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公開番号2025078476
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023191078
出願日2023-11-08
発明の名称画像記録用組成物及びその製造方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09B 67/22 20060101AFI20250513BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】色調が変化しにくい画像を記録することが可能な、保存安定性に優れた画像記録用組成物を提供する。
【解決手段】黄色モノアゾ顔料と、黄色モノアゾ顔料とは異なる一般式(1)で表される化合物と、を含む顔料組成物を含有する画像記録用組成物である。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025078476000025.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">35</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> (一般式(1)中、R1は、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン化アルコキシ基、ハロゲン原子、又はニトロ基を表し、R2乃至R5は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基などを表す。但し、R1がハロゲン原子又はニトロ基である場合、R3又はR4はハロゲン化アルコキシ基である。R6~R10は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基などを表す)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
黄色モノアゾ顔料と、前記黄色モノアゾ顔料とは異なる下記一般式(1)で表される化合物と、を含む顔料組成物を含有することを特徴とする画像記録用組成物。
TIFF
2025078476000022.tif
35
170
(前記一般式(1)中、R

は、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン化アルコキシ基、ハロゲン原子、又はニトロ基を表し、R

乃至R

は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン化アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アシルオキシ基、カルバモイル基、N-アルキルカルバモイル基、又はアシルアミノ基を表す。但し、R

がハロゲン原子又はニトロ基である場合、R

又はR

はハロゲン化アルコキシ基である。R

~R
10
は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン化アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アシルオキシ基、又はアシルアミノ基を表す)
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記一般式(1)で表される化合物の含有量(質量%)が、前記黄色モノアゾ顔料の含有量(質量%)に対する質量比率で、0.001倍以上0.100倍以下である請求項1に記載の画像記録用組成物。
【請求項3】
前記一般式(1)中、R

がメトキシ基であり、R

~R
10
がいずれも水素原子である請求項1に記載の画像記録用組成物。
【請求項4】
前記一般式(1)中、R

がトリフルオロメチル基又はトリフルオロメトキシ基であり、R

及びR

がいずれも水素原子である請求項1に記載の画像記録用組成物。
【請求項5】
前記一般式(1)中、R

が塩素原子又はニトロ基であり、R

又はR

がトリフルオロメトキシ基であり、R

及びR

がいずれも水素原子である請求項1に記載の画像記録用組成物。
【請求項6】
前記顔料組成物が、その粒子表面がロジン類によって処理された表面処理物である請求項1に記載の画像記録用組成物。
【請求項7】
前記ロジン類の含有量(質量%)が、前記黄色モノアゾ顔料の含有量(質量%)に対する質量比率で、0.001倍以上0.050倍以下である請求項6に記載の画像記録用組成物。
【請求項8】
前記黄色モノアゾ顔料が、C.I.ピグメントイエロー74である請求項1に記載の画像記録用組成物。
【請求項9】
前記一般式(1)で表される化合物が前記黄色モノアゾ顔料の粒子表面に物理吸着して前記顔料組成物が形成されている請求項1に記載の画像記録用組成物。
【請求項10】
インクジェット用の水性インクである請求項1に記載の画像記録用組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像記録用組成物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インクジェット記録、電子写真、及び熱転写記録等の画像記録用の色材として、堅牢性の観点から顔料が広く用いられている。そして、黄色顔料としては黄色アゾ顔料が広く使用されている。ソルベントソルトミリングなどの手法で黄色アゾ顔料を微細化すると、発色性、色調、着色力、及び透明性などの諸物性の他、耐熱性及び耐光性が向上することが知られている。なかでも、インクジェット用のインクの場合、顔料の微細化によって諸特性が顕著に向上する。
【0003】
黄色アゾ顔料を微細化する際には、顔料の結晶成長を抑制するために、化学構造が類似した顔料誘導体(シナジスト)を顔料と併用することがある。顔料誘導体として、例えば、アルキル基やスルホン酸基などの種々の置換基を有するモノアゾ化合物を用いることが提案されている(特許文献1)。また、顔料誘導体として、ニトロ基と、塩素原子やメトキシ基などの置換基とを有するモノアゾ化合物を用いることが提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-70725号公報
特表2007-527458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、顔料誘導体の存在下で黄色モノアゾ顔料を微細化することについて検討した。その結果、置換基の種類及び置換位置が最適化されていない顔料誘導体を用いると、微細化が不十分になる、又は加熱などの処理によって顔料の粒子が成長しやすくなり、粒子径の維持が困難になることが判明した。結晶成長が抑制されていない顔料を用いると、記録される画像の色調が変化しやすくなり、画像の品位が低下しやすくなる。なかでも、インクジェット用のインクの場合、結晶成長の抑制が不十分な顔料を用いると画像の色調が顕著に変化することが分かった。
【0006】
また、本発明者らは、特許文献1及び2で提案された顔料誘導体の存在下で微細化した顔料を用いて顔料組成物を調製するとともに、この顔料組成物を含有するインクジェット用のインクで記録した画像について検討した。その結果、顔料の結晶成長抑制が不十分であるため、記録した画像の色調が変化しやすくなるとともに、保存後のインク中における顔料の粒子径が増大することが判明した。
【0007】
したがって、本発明の目的は、色調が変化しにくい画像を記録することが可能な、保存安定性に優れた画像記録用組成物を提供することにある。また、本発明の別の目的は、色調が変化しにくい画像を記録することが可能な、保存安定性に優れた画像記録用組成物の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的は、以下の本発明によって達成される。すなわち、本発明によれば、黄色モノアゾ顔料と、前記黄色モノアゾ顔料とは異なる下記一般式(1)で表される化合物と、を含む顔料組成物を含有することを特徴とする画像記録用組成物が提供される。
【0009】
TIFF
2025078476000001.tif
35
170
(前記一般式(1)中、R

は、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン化アルコキシ基、ハロゲン原子、又はニトロ基を表し、R

乃至R

は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン化アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アシルオキシ基、カルバモイル基、N-アルキルカルバモイル基、又はアシルアミノ基を表す。但し、R

がハロゲン原子又はニトロ基である場合、R

又はR

はハロゲン化アルコキシ基である。R

~R
10
は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン化アルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アシルオキシ基、又はアシルアミノ基を表す)
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、色調が変化しにくい画像を記録することが可能な、保存安定性に優れた画像記録用組成物を提供することができる。また、本発明によれば、色調が変化しにくい画像を記録することが可能な、保存安定性に優れた画像記録用組成物の製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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