており、
前記プッシャーが前方へ移動することで、前記係合部と前記揺動バーの係合により、前記付勢部の付勢力に抗して、前記ストッパが前記積載部の上面から没入する方向に前記揺動バーを揺動させる上記2.に記載の台車。
5.前記落下防止部は、前記揺動バーの揺動を規制するための揺動規制部を有し、
前記揺動規制部は、前記車体に前後方向に移動自在に支持されたロックピンと、前記ロックピンを前記車体の前端面から突出する方向に付勢する付勢部と、前記ロックピンに設けられた受け台と、を有し、
前記揺動バーには、前記受け台と係合する係合部が設けられており、
前記ロックピンが前記車体の前端面から突出した突出状態であるときに、前記受け台と前記係合部の係合により前記揺動バーの揺動を規制し、
前記ロックピンが前記パレットに当接して前記突出状態から後退することで、前記受け台と前記係合部の係合が解除されて前記揺動バーの揺動規制を解除する上記3.又は4.に記載の台車。
6.前記台車の走行を規制するための走行規制機構を備え、
前記走行規制機構は、ストッパ部と、前記ストッパ部を作動させるための作動操作部と、を有し、
前記ストッパ部は、前記車体に取り付けられた本体と、前記本体に昇降自在に支持されたストッパシャフトと、前記ストッパシャフトの昇降位置を拘束するロック部材と、前記ストッパシャフトを上昇方向に付勢する付勢部と、を有し、
前記作動操作部は、前記車体に取り付けられた本体と、前記本体に昇降自在に支持された第1シャフトと、前記第1シャフトの下端部に揺動自在に支持された第2シャフトと、を有し、
前記第1シャフトには、前記ストッパシャフトの上端部と当接する当接部が設けられており、
前記第2シャフトには、前記ロック部材と係合可能な係合部が設けられており、
前記第2シャフトの下端部には、足で操作するためのペダル部が設けられており、
前記ストッパシャフトが床面から離間した状態より、前記ペダル部の操作により前記第1シャフト及び前記第2シャフトを下降させることで、前記当接部の当接により前記ストッパシャフトを床面に接地させ、
前記ストッパシャフトが床面に接地した状態より、前記ペダル部の操作により前記第2シャフトを揺動させることで、前記係合部が前記ロック部材と係合して前記ストッパシャフトの昇降位置の拘束を解除して前記ストッパシャフトを床面から離間させる上記1.に記載の台車。
【発明の効果】
【0008】
本発明の台車によると、特定の積込機構を備え、操作レバーを操作することで、係合部の係合によりパレット上の物品を積載部へ引き込む。これにより、積載部に対してパレット上の物品を容易に且つ短時間で積み込みことができる。
さらに、特定の積降機構を備える場合は、変位操作部を操作することで、索状物の牽引によりプッシャーを前方へ移動させてプッシャーで積載部上の物品を前方へ押し出す。これにより、パレットに対して積載部上の物品を容易に且つ短時間で積み降ろすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施形態に係る台車を説明するための説明図であり、(a)は台車を模式的に示す側面図であり、(b)は台車の積込作業を示し、(c)は台車の積降作業を示す。
台車の平面図である。
実施形態に係る積込機構の平面図である。
図3のIV-IV線断面拡大図である。
図3のV矢視図であり、(a)は操作レバーの待機状態を示し、(b)は操作レバーの操作状態を示す。
実施形態に係る積降機構の平面図である。
図6のVII-VII線断面拡大図である。
図6のVIII矢視図であり、(a)は操作レバーの待機状態を示し、(b)は操作レバーの操作状態を示す。
図6のIX矢視図である。
実施形態に係る落下防止部及び揺動規制部の平面図である。
図10のXI-XI線断面拡大図である。
図10のXII矢視図であり、(a)は揺動バーの揺動の規制状態を示し、(b)(c)は揺動バーの揺動の規制解除状態を示す。
実施形態に係る走行規制機構の正面図であり、(a)はストッパ部と作動操作部の組付状態を示し、(b)はストッパ部と作動操作部の分離状態を示す。
走行規制機構の作用説明図であり、(a)は台車の走行の規制解除状態を示し、(b)は台車の走行の規制状態を示し、(c)は台車の走行の規制解除される直前の状態を示す。
走行規制機構の表示部の説明図であり、(a)は台車の走行の規制解除時の表示状態を示し、(b)は台車の走行規制時の表示状態を示す。
台車の積込作業を説明するための説明図であり、(a)(c)は台車及びパレットの平面図を示し、(b)(d)は(a)(c)の各側面図を示す。
台車の積降・積込作業を説明するための説明図であり、(a)(c)は台車及び作業テーブルの平面図を示し、(b)(d)は(a)(c)の各側面図を示す。
台車の積降作業を説明するための説明図であり、(a)(c)は台車及びパレットの平面図を示し、(b)(d)は(a)(c)の各側面図を示す。
従来の台車を説明するための説明図であり、(a)は台車の積込作業を示し、(b)は台車の積降作業を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
(【0011】以降は省略されています)
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